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中間管理職の男性視点で、仕事に役立つ記事を書いています。
課長の転職は、役職のつかない転職よりも、入社後の活躍が難しいとされています。
それは、今までに経験してきた仕事の進め方やルール、社風、人間関係が、会社によって全く異なるからです。
今回は、私の実体験を踏まえて、課長職として転職したときに新しい職場でどのように振る舞えば良いか、転職後のマナーはどうするべきか、解説していきたいと思います。
目次
転職初日に菓子折りを持っていく
課長の転職を成功させるための一歩として、「菓子折り」を持っていきましょう。
菓子折りは、良好な人間関係を作っていくための方法の1つです。
持参するタイミングは、「転職初日」です。
菓子折りを持っていく効果・理由としては、
☑ コミュニケーションツール(きっかけ)になること
☑ 印象が良くなる
以上が挙げられます。
また、課長としての転職ですので、1人1人に手渡す必要はありません。
総務担当の社員に確認し、渡していただくようにお願いしましょう。
以下の記事では、センスの良いお勧めの手土産を紹介していますので、ぜひ参考になると思います。
会社のルールに合わせ、前職のルールは口にしない
長らく在籍した企業を退職し、転職したときに「会社のルールへの違和感」は無いでしょうか。
ここで問題となることは、転職先のルールに合わせられず、マイルールや前職のルールをチームに押し付けてしまうことです。
💡 たとえ課長職であっても、会社のルールを学習し、きちんと合わせる必要があります。
また、「前の職場では、〇〇だった」という発言もNGですが、前職の対応はどうしていたかなど、意見を求められた時は発言してもOKです。
例え違和感を感じても、転職先のルールを学び、ルールに沿った行動を取りましょう。
笑顔でコミュニケーションをとる
笑顔のコミュニケーションは、新しい職場に馴染むためにとても大事なことと言えます。
課長職として転職するということは、チームのメンバーはどのような上司なのか、非常に気にしています。
私の場合を例にとると、フランクに会話しようとしますが、世の中の上司は高圧的なタイプが多いため、最初はチームに緊張感が走ることが分かりました。
入社して上司が厳しい雰囲気と分かれば、職場の雰囲気が凍り付き、チームは萎縮してしまうこととなります。
ぜひ、笑顔のコミュニケーションを忘れずに意識しましょう。
以下の記事では、管理職としてのコミュニケーション能力を身につける方法を詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。
挨拶は明るく元気に誰にでもしよう
挨拶は「明るく、元気に、誰にでも」です。
社長でも上司でも、チームのメンバーでも、パートさんでも挨拶は同じです。
挨拶は1日の始まりで、最も大事なコミュニケーションです。
挨拶に人を選ぶことはNGです。
普通に挨拶ができない人は、役職を問わず、世の中に沢山います。
ぜひ、誰とでも元気に挨拶をしましょう。
「ありがとうございます!」は頻繁に言う
転職先は、分からないことだらけです。
上司や部下、同僚から色々とアドバイスやサポートをいただくことが沢山あります。
その際に忘れてはならないのが、「ありがとうございます!」の一言です。
転職したばかりで何も分からない人にサポートすることや、仕事を教えることは負荷がかかります。
自分が逆の立場でも同じですよね。
だからこそ、感謝の気持ちは忘れずに伝えましょう。
威張らない
転職先で威張ることは、周囲の反発を招きます。
課長はチームのトップですので、人間関係を中心に作っていかなければ成果は出ないことを肝に銘じましょう。
何もできないのに威張る課長は、やがて職場に居づらくなることが明白です。
とは言っても、なかなか前職の習慣から抜け出せない方も多いと思います。
威張ることが無いように、細心の注意を払いましょう。
部下の役職者の業務をサポートし、信頼を勝ち取る
転職先では、役職者(課長代理、係長、主任など)の仕事のボリュームを把握しましょう。
役職者に残業が続いている場合、積極的にサポートしていきます。
役職者が実質的にチームのトップだった場合、業務で溢れ、残業で疲弊していると、チームの雰囲気が悪化していることがあります。
課長が積極的にサポートし、コミュニケーションをより深めることで、信頼を勝ち取りましょう。
信頼関係が構築されることで、課長として進めなければならない業務改革や仕事のサポートも受けられるようになります。
何よりも、チームの雰囲気が一気に改善されます。
お互いの信頼関係を作っていくためにも、役職者の仕事の状態を見極めて、積極的にサポートしていきましょう。
短期間で人間関係を把握しよう
課長として転職する場合、転職先の人間関係の把握や構図を、いち早く把握する必要があります。
早期に把握することで、コミュニケーションの方法や、どのようなポジショニングが良いかが分かります。
チェック項目を挙げると、
☑ チームメンバーはどのような人物か、
☑ メンバーが人間関係で困っていることは無いか、困っている場合、どこに原因があるか、
☑ 原因の先を深堀し、さらなる原因をつかむ
以上を重点的につかんでいきましょう。
人間関係の把握は大変重要です。
自分の居場所を作るためには、初期段階で依頼されたことにしっかり取り組む
課長として転職する場合、会社の不足している部分のカバーや業務改善、業務改革が期待されています。
また、転職サイトや転職エージェントを利用することが多く、企業は多額の経費を使っているだけに期待値が高いものと思われます。
そこで、自分の居場所をしっかり作り、組織の中に安定した土台を作るためには、初期段階で依頼された事項にしっかり取り組むことです。
社長や上司に「こういう取り組みをしてほしい」と言われたことは、必ずメモしておき、即時対応することで満足度が高まります。
ただ、全社を巻き込んだ取り組みは難しいため、一旦できたところまで報告させて欲しいという形が良いでしょう。
このような取り組みを通じて、組織内に信頼感が醸成され、安定した居場所が出来ていきます。
この記事を書いた人
「生き方」×「働き方」を学び未来を切り開くwebメディア「イキルメディア」の運営者。金融機関や企業の経営企画マネージャーを経て、起業。webメディア運営や出版などを通じてキャリアアドバイスをするなど、事業に邁進しています。
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