「脱社畜の働き方」 の書籍レビューや10の書評と感想

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「脱社畜の働き方」という、サラリーマンにとって衝撃的な本を読みました。

今回はレビュー、感想、自分なりの考え方などを書いていきたいと思います。

脱社畜の働き方を読んで考えること。共感ポイントまとめ

私は就職氷河期世代ですが、この本は30代サラリーマンにも響きますね。

この本は、ただ単純に会社がイヤなので精神的逃避行動を取ろう!みたいな考え方じゃなくて、プライベートプロジェクトを持つことによる、リスクヘッジをとった方が、精神衛生的にいいですよ。という結論です。

では、行ってみましょう。

【1】経営者がよく言う、「経営者目線を持て!」は優秀な人向けの言葉じゃないってこと

著者の日野瑛太郎さんは、ズバリ斬っています。

日本の会社の多くは、従業員に経営者目線を以て仕事をすることを求めるが、それに応じて経営者並の仕事をしたとしても、給料はあくまで雇われの分しかもらえない。

経営者の近くで働く当方としては、経営者のそのような言葉は、優秀な社員に対して言っているのではなく、平均の社員やそれ以下の社員に言う言葉です。

優秀な社員は、その言葉に対し即座に適応しようと努力しますよね。

でも、業績を上げても何も起こりませんよ。

「ご苦労!」で終わりです。

で、自分たちはガッポリ給料をもらうのです。だって、経営者は従業員を働かせて利益を極大化するのが目的なので、若くて優秀な社員ほど損をすることになります。

優秀な雇われの身は、分かりやすい見返りがないので、だんだんがんばらなくなるのです。

がんばっても、どうせムダになるという訳。

【2】日本組織の同調圧力の不思議

おかしいことをおかしいと言えず、職場にはびこる同調圧力によって、終わりのない我慢大会が開催される。

これには、激しく同意です。

会社は我慢大会をやっています。東京の会社もそうなら、地方の会社も同じですね。

おかしいということをいったら、最後どうなるかわかりますか?

ということで、私の体験談からお話しますと、

私は入社3年くらいで、あまりのブラックさに、怒りが爆発し、社員集会の際に、発言したことがあります。

・こんなに休みもなく、働かされるとは思っていなかった。休みもなく、どこにも行くことができず、休みの日はただひたすら寝ている。

・しかも、これだけ働いてこの給料では結婚もできない。どうしてくれるんですか。

・私は働いた分だけ見合った給料が欲しいので、評価制度をきちんとして欲しい。それなら、もっとがんばる。

と言っています。

これは当時から考えれば、ものすごい思い切ったことを言ったと、今でも思っています。

集会では、幹部になだめられたものの、職場に戻ったら最後。

相当のイジメとパワハラを受けて、昼休みになると毎日車の中で泣きながら、こいつらには絶対に負けない!と思って歯を食いしばって、やってきました。

かれこれ、数年は続きましたね。我ながらよく耐えたものです。

おかしいと思うことは、絶対におかしいと言う。でも、自分の発言に責任を持つためには、その分巻き返しが必要なんです。

おかしいことは、おかしいと言いましょうよ。

【3】会社には帰属意識を持たない

会社に必要以上に帰属意識を持つということは、会社に強く依存するということでもあり、こういう生き方をするのは、これからの時代あまりにもハイリスクすぎる。

つまり、自分に会社を合わせすぎないということです。

会社の目的と、自分の将来を重ね合わせたとしましょう。

実績も出して、給料もアップし、自分は必要とされているし、会社も必要としているという状態があるかと思います。

でも、それってキケンです。

会社は手の平を返すように、すぐに切ってきますよ。あなたが上級幹部じゃなかったら特にです。

例えば、あなたは優秀な社員だからがんばって欲しいと、専務から言われれば、おっ!と思いますよね?

でも、状況が変われば一気に手のひら返すモンなのです。

他に優秀な人が出てきたら、そっちいっちゃいますよね。って、思ってた方がベター。

会社とは、一線をおいたクールな付き合いの方が、精神的ダメージが少ないのです。

相手が望むモノを提供できる時代は終わり、いかにシッポ切りをしたり、圧力をかけてくるのが会社なんだと思って間違いないですよ。

【4】会社は理不尽だらけ。これでいいんだろうか。

では、引用から。

理不尽なことに耐えることと、価値を生み出すことには何ら関連がないということである。

会社員はよく、給料は我慢料だ!と言われています。

まさにその通りで、若手の頃は、とにかく上司や先輩の暴言や理不尽に耐えてきたものです。

でも今は役職がついているので、さらにつらい立場にあります。

サラリーマンはいつまでたっても中間管理職であり、役員になれるのはごくわずか。
サラリーマンとして安定的に給料を手に入れるためには、組織のストレスは極限まで耐えなくてはなりません。

理不尽なことに耐えても、価値を生まず、利益を出さず、会社に貢献はしません。ただ、単純に組織の中での「人間ゲーム」の一部に過ぎないのです。

これは、サラリーマンを15年以上やってきた私でも、組織内のムダの1つと言えますね。

【5】人が幸せになることを「妬む」日本人

日本人は、自分以外の人が幸せになる状況に不寛容なんじゃないだろうか。

もう、まさにその通り。思い浮かぶのが、お局様ですよね。

たとえば、別部署の若い女性社員が、楽しそうに男性社員と話をしているとしましょう。

もう、それだけで嫉妬心をあおっているのです!

もう1つは、社内で何か賞賛を得たとしましょう。それだけで、もう嫉妬の嵐なんですよ。

なので、目立つ人、賞賛を得る人、若い女性は妬みの対象になるのが、日本社会です。

「人の不幸は蜜の味」といったものですが、日本人は傷をなめあって仲良くふるまうのが大好き。

人を出し抜いて、幸せになろうとする人は猛烈に足を引っ張られることになります。

私の経験では、仕事に失敗して、別部署の課長にヘルプを頼んだ時、

面と向かって「ざまあみろ」と言われたことがあります。

絶句しましたね。

【6】社畜は早く帰ると、怒りだす

社畜は先に帰る人を見て「あいつだけ先に帰りやがって」と思う。

脱社畜は「自分も早く仕事を終わらせて帰ろう」と思う。

前項と併せての話になりますが、早く帰るだけで妬まれることになります。

先輩・上司は、他に何か手伝いますか?という言葉を待っているのです。

私も部下を持つ立場にすれば当然うれしいことですが、個人的には自分の仕事が終われば早く帰って良し!

というか「残業しないで帰れ!」と言ったこともあります。

私自身残業が嫌いなので。

「あいつだけ早く帰りやがって」という妬みの感情を多く持つ日本人は、結局、気使いしすぎて長時間労働をせざるを得ない体質なのです。

【7】理不尽に働き続けるのか、それとも青い鳥を探し続けるのか?私たちはどっちなんだろうか。

「脱社畜」という言葉が、なんとも心に突き刺さる作品ですね。

第3弾の感想を体験ととともに、お話していきたいと思います。

本を読んでいくと、

「どこの会社も似たりよったりなんだよ。お前のところはまだいい。」ということを聞き、社会に絶望した。

という内容がありましたが、それも同感ですね。都内でも地方でも、同じ日本経済の上に乗っかっているし、人種は1つなので、結局みなさん同じような気持ちになり、同じような考え方をし、同じ言葉を内面に持ってるってこと。

それを抑圧するか、はっきりと述べるかの違いなんでしょうね。

では、いってみましょう。

【8】ハードワークを正当化できたのは、その先に見える「富」があったから

 ハードワークを正当化できるのは、その先に明確な「富」による見返りがある場合だけ。

長時間労働は、私が就職した当時はすごかったですよ。

でも、今ほど問題にはなりませんでした。ただ、少しづつ「あれ?おかしいぞ?」という風潮にはなっていきました。

それは、例えば長時間労働をしても、当たり前に残業手当がもらえたり、ボーナスががっぽりもらえたり、他の手当がもらえたり、がんばっても見返りがありました。

ただ、それは経済が右肩上がりで、業績が順調に伸びている時だけしか通用しないんですよ。

ハードワークを正当化できるような見返りがなかったり、期待値とのズレがあると、バーンアウト(燃え尽き症候群)になるのです。

(参考記事:私の燃え尽き症候群はこう治した!症状事例、回復、予防法まとめ

【9】プライベートプロジェクトで精神的に会社に依存しない!

著者の日野瑛太郎さんは、大学時代に起業をしていました。アプリゲームを開発する会社を友人と作ったものの、濃いユーザー層へのアフターや開発が進まずに、断念し解散をしています。

そのあと、泣く泣く就職活動をし、2年間のサラリーマン生活を送ったところ、100%オーナーシップを発揮できる起業家よりも「会社は何かおかしい」という違和感を感じていたそうです。

私は就職してから、かれこれ15年が経過し、中間管理職として部下も持つ立場にありますが、その気持ちはずっと封印していました。

逆に仕事を大量に抱え込むことによって、仕事がイヤでイヤで仕方ない気持ちを隠して、仕事をしていたんだと思います。

この書籍を読んで、改めて思うのは、

精神的に会社にどっぷり浸かると、力関係が変わって、会社に依存しだすってことです。

プライベートプロジェクトとは、100%オーナーシップ型の副業のことです。

【10】具体的にプライベートプロジェクトは何をすれば良いか?

具体的には、ブログを書く、webを作る、電子書籍を作る、スマホアプリ、スマホゲームを作ることなどがありますが、投資は少なければ少ないほど良いです。

サラリーマンの身分は安定していますが、高額な投資は危険です。

アパートのオーナーも流行りましたが、購入してリフォームするだけの資金を用意しなければならないので、キツイです。

それよりは、手元資金ゼロでもできる副業を選んだ方がいいでしょう。

プライベートプロジェクトの注意点は、受注型は止めること。100%オーナーシップでやれるものに限る。

と語っています。

受注生産や、時間を切り売りする仕事は、本業にも影響してきます。アルバイトも同じです。

月に1万円、2万円と稼げるようになれば、少しずつ会社と対等に働けるようになりますよ。

ぜひ、精神的に会社に依存しない、強い自分を作っていきましょう。

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色々な書籍レビューを書いています。

書籍・本のレビュー、感想、書評まとめ

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けぴお

けぴお

ブロガーイキルメディア・ラボ
新しい【生き方】×【働き方】を探求する「イキルメディア」の運営者。ブログメディアを運営しつつ、㈱KADOKAWA(角川出版)新ウェブメディア「スタディウォーカー」への寄稿や英国Adapt Worldwide社のプロジェクト参画、電子書籍出版など幅広く活動を展開中。ブロガー、ビジネスマン、アーティストで「人生アートに生きる」がモットー。 >>詳しいプロフィールはこちらです
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