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30代~40代までの働き盛りの男性に向けて、男性サイドの視点で仕事や生活に役立つ記事を書いています。
今回は、フリーランスで働くことになった私が会社員と比べて何が違うのか、思ったこと、考えたことも含めて、お話ししていきたいと思います。
前提として、私はもともと起業志望であることと、これ以上、会社員はもう無理だと思っていることを念頭に読み進めていただければと思います。
目次
フリーランスと会社員の違い
実際に経験してみると、フリーランスとしての働き方と会社員の働き方は、全く異なることが分かりました。
詳しく解説していきましょう。
自由を手に入れるか、安定収入を手に入れるか
長年、会社員をやってきて思うことは、
☑ 会社員は、自由を束縛される代わりに、安定した給料を得られる
☑ フリーランスは、100%自由となる代わりに、不安定な収入となる(稼げるときに稼ぐ)
と言えます。
これは、どちらが良いかだと思います。
私の場合、束縛されることを極端に嫌う傾向があり、自分で自由に動いて、自分の力で稼ぎを得たいという欲求が異常に高いようです。なので、会社員の立場がもともと合わないのです。
では、なぜ長年、会社員をやってこれたかというと、
☑ 会社員の立場として、学ぶことが多いから → 自分で経営したときに役立つという視点
☑ 子育てなどの家庭の事情
☑ 目標となる上司がいるかどうか → 学ぶことが多い
☑ 収入を得られる術がないから
この4点の理由が成立すれば、会社員を選択し続けます。
逆に言えば、この4点が成立しなければ会社員である必要が無く、自由を手に入れられるフリーランスを選択することになります。
以上は私の考えであって、もともと自分で経営をしたかったから成立することです。
皆さん個々の考えはもちろん違いますよね。
そこで、自分にとってフリーランスとして働きたいか、それとも会社員として働くかを考えたとき、「自分が大事にしたいことは何か?」を考えると良いと思います。
繰り返しますと、
・会社員 → 自由なし、収入は安定(一定)
・フリーランス → 自由あり、収入は不安定(一定ではない)
となります。大事にしたい方を選択すれば良いと思います。
仕事のスキルが無いと食っていけない
会社員はスキルが無くても良いとは言いませんが、スキルが無くても他の仕事はできます。
フリーランスになってみて分かったことは、収入に直結する仕事のスキルが無ければ、そもそも仕事を獲得できません。
例えば、私が広告宣伝(PR)の仕事をしたいと思っていても、私が価値を提供できないと依頼者が判断すれば、仕事の依頼は来ません。
よくあるweb情報として、
☑ 独立する前に、副業で足固めをした方が良い
☑ 副業で実績が無ければ、独立後の仕事につなげるのは難しい
とよく言われていますが、実際に自分でフリーランスをやってみると、そのとおりだと思います。
副業を通じて、業務スキルと経営者としてのスキルを上げていく練習になります。
フリーランスも仕事の競争になりますので、特定の仕事のスキルが無いと、多くの優秀なフリーランスに埋もれてしまい食っていけなくなります。
もちろん「食っていく」というのは、生活環境が違うために個人差があります。
家族がいて子育てをしていれば、それだけ多くの収入を必要とします。
以下の記事では、稼ぐ力の身につけ方を解説しています。これから、力をつけていきたい方にお勧めしています。ぜひ、ご覧ください!
時間よりも成果が求められる
フリーランスの仕事の多くの仕事は、クラウドワークスやランサーズで見つかります。
ハイスキルな方はクラウドリンクスでも見つかります。今は、フリーランス向けの業務マッチングサービスを多く見かけます。
そこで、ランサーズの調査「フリーランス実態調査 2021」によると、副業も含めたフリーランス市場は2021年に大きく伸びていることが分かります。
経済規模で言うと、28兆円億円(前年比+10億兆円)、フリーランスとして働いている人は、1,670万人(+前年比608万人)も存在します。
今後もフリーランスの増加に伴って、フリーランス向けのサービスも増加していくと考えられます。
さて、話を戻しましょう。
フリーランスは時給換算で働くこともできますが、成果を出せる前提で契約となります。
時給換算では、独立後の経営維持は難しいと言われていますが、複数案件を同時処理できるマルチタスク能力がある方など、仕事は色々な方法がありますので一概には言えないと思っています。
依頼する企業は、お金を出して仕事を依頼しますので、フリーランスの業務遂行能力を見ています。
なので、フリーランスでやっていくには、何となく働くだけでは難しく、プロとしての意識が必要となってきます。
自分で能動的に動かなければ、時間が流れるだけ
フリーランスは自由ですが、仕事を待っていても依頼は来ませんので、自分から能動的にアクションを起こす必要があります。
フリーランスの仕事は、以下のような流れとなります。
☑ 営業(仕事を探す)
☑ 交渉
☑ 仕事をする → 納品
☑ 入金
☑ 経理入力
以上はざっくりの流れになりますが、実際にやってみて思うのは、「1日の時間が会社員よりも短く感じる」ことです。
朝仕事をスタートしたと思ったらすぐに昼になり、あっという間に夕方を迎えますので、フリーランスは時間を大事にしながら、能動的に仕事をこなす必要があります。
会社員の場合、仕事のボリュームにもよりますが、体感的には時間が長いと感じていました。
フリーランスと会社員の時間の流れは、上記のようにかなり違いがあります。
アクションを起こさなければ、誰も教えてくれない
フリーランスは、仕事を通じて能動的に学びとる必要があります。
会社のように、待っていても学習の機会を与えてくれることはありません。
もちろんフリーランスの良さは、自分が勉強しようと思えばいつでもできますし、辞めようと思えば辞められますので、自分で全て決められることが魅力です。
ただ、フリーランスは1か月の中で働いた分だけが収入になりますので、勉強時間を確保するよりも、仕事時間の確保にベクトルが向きます。
フリーランスは、自分で行動を起こして学習の機会を設定し、学びを仕事に活用する姿勢が必要となってきます。
フリーランスはいつ働いても、休んでもOKなので自分を律するタイプでないと難しい
フリーランスの魅力は、いつ仕事をしても良いし、いつ休んでも良いことです。
誰からも制限を受けることはありません。上司や会社から、なんだかんだ言われることはありません。
だからこそ、業務の時間や休む時間を自分で設定できて、その通りに行動を起こし、自分を律することができないとフリーランスの経営は難しいと思います。
そうしないと、結局は1日ダラダラ過ごして終わることが多く、時間を無駄にしてしまいます。
会社員は自分を律しなくても、会社に行くことでおのずと「律しなければならない強制力」が働きます。
フリーランスは稼げることも自己責任であり、稼げない事実も自己責任
フリーランスは、全てが自己責任です。
会社員は責任の範囲の中で仕事をしていきますので、全ての責任を負うことはありません。
稼いでも自己責任ですし、今月は稼げなかったことも自己責任です。
会社員は、自分が全ての責任を負う必要はありません。
私の経験でも、会社役員や幹部で「それは、自分の範疇(はんちゅう)ではない。」と言う発言を聞くたびに、「なぜ??」と疑問を抱いていました。
結局は、社長が全ての責任を負う立場である一方で、それ以外は従業員(会社員気質)と言えます。
私のように、自分で考え、自分で行動し、自己責任の中で生きていきたいと思う人には、フリーランスが向いていると思います。
以上の考えが全てではありませんが、私と同じような考え方を持つ人は、ぜひ副業からトライしてみましょう。
以下の記事では、これから副業を始めたい方に向けて、詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
この記事を書いた人

「生き方」×「働き方」を学び未来を切り開くwebメディア「イキルメディア」の運営者。金融機関や企業の経営企画マネージャーを経て、起業。webメディア運営や出版などを通じてキャリアアドバイスをするなど、事業に邁進しています。
▼今回は、フリーランスと会社員の働き方を学びました。次は実際にフリーランスとしての一歩を踏み出す方法を学んでいきましょう!