協調性がなく、職場での衝突が多い部下はどのように対応していけば良いのでしょうか。
私の管理職経験を元に、解決方法を紐解いていきます。
では、早速まとめていきましょう。
目次
基礎編!協調性のない部下の特徴
基礎編です。協調性のない部下の特徴をまとめていきます。
協調性がない部下の「弱み」
協調性がない部下のウィークポイント(弱み)は、職場の空気が読めず同僚と衝突することがあげられます。
なぜ衝突するかというと、人の話を聞かずに自分の意見を強く押し通したり、相手を思いやること、助けることをしないからです。
仕事は共同作業が多いですが、自分の仕事ばかりに目を向けて、人のことはどうでも良いことも見てとれます。
協調性がない部下の弱みは、お互いに協力体制を築けないことが特徴です。
協調性がない部下の「強み」
では、強みはなんでしょうか。
実は弱みを反対にすると強みになります。
・自分の意見を押し通す=ハードな交渉やクレーム対策に強い
・自分の仕事ばかりに目を向ける=仕事を突き詰めて追及する
以上は立派な強みになります。
協調性がない部下はウィークポイントばかりに目を向けがちですが、実は協調性を重んじるタイプの人にはない「強みの部分もある」のです。
協調性がない部下は「共同作業に向かない」
協調性がない部下は、共同作業ができません。
具体的な仕事としては、オペレーション作業など共同で進める仕事には不向きです。
オペレーション作業は、飲食店、金融など常に人とコミュニケーションを円滑にしなければ回らない仕事です。
共同作業の途中で一方的な態度をとったり、自分は助けてもらいながら相手を助けなかったり、自分の仕事だけすることで、スタッフ間で不満や怒りが蓄積していきます。
実践編!協調性がない部下との仕事
実践編です。
協調性がない部下との仕事の仕方を考えていきましょう。
協調性がない部下に「与える仕事」
協調性がない部下に与える仕事は、「一人で進められる仕事」です。
総務の中では、経理や施設管理があります。
協調性が無くてもコミュニケーション能力が高ければ、営業や事業企画などの仕事もできるでしょう。
コミュニケーション能力が低い場合は、お客様と摩擦が高くなりクレームのタネになるので注意が必要です。
その他にも、エンジニアや、研究者、タクシーやバスなどの運転手にも向いています。
協調性がない部下の「接し方・フォローの仕方」
協調性が無い部下には、向いている仕事を与えて任せることです。
無理に合わない仕事をさせ続けていると、ストレスでお互いに消耗し、職場環境がますます悪化していきます。
ただし、間違った仕事の仕方には注意をし、気付かせることも必要です。
自分だけで判断せず、色々な情報を集めよう
部下の協調性がある・ないを判断したり、性格や特徴を見極めるには、自分の主観だけで決めないようにしましょう。
まずは同僚に聞いたり、周囲の社員にも聞いてみることをオススメします。
主観だけで部下を判断すると、自分の目線一方向でしか人を見ることが出来なくなります。
自分で見る部下の視点が、果たして他の人から見てどうなのか?という、多面的な見方をオススメします。
色々な見方があってこそ、部下に対する総合的な判断ができます。
主観だけでは、自分が苦手としている部下=嫌いだけで判断してしまいがちです。
情報は参考意見として、色々と集めてみましょう。
部下を活かす方法を考えよう
上司が部下を権力でつぶすのは簡単です。
私のサラリーマン経験でも、気に入らない部下をつぶす上司を沢山見てきました。
それって果たしてどうなんでしょうか。
部下を殺すも、生かすも結局は上司なのです。
せっかく仕事に慣れた頃に辞めてしまったら、結局は誰かがその仕事をするのです。
だったら、部下を生かす方法を考えましょう。
どんな部下でも、得手不得手はあります。
何でもできる部下は一握りしかません。
以下の記事では、管理職としてのコミュニケーション能力を身につける方法を詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。
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