☑ 上司が帰らないから、帰りづらい・・
☑ 部下ががんばっているし、なかなか帰れない・・
☑ 本当は早く帰りたいけど、ヒマだと思われたら困る・・
空気を読み過ぎて帰れないことはないでしょうか。
残業体質こそ生産性を悪化させる「悪」と考えましょう。
仕事が完了したら帰れば良いですし、定時で上がっても問題ありません。
上司も、部下が帰りづらい雰囲気を出すのはやめましょう。
あらかじめ、午前中のうちに協力してもらえば良いですし、今日無理なら明日の朝に頼めば良いのです。
今日はそんな話をしたいと思います。
残業しすぎると精神を壊すきっかけとなる
私の経験上でも、残業をしすぎると確実に精神をむしばみます。
状況や環境、職種にもよりますが、80時間~100時間以上を3ヶ月以上続けると体調がおかしくなってきて、やがてうつ病を発症します。
残業体質を断ち切りましょう。
体を壊して働けなくなったら、何の意味もありません。
空気を読み過ぎない
日本人は空気を読みすぎたり、周りの場を読みすぎて自分の意見を言えなかったりが多すぎます。
話は異なりますが、いつの時代も部下は上司になびくものです。(100%じゃないですけど)
例えば、上司が「こうだよな、こうだと思うんだよ!」と言うと、「はいそうですね。 」と言いますが、「じゃあ、率直でいいから自分の本当の意見を言って欲しいんだよね。言いづらかったら、紙に書いていいから。いや、本当に率直に思ったことを言わなきゃだめだ。気にしないでどんどん発言して欲しい。」
と、ここまで上司が言ってやらないと、部下のほんとどは本当の気持ちを言いません。
なぜかというと、「自分の意見が上司と食い違っていたら、何か言われたり、摩擦になって後々面倒なことになる。出る杭打たれそうだし。」ということが、部下には本能的に分かっているからです。
ただ、この状態は、高度経済成長期の共同作業の時代の話。全然良くない状態です。
上司の立場とかは最低限考慮する必要がありますが、今の時代は、とにかくアイディアを出して、素早く行動に移すことが、唯一生き残る方法なんです。
上司がどうのこうの、職場の空気がどうの、自分が意見を言ったらカドが立つし・・なんてことは、組織の成長スピードを妨げる「悪」です。みなさんこれは覚えておいてほしいです。
話はそれましたが、残業も同じで、みんなががんばってるから、自分1人では帰りづらいというのも間違ってます。
自分の仕事が終わったら、サッサと帰りましょう。
だって、今は個々の仕事の能力と仕事の成果の差が、あまりにも大きい時代だからです。
専門性のある時代だからこそ
マニュアルに従った単純作業労働は、覚えてもらえばだれでもできるようになります。
マニュアルの品質管理を誰かに1人にさせておき、反省点や成功例をフィードバックするようにし、次々に反省を活かしてバージョンアップ。
バージョンアップさせたマニュアルに基づいて、研修したり勉強気を開催し、広めて行けば、誰もが同じ品質で仕事ができるようになります。
でも、今はそういった作業系の共同の仕事は、正社員はせずにパートさんや準社員などに与えられることが多いのではないでしょうか。
そうなると、正社員は品質管理をする方の仕事にシフトします。単純労働から離れてさらに専門性を帯びることとなります。つまりは隣にいる同僚の仕事が手伝えないってことにもなります。専門すぎて。
できるのは、会議資料や電話の対応など、雑務的な仕事しか協力できません。
だから、空気を読んで帰れない、自分だけ帰れないし、「何か手伝いましょうか? 」ということが無理になるんです。
だから、思い切って自分の仕事が終了したら、即帰りましょう。
残業をやっていても、良いことなんかありませんよ。