管理職に向いていない人、向いている人を見極めるポイント19選

管理職 向いている人 向いていない人

私は、組織の管理職(本部の課長)を経験し、自分を含め、どのような人物が管理職に向いているのか、自分自身の経験と重ね合わせながら、ずっと考えてきました。

今回の記事では、

✔この記事で分かること

✔管理職を目指す人で、自分は管理職に向いているのか、向いていないのかを把握したい人

✔管理職がつらすぎて諦めてしまいそうな人

✔中小企業の人事担当者や経営者であり、管理職の登用を考える時のモノサシとして

管理職に向いている人、向かない人を整理していきます。

それでは、まとめていきたいと思います。

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管理職に向いていない人

初めに、「管理職に向いていない人」から説明していきましょう。

【1】リーダーシップが無い人

リーダーシップ

リーダーシップが無い人は、残念ながら管理職に向いていません。

管理職は、自分が先頭に立って方針や戦略を示し、部下を統率していかなければならないので、リーダー性は必要となってきます。

とはいえ、現実にはリーダーシップが無い人でも管理職になっています。

私もリーダーシップが無かったのですが、結果的にリーダー性が身に付いたので、後天的に身に付けることは可能だと思っています。

リーダーシップがない人は、性格もおとなしく、控えめの人が多いと思います。

その場合は、部下(課長代理、課長補佐、係長、主任)にリーダーシップのある人を置くことで、バランスを保つこともできるでしょう。

【2】行動力が無い人

行動力が無い人は、管理職に向いていません。

管理職になると、常に問題やトラブルなど様々な対応に日々迫られるようになります。

すぐに行動しなければ、問題が大きくなることもあります。

特に小さな組織ではマネジメント機能が低く、非常時の対応がマニュアル化されていないため、管理職が動かないと平社員は動きません。

「動けない」といった方が正しいと思います。

また、トラブルや問題だけでなく、営業などや交渉なども行動力が求められます。

管理職は率先した行動力を求められます。

ちなみに、

・すぐに動くタイプか、

・考えて動くタイプか、

これはどちらでも良く、結果的にきちんと動けるかが重要な部分です。

管理職の行動する姿を見て、初めて部下は動き出すことも覚えておきましょう。

【3】コミュニケーション能力が無い人

コミュニケーション能力が無い人は、残念ながら管理職には向いていません。

例えば、仕事はできるものの、コミュニケーション能力が低いと、人間関係の対立が多くなりトラブルが多くなります。

内部や外部の調整にヒビが入り、部下がしりぬぐいをすることになります。

ただ、私が管理職の経験してきた中で思ったことは、内部でも外部でも「ラインオーバーしてくる人」への対応です。

例えば、管理職同士で出世争いや縄張り争や、部下の下剋上、外部のプライドが高い高年齢者が、攻撃してくることがあります。

そのような場合、コミュニケーションをとろうとしても上手くいかないため、担当者を設定するなどの工夫が必要となってきます。

特定のスキルや能力がある人で、人と上手くやっていくよりも自分で仕事をコツコツ進めていきたい人は、管理職の道を目指さない方が幸せになれると思います。

【4】人間関係は良いが仕事ができない人

人間関係の構築は上手ですが、仕事のできない人は管理職には向いていません。

管理職が仕事ができないと、自分の仕事や部下の仕事の状況を把握できません。

相手の状況を把握することは、マネジメントの一環です。

マネジメントができないと、仕事のできる優秀な部下に次々と仕事を振ってしまい、キャパを超えるまで仕事をさせ、やがて部下がつぶれてしまいます。

一方で仕事のできない部下は仕事を振られないため、いつものんびりしています。

優秀な部下と、仕事のできない部下との仕事の量的なバランスが悪くなり、職場の雰囲気も徐々に悪化していきます。

管理職が仕事ができないということは、「自分の仕事だけでなく、仕事の割り振りもできない」こととも言えます。

管理職はチームの維持に影響するので、「人当たりは良いが、仕事がそもそもできない人」は管理職には向いていないと覚えておきましょう。

 【5】真面目で優しすぎる人

真面目で優しすぎる人も、管理職に向いていません。

部下からなめられて、部下が仕事をしなくなるからです。

ただし、管理職は立場上、仕事に溢れ、追い込まれてすぐにキャパオーバーします。

人間は追い込まれると、面白いもので部下にバンバン仕事を振れるようになります。

緊急事態の状態では、人に振ることで危機をしのぐこともあります。

慣れてくると、1年~2年もたてば上手くできるようになるでしょう。

人間的に優しいことと、仕事に厳しいことは違います。

その使い分けができるようになれば、部下は真剣に仕事をしてくれるようになります。

【6】気分屋で感情が激しい人

管理職は、精神的に安定している人が向いています。

気分屋で感情が激しいと、部下に八つ当たりするようになり、部下は不満やストレスを抱えながら仕事をするようになります。

ただし、管理職が仕事や締め切りに追われていると感情が高ぶることもありますので、まずは心の余裕を持つことが大事です。

部下を効果的に叱るために、わざと声を荒げることもありますので、その場合は当てはまりません。

ただ、管理職自身が異動したばかりだったり、転職したばかりの場合、新しい職場で精神を安定させることはなかなか難しいです。

自分自身が感情的になっているから「管理職としてダメ」と諦めず、自分自身の置かれている状況も理解しておくと良いでしょう。

【7】指示ができずに「ハラスメント」でマネジメントする人

部下に仕事の指示ができない管理職は、ハラスメントで威厳を保ったり、高圧的に人を動かすようになります。

私の経験上でも、管理職が指示ができない理由は、

・自信がない

・部下から信頼されていない

・部下とのコミュニケーションが不足している

・部下の質が悪い

・部下がベテランで自信を持っており、管理職をなめている(地位の逆転がおこっている)

・管理職が異動したばかりで、仕事を見渡せていない

以上のような場合があります。

そうなると、管理職の中にはハラスメント(いじめ、パワハラなど)で尊厳を保ったり、部下を恐怖で動かそうとします。

そうならないためには、自分自身の力量不足を認めた上で、一から仕事を覚えるつもりでコツコツ努力し、自信を身に付けていきましょう。

やがて、部下から認められることで、指示が受け入れられるようになります。

【8】言われたことだけしていたい人

言われたことだけしていたい人は、管理職には向いていません。

もし、あてはまるようであれば、かなり適正度が低いでしょう。

私の管理職経験から言えることとしては、受け身で能動的に仕事をしないと業績はガタガタ下がっていきます。

言われたことだけやっていたいという人は、仕事を受け身にとらえていますので、上司から指示命令を受けないと動けません。

そもそも管理職は、指示命令を出して部下を動かす役割の人です。

もし、「言われたことしかできない」、「自分からは何もするつもりが無い」という人は、管理職には向いていません。

【9】自分の頭で考えない人

自分の頭で考えない人も、管理職には向いていません。

なぜなら、管理職は刻々と変化する状況の中で自分で考え、判断しなければならない人だからです。

ただ、部下が一部の業務に精通している場合は、任せて考えさせ、報告を受けるという形の方が良い場合があります。

業務が幅広く多岐にわたる場合は、部下に考えさせて動くのは良い方法です。

ただ、管理職自身が何も考えないということは、戦略のないまま組織を動かしていることと同じです。

管理職は手を動かす人ではなく、頭を使ってマネジメントする人です。

【10】自ら責任を取らず、部下に責任を押し付ける人

管理職が向上心を失い、自分の地位にしがみつこうとすると、部下の行動を全て理不尽に否定し、責任を押し付け自らの地位に固執します。

保身が働き、イエスマンだけを置きたくなる傾向にあります。

こんな管理職は、管理職に向いていないか求心力を失っているため、転職をするか、配置転換するしかないと思います。

トップまで行ってしまうと辞めるしかありませんが、そうそう辞める人はいません。

大規模組織では、こういう方の方が処世術を持っているため、上にはめでたく、下には辛くあたり、実績を上げてグングン出世する傾向があります。

管理職は権限を持つ代わりに、責任を持ちます。

責任を果たせないということは、管理職には向いていないのです。

管理職に向く人

管理職 向いている人

次に、管理職に向く人を説明していきましょう。

【11】課題を整理し、課題解決に向かっていける人

管理職に向いている人は、経営上の課題をどうやって解決していけるか、整理し、戦略性を持って仕事ができる人です。

できるだけ管理職はルーティンワークをせず、部下にやってもらいましょう。

日本の組織は、自分の仕事も持つプレイングマネジャーが多いですが、マネジメントを発揮するためには一担当者の仕事を手放さなければ、絶対に上手くいきません

自分でやる必要のない仕事を手放し、本来の仕事は何なのかを考るクセをつけましょう。

例えば、時給で考えると分かりやすいです。

伝票を記入するとか、電話を取り次ぐ、簡単な事務などは、時間当たりの単価は低い(マニュアル化すれば誰でもできる)です。

ただし、人員が不足している中では、管理職が事務や庶務作業をする場合もあります。

【12】将来を見通して、今何をすれば良いか考えられる人

現在のビジネス環境は流れが早く、将来を見通すことが難しくなっています。

こんな時代だからこそ、将来を見通して、今何をやれば良いか分かる人は管理職に向いています。

もちろん、分かっただけではなく、実際にメンバーを率いて行動に移すことも求められます。

【13】決断できる人

管理職に向いている人は、決断できる人か、自分で決断して進みたい人です。

決断できなければ、決断するための情報を集めましょう。

情報があれば、スピード感を持って決断できるようになります。

【14】危機管理能力がある人

管理職に向いている人は、危機管理能力(リスクマネジメント)があります。

危険を未然に察知して対処することで、時に組織を守り、部下を守ることができます。

危機管理能力を持っていない人は、目の前にリスクがあるにもかかわらず、それに気づかないし、対処できる方法も分かりません。

もっと簡単に言えば、「細かい部分に良く気づける人は、危機管理能力がある」=「管理職に向いている」と言えるでしょう。

【15】部下の育成ができる人

管理職に向いている人は、上手に部下を育成します。

今の部下に足りないものや、伸ばしたい力を上手に見極めて育成していきます。

部下の成長を自分自身の喜びに変えられることができる人は、高いモチベーションを保つことができます。

【16】人心掌握が得意な人

相手の気持ちを読めるのが得意な人は、部下が今どういう状態なのかをおおよそ知ることができます。

ただし、人心掌握はコミュニケーションが基礎となっています。

部下とはマメに会話をすることで、部下の状態や考えを引き出すことができるでしょう。

【16ー2】バランス感覚の良い人

管理職は人間関係や、部下の仕事のバランスを調整するなど、色々な物事を決断したり、調整する場面が多いです。

つまり、管理職に向いている人は「バランス感覚が良い人」とも言えます。

何か突出した技術を持っているだけでもダメで、人当たりが良いだけでもダメ。

バランス感覚に優れた人は管理職に向いています。

【17】向上心がある人

管理職に向いている人は、向上心があります。

向上心を持っていれば、今の事業を改善するための方法を考えるようになります。

向上心を持っていないと、組織やチームに停滞感を起こします。

ただし、向上心がある人やマジメで責任感がある人は、ストレスに要注意です。

以下の記事では、中間管理職のストレス対策をまとめていますので、参考にしてみてください。

【18】管理職の適正度チェックで測ってみよう

以下のサイトでは、管理職に向いているか、向いていないか簡易テストができます。

ぜひ、参考にしてみてください。

「自分は管理職に向かない」とあきらめる前に、知っておくこと覚えておきたいこと

最後に、管理職に向くか向かないかで悩んでいる方が、「自分はもうダメだ・・」とあきらめてしまう前にお話しすることがあります。

【19】管理職1年目で諦めるのはまだ早い

もし、あなたが管理職1年目だとしたら、諦めてしまうのはまだ早いと思います。

私もそうでしたが、管理職になったばかりでは日々の仕事をこなすことで精一杯です。

1年、2年と経つうちに、徐々に自分が管理職に向いているか、向いていないかが分かってくるはずです。

以下の記事が参考になると思います。

【19-2】数字の読み解きは後からでも学べるが、経験があればなお良い

管理職に求められるのは、数字の読み解きができることです。

というのは、管理職は部署の目標管理や、数値管理する役割があるからです。

ただ、私も管理職になってみて、初めて数値管理ができるようになったので、「自分は管理職に向いていない」と尻込みする必要はないと思います。

慣れという側面もありますから。

簿記や経理は、知識として理解しておくとなお良いと思います。

【19-3】頭の良し悪しはあまり関係がない

知識や頭脳レベルはあった方が良いですが、決して必要があるわけではありません。

管理職に求められるのは、目的を達成することや、チーム単位で大きく組織に貢献することです。

自治体や銀行などは、大学卒だから管理職になれるとか、高校卒だから管理職になれないなどはあります。

ですが、本質的な向き、不向きは学歴はあまり関係ありません。

また、以下の記事では、私が管理職になって経験して分かった、上司に向いている人、向いていない人をまとめています。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

以上、「管理職に向いていない人、向いている人を見極めるポイント19選」を終わります。

ここで、多くの人が自分に向いていないと思うでしょう。

全てのことにあてはまる人はいませんし、私も管理職に向いていない側の人間です。

向いていないとはいえ、私と同じように管理職として仕事をしている人も現実に沢山います。

ですので、

・管理職に向いてなくても、人生経験としてやっておくメリットはあるかもしれないと考える

・待遇を維持するにはしょうがないと考える

・2年、3年もすれば慣れる可能性も高い

以上のように、自分は管理職に向いていないとあきらめず、「まあ何か良いこともあるかもな。」と考えるのも良い方法ですし、それなりに生きていく方法もあります

ぜひ、仕事を通じて人生が充実していきますと、大変嬉しく思います。

ではまた^^

top image is Business vector created by freepik – www.freepik.com

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