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「課長代理ってどう呼ぶの?」
「課長代理をどう呼んだら失礼にならないだろうか?」
以上のように考える、チームメンバーの方は多いと思います。
私も課長代理になったとき、呼び方に困った人は沢山いると思います。
名前+役職で呼ぶには、非常に長ったらしく、言いにくい役職のようです。
今回は、「課長代理」の職場内での呼び方について解説していきます。
目次
課長代理はこう呼ぼう!正しい呼び方、呼ばれ方
課長代理の呼び方、呼ばれ方についてまとめていきます。
「〇〇課長代理」は呼び名が長いので、「〇〇代理」が正解
課長代理に似た役職として、行政庁に「課長補佐」という役職があります。
ただし、課長補佐は「課長の補佐役」であって、代理を行える立場の役職ではありません。
課長代理と課長補佐は、異なる役職です。
課長補佐の呼び方は、「〇〇補佐」が主流です。(ちなみに、〇〇は苗字です。以下同じです。)
これを課長代理に当てはめると、「〇〇代理」が一般的と言えます。
「〇〇課長代理」は、長すぎますよね。呼ぶだけで疲れますし、呼ばれる方も何だか申し訳ない気持ちになります。
スムーズで失礼のない呼び方を考えると、「〇〇代理」が良いでしょう。
今まで係長だった人を「〇〇代理」と呼ぶことは、なかなか慣れないと思いますが、何回も呼ぶうちに慣れてくると思います。
ただし、呼び方は組織のルールに従おう
(画像:Image by storyset on Freepik)
ただし、近年は組織のフラット化や風通しの良さを社内外にPRするために、あえて「さん付け」で呼ぶ会社も増えています。
識学総研の管理職の呼び方はルールで決めるべき!役職で呼ばせるのはパワハラ?によると、トヨタでは1980年から「さん付け運動」を実施し、組織の風通しを良くしています。
下からの提案を大事にする「ボトムアップ型組織」の場合の成功事例と言えます。
トヨタの他にも、アース製薬㈱、㈱クボタ、㈱TASAKI、㈱無印良品、ロート製薬㈱などでも、役職名を呼ばず「さん付け」で読んでいます。
一方で、徹底して役職名で呼ぶ組織もあります。「〇〇代理」という呼び方です。
ボトムアップ型組織と反対に位置する「トップダウン型組織」です。トップダウンの場合は、上から下に指示命令を下すことが多いため、役職というポジションを明確化する意味合いがあります。
呼び方は、組織風土に沿ってルール化されていますので、従った方が良いと思われます。
たとえヨイショでも「課長」とは呼ばないように気を付けよう
課長代理は課長では無く、あくまでも課長の下のポジションです。
ヨイショを目的にあえて「課長」と呼ぶ人もいますが、言われた本人はあまり気持ちの良いものではありません。
ですので、「〇〇課長」とは呼ばないように気をつけましょう。
本人が「どう呼ばれたいか」には焦点を当てない
では、課長代理本人がどう呼ばれたいかを考えていきましょう。
課長代理は、労働基準法上は管理監督者では無いことが多いですが、組織の中では管理職として扱うことが多いです。
管理職になると、当然のごとくプライドが生まれるものですので、「自分の呼ばれ方を気にする」ことも多くなります。
例えば、人によっては、
- 「〇〇さん」と名前で呼んで欲しい人もいますし、
- 新人の課長代理であれば、「〇〇代理」と呼ばれても喜ぶ人もいますし、
- 〇〇代理ではなく、「〇〇課長」と呼ばれたい人もいます。
前項で解説したように、「呼ばれたい」ではなく「呼び方のルール」に従った方が無難です。
「〇〇さん」と呼ぶ人は、対等だと思っている
(画像:Image by storyset on Freepik)
それでも、「〇〇さん」をさん付けで呼ぶ人がいると思います。
さん付けで呼ぶ場合は、相手が対等だと思っている場合や、まだ呼び方に慣れていないときに呼ばれます。
例えば、違う部署で仲の良い同僚などは、さん付けで呼んでしまうことも多いと思います。
「〇〇くん」と呼ぶ人は、役職が上の人
課長代理を「くん付けで」呼ぶ人もいます。
これは、課長代理よりも上位の役職者が多いです。
上位の役職者の人でも、あえて責任を感じさせるために「〇〇代理」と呼ぶこともあります。
これは、自分の責任をしっかりと認識してほしい意味合いもありますし、敬意を払っているという見方もあります。
この記事を書いた人
「生き方」×「働き方」を学び未来を切り開くwebメディア「イキルメディア」の運営者。金融機関や企業の経営企画マネージャーを経て、起業。webメディア運営や出版などを通じてキャリアアドバイスをするなど、事業に邁進しています。
課長代理の役割や仕事のコラムをまとめています。
▼課長代理の呼び方は学べましたでしょうか?次のステップは「上司への接し方」を学んでいきましょう!