会社員の傍ら、ライター活動をしているひじき(@hijiki306)です。
女性の視点で、仕事に役立つ記事を書いています。
「昼休みの時間を有効に使いたい」
「会社のみんなと食事をとる昼休みが苦痛に感じる」
「1時間の昼休みくらい、誰かと一緒じゃなくて一人でゆっくりしたい」
「お喋りの先輩とお昼がかぶると、ずっと話し相手にならないといけない……」
会社のお昼休みはネットサーフィンをしたり同僚と雑談をしたり「なんとなく」過ごしている人が多いのではないでしょうか。
実際に筆者は、お喋りの先輩とお昼休みが毎日一緒で、たまには一人でゆっくりしたいと感じていました。
そこで本記事では筆者の体験談をもとに、昼休みを有効活用して午後のモチベーション向上やリフレッシュする方法をお伝えします。
お昼休みの過ごし方で迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
お昼休みはあとの「体力温存」のために使おう
会社のお昼休みは午後へ向けて、体力温存やリフレッシュのために使いましょう。
昼休みの過ごし方を工夫すると、以下のメリットがあります。
- 生産性、集中力がアップする
- 早く帰れる
- 退社後に余裕が持てる
仕事で成果を出すためにも、お昼休みをうまく活用することは大切です。
株式会社ビズヒッツが働く男女500人へ調査した「仕事の休憩時間に関する意識」のアンケート結果では、1位が「コーヒーやお茶を飲む」になっています。
アンケート順位結果は以下の通りです。
1位 | コーヒー・お茶を飲む |
2位 | 同僚と雑談 |
3位 | 昼寝・仮眠 |
4位 | スマホをさわる |
5位 | おやつを食べる |
【引用 :【仕事の休憩時間にやっていることランキング】男女500人アンケート調査|Biz Hitsのプレスリリース (prtimes.jp)】
自分の好きな飲み物を飲みリラックスして過ごしている人が多い結果になりました。
また、お昼休みを有意義に過ごせていると感じる人は全体の71.2%にのぼり、休憩時間を上手につかって仕事のモチベーションを維持しています。
休憩時間にリラックスするのは、業務の効率アップに必要不可欠です。
【会社員の昼休み】時間をムダにしない過ごし方
限られたお昼休みはゆっくり過ごしたいし、誰にも邪魔されたくない貴重な時間ですよね。
お昼休みの過ごし方を少し工夫するだけで、午後の業務効率がグンと上がります。
こちらでは、お昼休みの時間をムダにしない過ごし方を筆者の体験談も踏まえて解説していきます。
① YouTubeで耳学する
自分が学びたい分野のYouTube動画をイヤホンで「聴く」ことはおすすめです。
ここで注意すべきなのは、スマホの画面を見ないこと。
脳は視覚情報の方が優れているので、スマホを見るだけで広告などたくさんの情報を処理しようとします。
そうすると脳の90%のリソースをつかい、気づかないうちに「脳疲労」になってしまいます。
職場に休憩室があるなら、ホットアイマスクをしながらイヤホンでYouTube動画を聞くのもよいでしょう。
また、耳学には以下のようなメリットがあります。
- 脳の活性化によい
- 本を見るよりも疲れにくい
- 隙間時間を有効活用できる
目を閉じて音に集中すると内容がしっかり入ってくるので、電車の中や車を運転しているときにもおすすめです。
② 15分の仮眠をとる
会社に休憩室がある場合は、15分の仮眠をとることをおすすめします。
短時間でも睡眠をとると、ストレス解消や腸内環境が整い作業効率がアップしますよ。
NASAがおこなった研究では、昼に26分仮眠をとった宇宙飛行士は認知能力が34%、注意力は54%向上したという結果がでています。
【引用 :パワーナップ(積極的仮眠)で人生のパフォーマンスが上がる | フィリップス (philips.co.jp)】
お昼ご飯を食べたあと眠たくなる人は、一度仮眠を挟んでから業務へ取り組んでみてください。
「そんなすぐ眠りにつけないし15分で起きられるかな」と思うかもしれませんが、1週間続けてみるとスッと入眠できるようになりますよ。
少しの仮眠だけでも、頭がスッキリして身体が軽くなるので試してみてください。
③ 夕飯の献立を考える
働く主婦やママさんが億劫なのが、毎日の献立を考えることですよね。
カレーやオムライスなど、リクエストされると楽だけど毎日そうはいかないし……。
家族のために食事バランスは気をつけたいし、野菜・お肉・魚料理、偏らずに作ってあげたい。
そのような場合は冷蔵庫の中身を思い出し、お昼休みのうちに献立を考えましょう。
いつもとは違ったメニューを作りたいときはクックパットで作り方をリサーチし、イメージしておくと夕飯をつくる時間がグンと短縮できますよ。
帰宅後、バタバタで冷蔵庫を開き「何つくろう」と悩むより、前もって何をつくるかイメージしておくと、すぐに夕飯作りへ取り掛かれます。
④ 気になるお店のランチへ行く
毎日お弁当を持参している人は、たまにはお店のランチへ行ってみてください。
お昼休みに外出し、違った環境で食事すると創造力が高まり午後への気合いが入ります。
一人でゆっくり食事すると、仕事の考えがまとまり思考がクリアになりますよ。
「お昼時間に外へ出かけるのはめんどくさい」「室内でゆっくり過ごしたい」と感じる人もいますが、月に1回はご褒美も兼ねて外食ランチへ行くことをおすすめします。
筆者は定期的に同期とランチへ行って仕事の話や悩みを語っていました。
会社外なので込み入った話も気兼ねなくでき、それだけでストレス発散になっています。
「今日は少し贅沢していいランチへ行く!」と決めておくと「お昼が楽しみ」とワクワクしながら午前中を乗り切れるので、ぜひ試してみてください。
⑤ 近くのコンビニやスーパーでスイーツを買っておく
外食ランチ同様、お昼休みの楽しみをつくりましょう。
新商品のコンビニスイーツやデザートを買って休憩に食べると決めておくと、仕事中は少しだけテンションがあがりますよ。
仕事はルーティーンワークなので、工夫して楽しみをつくらないとつまらなく感じてしまいます。
美味しいお菓子やトレンド商品を買っておいて、お昼休みの楽しみをつくると「午前中、頑張ろう!」というモチベーションにもつながるのでおすすめです。
⑥ 昼休みを返上して定時に帰宅する
繁忙期や定時に帰りたい日は、お昼休みを返上して仕事をする方法があります。
タスクが多いときは、昼休みのうちに減らしておくと午後の業務にゆとりが出ますよ。
お昼休みを返上して仕事をするメリットは以下の2つです。
- 明日やること、今週中にやることを前倒しで進められる
- 自分や子どもの体調不良で、休まざるを得ない状況になった場合にも対応できる
しかし、この方法はあくまでも繫忙期や残業したくない日におこなうようにしてください。
毎日のようにお昼に休まず業務をすると周りも気を遣ってしまいます。
最悪の場合、迷惑がられる可能性もあります。
のんびり休息をとっている隣で、同僚や先輩が必死にカタカタ業務していると「自分だけ休んでいいのかな」と思ってしまう人もいるでしょう。
やる気があり真面目に取り組むのはよいですが、仕事と休憩時間のメリハリをつけて業務に取り組むようにしてください。
【NG行動】会社員のお昼休みをムダにする過ごし方
お昼休みをどう過ごすかは人それぞれで自由ですが、やってはいけないNG行動があります。
- 職場の人と無理して食事をとる
- ダラダラSNSを見て過ごす
- スマホを見ながら食事する
順番に解説していくので、自分が当てはまっていないかチェックしてみてください。
① 職場の人と無理に食事する
職場の同僚・先輩・上司と無理に合わせて食事をとるのはよくありません。
お喋りの先輩や上司とかぶったときに、興味がないプライベート話や会社の愚痴、過去の武勇伝などが始まると、あなたの貴重なお昼休みが奪われてしまいます。
とはいえ、休みの時間が決まっていたり、みんなで一斉に休憩に入ったりする場合もあるでしょう。
その場合は、以下を参考に過ごしてみてください。
- 食事後、イヤホンしてYouTube動画を見る
- スマホで何か調べ物をしているふりをする
- 「昼休みは一人」「雑談に交らない」キャラを作り上げる
「何かをしている人」に対して、よほど空気が読めない人でなければ無理に話してきません。
しかし、先輩や上司が目の前にいるのに、一人だけ動画を見始めるのは気まずいし失礼ですよね。
そんなときは「最近ハマっている動画(ドラマ)があるんです。1話40分なので一日一話、お昼に見るのが楽しみなんです!」と一言添え、サッとイヤホンしましょう。
そのように先に伝えておくと、誰もあなたの時間を邪魔しませんよ。
また、プライベートな会話や愚痴に付き合わされないよう「私は一人で食事をとります、話しません」キャラを確立するのもよいでしょう。
② ダラダラSNSを見て過ごす
お昼休みの時間、ダラダラSNSやネットサーフィンして過ごすのはNGです。
休憩時間を使って気になることをリサーチするのはよいですが、ネットサーフィンだけでお昼休みが終わってしまうことは避けましょう。
SNSやネットサーフィンは情報量が多く、続けると脳が疲れてしまいます。
午後の業務効率をあげるためにも、お昼休みは頭と身体を休めることが大切です。
スマホを閉じてひと息つき、ToDoリスト確認、進捗チェックをすると午後の業務がはかどりますよ。
③ スマホを見ながら食事する
「ながら食べ」は行儀が悪いです。
食事に集中しないと無意識に食べ過ぎてしまい、無駄なカロリーを摂取してしまいます。
食べ過ぎによる悪影響は太るだけでなく、眠くなって午後の業務にも支障をきたします。
ほかにも、ながら食べのデメリットは以下の3つがあげられます。
- 食事に集中していないので太りやすい
- 無意識にマルチタスクになり脳が疲れやすくなる
- 未消化の食べ物が消化管を通り、消化器官に負担がかかる
人間の脳は基本的にマルチタスクに向いていません。
スマホやテレビを見ながら食事すると無意識にマルチタスクになってしまうので、気づかないうちに脳が消耗してしまいます。
脳のエネルギーを残すためにも、常にシングルタスクを心がけましょう。
会社員はお昼休みの使い方次第で、午後の作業効率がアップ!
限られたお昼休み時間こそ、有効活用すると午後の業務効率がアップします。
昼休みの過ごし方は良くも悪くも習慣になります。
良い習慣を取り入れると仕事がはかどり、午後の効率やモチベーションが上がります。
仮眠を取ってスッキリする、今日のToDoリストチェック、タスク管理、進捗状況を見直す、外食して外の空気を吸うなど、お昼休みを有効活用して仕事を円滑に進められるよう努めてみてください。
この記事を書いた人
沖縄生まれ沖縄育ち。会社員×webライター×二児ママ。本業では企業の経理・総務・食品加工の業務経験あり。在宅ワークに興味を持ち、第二子育休を機に副業でwebライターを開始。ワーママの視点から、働く女性のためになる情報を発信中。目標は副業が本業収入を上回ること!
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