会社員の傍ら、ライター活動をしているひじき(@hijiki306)です。
女性の視点で、仕事に役立つ記事を書いています。
仕事をおこなううえで「必ず果たさなければいけない業務」は存在します。
しかし、ときには業務量が多くなり責任が重く、逃げ出したいと感じてしまうときもあるでしょう。
- 「仕事の責任が重くてしんどい……」
- 「仕事量や責任に対して給料が見合わない」
- 「業務量が多すぎて仕事へ行くことが億劫になっている」
そうお悩みのあなたへ、本記事ではなぜ仕事の責任が重くなるのか、辛い環境から抜け出す方法をお伝えします。
仕事の責任が重くて悩む理由
仕事の責任が重くて悩む人には、特徴と理由があります。
ただ単に責任が重いと感じるより、なぜそう感じているか原因を理解する気持ちが楽になりますよ。
それでは、一つずつ見ていきましょう。
① 仕事をなんでも引き受けてしまっている
理由の一つ目は、なんでも仕事を引き受けてしまうからです。
頼まれた仕事をすべて引き受けてしまうと時間が足りず、単純にキャパオーバーしてしまいます。
このタイプの人は断ることが苦手だったり、お人好しだったりするケースがほとんどです。
依頼をすべて丸のみしてしまうと、業務量が多くなり「責任が重い」と感じてしまいます。
② 自分に自信がない・能力不足である
理由の二つ目は自信がない、または能力不足だからです。
責任が重い仕事は、あなたが今まで経験がない分野だったり、詳しくない分野だったりします。
そのような依頼をうけたとき、「自分にできるかな」、「最後まで遂行できるだろうか」と考え、責任が重いとストレスを感じてしまいます。
理由は、新しい仕事や内容がガラッと変わると、大きな不安を抱えてしまうからです。
特に転職や新しい部署へ配属されたときに感じるケースが多いです。
③ 一人で解決しようとしている
理由の三つ目は、一人で解決しようとしているからです。
人に頼ることが苦手で、他人に迷惑をかけてはいけないと思っている人に多いです。
最後まで成し遂げようとする姿勢は良いですが、ストレスとプレッシャーを感じてしまっては意味がありません。
他の人へ依頼できる仕事はお願いするなど、仕事を分散することも大切です。
仕事の責任がない仕事をするメリット
仕事の責任が重いと悩んでいる人は「責任がそこまで重くない仕事」、「プレッシャーがない仕事」をする選択肢もあります。
こちらでは、責任がない仕事をするメリットを2つお伝えします。
マイペースに仕事ができる
責任が少ない仕事を選ぶとマイペースに仕事を行えるので、ストレスが軽減します。
責任がある仕事をする人は、「リスクを負いたくない」、「失敗して責められたくない」という考えを持つ人が少なくありません。
そのような人は、業務量が自分にとって適切で責任が少ない仕事を選ぶと、辛い思いをしなくてよくなるでしょう。
自分で判断することが少ない
責任が少ない仕事を選ぶと、自ら判断する必要が少なくなるため、あまりストレスを感じません。
徐々に部下や後輩ができると、「リーダーシップを取らないといけない」、「舵取りは自分がしないといけない」と思ってしまいますよね。
また、判断したあと「この決断で正しかったのだろうか。もっと良い方法があったのではないか。」と考え込んでしまうと、責任を重く感じ、仕事が苦痛になってしまいます。
責任が少ない仕事を選択すると、リーダーシップを取る必要がなくなるので、気持ちが楽になるでしょう。
人間関係で悩むことが少ない
責任が少ない仕事は、時間に追われることが少ないので人間関係の悩みも軽減します。
仕事とプライベートを切り分けて考えられるので気軽に働けるでしょう。
「仕事内容と給料はいいのに、人間関係が良くない」と感じて辞めてしまう人は多いです。
人間関係の悩みが少ないのは、長期的に見て働きやすい環境だといえます。
仕事の責任がない仕事をするデメリット
責任が少ない仕事を選ぶとストレスやプレッシャーから解放されますが、デメリットも挙げられます。
こちらでは、責任が少ない仕事をするデメリットを3つお伝えします。
他の人でも替えがきくことが多い
責任が少ない仕事は、言い換えると「誰でもできる仕事」になってしまいます。
他の人でも替えがきくため、仕事のモチベーションや達成感は感じにくくなります。
また、会社の業績が悪化したとき、真っ先に雇用契約を解除される可能性が高くなります。
給料アップが見込めない
責任が少ない仕事は専門知識やスキルを必要としないので、給料アップが見込めません。
単純作業の仕事は、最低時給で設定されているケースが少なくありません。
しかし、資格を取得すると手当がもらえる可能性があります。
仕事を選ぶ際には「責任が少ない仕事」で絞るのではなく、どんなキャリアを積んでいきたいかを考えて選択するとよいでしょう
スキルアップしにくい
責任が少ない仕事はマニュアル通りに行う仕事がほとんどであり、スキルアップがしにくいです。
難しい専門知識やスキルを必要とせず、アイディアを求められることが少ないからです。
スキルが身につかないと、「自分にしかできない」という付加価値をつけることが難しく、転職時に苦労する可能性があります。
その他にも、ある程度の経験で誰もが習得できるので上限が見えてしまい、成長スピードが遅くなる点も挙げられます。
責任が重い仕事から抜け出す方法4選
「仕事の責任が重くて辛い……」と考え込んでしまうと、仕事をするのが嫌になり精神的に辛くなってしまいますよね。
こちらでは責任が重い仕事から抜け出す方法を、筆者の体験談をもとにお伝えします。
現在の仕事量や、これからのキャリアに不安を感じている人は、ぜひ参考にしてください。
他の社員と共有して作業分担する
あなたが持っている仕事を書き出して、他の社員と共有し作業分担する方法です。
ほとんどの社員は「仕事をたくさん抱えて大変そうだなぁ」程度にしか思っていません。
あなたが具体的にどんな仕事を抱えているのか、周りは理解していないケースがほとんどです。
実際に筆者が入社3年目の頃、人手不足で仕事量が増えキャパオーバーになって辛い思いをしている時期がありました。
当時、部署のミーティング中に作業分担を提案したところ、部署の皆があっさりOKしてくれた経験があります。
「3年目の若手だからこれくらい頑張れよ!」と思われるかもしれないという思い込みから、自分から業務を分担したいと発言することは、勇気が必要でした。
しかし、仕事を共有し進捗状況を報告することで、結果的に部署内のコミュニケーションが増えて雰囲気も良くなったのです。
自分の作業負担が減り、部署内のコミュニケーションも活性化したので一石二鳥ですよね。
大量の案件は一人で抱え込まず他の社員と共有・協力して遂行すると「仕事の責任が重い」と感じるストレスが軽減しますよ。
自分のキャパシティを知る
「責任が重い」、「仕事量が多くてしんどい」と悩みすぎる人は、自分のキャパシティを把握していない人がほとんどです。
過去に自分がキャパオーバーになって苦しくなってしまった事例を思い出して、「ラインを超えると、自分はストレスを感じてしまう」と理解しておくことが大切です。
また、仕事をする際に自分が一番苦手と感じる業務はどれなのかを知っておくと、前もって身構えることができるのでストレスは軽減します。
率直に上司へ「責任が重い」と伝える
上司は「あなたならできるはず」と思って仕事を任せています。
責任がある仕事を任されるのは、信頼があり期待されているという嬉しい側面もあります。
しかし、自分がキャパオーバーになってしまうのなら「この業務は難しいです」と伝えてみるのもOKです。
ただし上司から「楽をしたいだけだな」と思われてしまうと評価に響くので、相談する際は伝え方に気をつけてください。
上司へ伝える際には、以下を準備しておきましょう。
- やることリストを明確にする
- 他の人へ仕事を振れないか考えておく
- 仕事を受けられない理由を明確にする
筆者も月の残業が40時間になったときには、さすがに精神・体力が疲労して「仕事へ行きたくない」と思う時期がありました。
そのような事態になる前に、上司へ素直に話してみてください。
納得いく仕事に就くまで転職する
「どれだけ責任が重い仕事をしても給料は上がらない」、「責任が重い仕事ばかり押しつけられる」と感じている人は、転職を視野に入れても良いでしょう。
仕事環境を変えるなら転職が一番おすすめです。
部署異動が可能なら上司へ相談してみるのもよいですが、自分が納得のいく仕事へ転職を繰り返すのも一つの手です。
マイナビが調査した「転職同行調査2022年版」では、2021年の20~50代の正社員転職率は7.0%です。
この数字を見ると100人のうち約7人、50人の場合は約4人が転職をしている結果となっています。
【引用 :「転職動向調査2022年版」を発表 – 株式会社マイナビ (mynavi.jp)】
報酬に見合わない仕事を続けていると、仕事へ対する不満はいつまでたっても消えません。
同じ「責任」でも、仕事内容や業種が変わると楽しく感じるケースもありますよ。
辛い状況が続いているなら、根本的な解決を目指しましょう。
自分のキャパシティを知って仕事に取り組もう
責任が重い仕事を任せられる理由は、上司があなたに期待しているからです。
前向きな気持ちで取り組めば、自分の成長やスキルアップに繋がります。
仕事の責任感が辛く、キャパオーバーになってしまうときは状況を整理し、他の社員へ分担することも効果的です。
業務量が多く、環境が改善されないなら転職を視野に入れるのもよいでしょう。
今回の記事を参考に、あなたに合った対処法を選び実践してみてください。
この記事を書いた人
沖縄生まれ沖縄育ち。会社員×webライター×二児ママ。本業では企業の経理・総務・食品加工の業務経験あり。在宅ワークに興味を持ち、第二子育休を機に副業でwebライターを開始。ワーママの視点から、働く女性のためになる情報を発信中。目標は副業が本業収入を上回ること!
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