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40代の働き盛りの男性に向けて、男性サイドの視点で仕事や生活に役立つ記事を書いています。
「管理職だけど自分にリーダーシップがあるのか不安だ・・」、「管理職の転職でリーダーシップがあると評価が高い?」、「リーダーシップの事例や体験談って誰に聞けば良いの?」という疑問がありますよね。
以上のような悩みは、以下のようなイメージにならないでしょうか?
- 「管理職で転職するためには、リーダーシップがあると評価が高いのだろうか?」
- 「管理職だけど、自分のリーダーシップに自信が無い。今から身につけられるもの?」
- 「管理職のリーダーシップの事例や、体験談を知りたい!」
- 「管理職でリーダーシップが分かりやすく学べて、実践できるような記事は無いかなあ・・」
以上のように、管理職でリーダーシップを考えたときに、「転職するためにはリーダーシップが必要?」、「そもそもどうやって身につけられる?」、「今からできるの?」というような疑問や悩みが、思い浮かぶのではないでしょうか。
たしかに、リーダーシップと言っても、事例や考え方、分かりやすく身につける方法が分からないと、新しいステップを踏み出せないですよね。
そこで今回は、リーダーシップを身につけるためのステップとして、分かりやすく、体験談を交えながら解説していきたいと思います。
ぜひ、あなたの疑問が解消され、「自分もできるかもしれない!」という気持ちになりましたら、とても嬉しいです!
新しい未来に向かってステップを踏み出していきましょう。
目次
なぜ管理職にリーダーシップが必要なのか?
リーダーシップとマネジメントは、似ている言葉ですよね。
リーダーシップとは、チームや組織を目標達成に導くための影響力です。
一方、マネジメントは、計画、実行、評価、統制などを通じて、組織を効率的に運営するための能力です。
以下のイメージを見てみましょう!
マネジメントのスキルを最大限に発揮するためには、各スキルが必要となってきますが、その1つの中に「リーダーシップ」というスキルがあります。
管理職は、リーダーシップとマネジメントの両方のスキルをバランス良く持つことがポイントになってきます。
今回は、管理職のマネジメントスキルのうち、「リーダーシップ」を中心に解説していきましょう!
チームを目標達成に導くため
管理職は、チーム全体を目標達成に導く役割を持っています。
そのため、チームの方向性を示し、メンバーを動機付けし、協働を促進するリーダーシップが必要になってきます。
チームのメンバーは、年齢も能力も個人としての価値観や思いもバラバラです。
バラバラな思いを持つチームメンバーを、管理職のリーダーシップで共通の目標に向かうようにベクトルを合わせることがポイントです。
ベクトル合わせをすることで、チームの歩む道筋がブレずに目標を達成することが出来るようになります。
部下の成長を促すため
管理職は、部下の育成強化も重要な役割の1つです。
新任の部下は、リーダークラス(係長や主任)に任せつつも、チームのトータルの能力を高めてくためには、部下の育成がかかせません。
私が管理職として意識したことは、新任係長の早期育成や、役職者として資質のある人材を早期育成したことです。早く育てることが出来れば、チームに貢献してくれますし、成果も早く出すことができます。
もう1つ意識したいことは、部下の能力や可能性を引き出して成長を促すためには、リーダーとして模範を示すことです。
「課長は何もしないのに、自分達だけに仕事を押し付けている」というのは、よくある話ですよね。
結局のところ、経営者や管理職などマネジメントを行う立場の人は、先を見据えて仕事をする姿勢(つまりは、リーダーシップ)が無いと、部下がついてくることはありませんし、部下も学ぶことができず、成長の機会を失います。
部下の成長を促すためには、管理職のリーダーシップがポイントとなります。
組織全体の活性化のため
管理職は、チームを活性化が役割となりますが、さらに視点を大きくすると、企業の組織全体の士気にも影響します。
リーダーシップの高い管理職であれば、他チームのメンバーの相談に乗ることもありますし、仕事の姿勢を見せることで「目標となる人物」になることができます。
管理職のリーダーシップは、所属チームだけでなく、組織全体にも影響します。
だからこそ、管理職にはリーダーシップが求められています。
管理職がリーダーシップを身につけるメリット
次に。管理職がリーダーシップを身につけることで、得られるメリットを解説していきましょう。
チームの成果向上
リーダーシップを発揮することで、チームの方向性を明確にし、メンバーのモチベーションを高めることができます。
チームの方向性が明確になると、目標達成に向けて一丸となって取り組むことができますので、目に見えて成果が上がっていきます。
私の経験では、チームの方向性を示した上で、「自分も最大限努力するので、みんなも目標に向かって頑張ろう!」という話をよくしていました。もちろん、言うは易しですので、自分も営業に出て成果を出すことを徹底していました。やがて、部下の1人は営業成績ナンバーワンになり、チームの成績も早期に達成することができています。
管理職のリーダーシップ次第で、チームの成果は変わります。
以上のメリットもポイントになることを覚えておきましょう。
部下の成長促進
管理職がリーダーとして模範を示し、部下に適切な指導やサポートを行うことができると、部下は急成長します。
部下が成長を実感し、自分に自信がつくと仕事を能動的に行うようになります。
能動的に仕事を行うようになると、管理職が何もしなくても自分で自走し、成果を上げていきます。
このきっかけを作るのは、やはり「管理職のリーダーシップ」です。
管理職が「部下の成長を自分ごとのように喜べるようになる」と、部下の成長が促進されます。部下は何よりも自分自身の成長を望んでいますし、この管理職についていけば、もっと成長できると考えるからです。
組織全体の活性化
管理職がリーダーシップを身につけることで得られるメリットは、チーム全体が活性化することです。
チームが活性化されて組織全体の士気が高まると、成果の向上だけではなく、イノベーションや生産性の向上につながります。
雰囲気やコミュニケーションが改善されることにも影響しますので、いわゆる「風通しが良い」チームになります。
以下の記事では、管理職としてのコミュニケーション能力を身につける方法を詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。
キャリアアップのチャンスが拡大
リーダーシップを発揮することで、組織から評価を受けますので、キャリアアップのチャンスが広がります。
管理職として転職をする場合も、リーダーシップがあると評価を受けやすくなり、転職の成功確率が高まります。
40代の転職市場でも、管理職としてのスキルや実績を見て、リーダーシップの評価を受けることが多いです。
ぜひ、転職を成功させるためにも、リーダーシップを身につけることをお勧めします。
以下の記事もぜひ、参考にしてくださいね!
職場環境の改善
管理職にリーダーシップがあると、メンバー間のコミュニケーションが円滑になり、活発になります。
チームの停滞は、コミュニケーション不足が問題となることが多いです。
チームのコミュニケーションが活発になると、雰囲気が良くなり、メンバー同士で協力的な雰囲気を作ることができます。
結果的に、職場環境が良くなります。
私は、会社員として管理職を経験し、その後、独立して経営者となり事業を行っていますが、どんな仕事でも大事なことは「コミュニケーションの量」にあると思っています。外部や内部でも、コミュニケーションをとりながら仕事をすることは、会社員であっても経営者であっても同じと言えます。
リーダーシップを身につけるための習慣や考え方
最後に、管理職がリーダーシップを身につけるための習慣や考え方を解説していきます。
メンバーを尊重する
管理職のリーダーシップは、権力を行使して人を従わせるものではありません。
高圧的に仕事をさせたり、威張り散らして人を動かすことも、真のリーダーシップとは言えません。
もし、そのような方法をリーダーシップと思っているようであれば、この記事を通じてマインドチェンジが必要です。
管理職の理想のリーダーシップは、メンバー一人ひとりの意見やアイデアを尊重し、話を聞くことがポイントになります。
その上で、個々の能力や可能性を引き出すことが大事です。
リーダーシップとは、決して管理職の一方通行の行為ではなく、部下の意見を聞き、適切な判断をするための材料にすることです。
部下の話や意見に耳を傾ける管理職ほど、リーダーシップがあると言えます。
メンバーを1人の人間として、尊重する意識を持つと良いでしょう。
ビジョンを明確にする
リーダーシップを身につけるための方法として、組織のビジョンを頭に入れつつも、自分なりのチームビジョンを明確にしてみましょう。
組織全体のビジョンで、例えば「情報通信の技術を、全ての人の未来のために」を掲げている場合、チームの方針は「自分達の作った技術を沢山の人の届けよう!」というビジョンを掲げて、チームのメンバーに共有します。
会社全体のビジョンを、チームのメンバーがさらに想像しやすく、具体的な形にして伝えます。
また、一度伝えてもほとんどの人は忘れますので、チームの方針は何度も伝え続けていきましょう。
チームや組織が目指すべき方向性を明確に示し、メンバーに共有することで、全員が同じ目標に向かって努力することができるようにななります。
コミュニケーションを大切にする
リーダーシップをいきなり発揮できることは難しいです。
私も転職したばかりの頃は、いきなり自分の方針を語ることは難しいと判断しています。
転職したばかりの場合や、異動したばかりの場合、まずはメンバーと積極的にコミュニケーションを取ることをお勧めしています。
自分の仕事よりも、チームメンバーとのコミュニケーションを優先的に行うことで、意思疎通を図ることがポイントです。
コミュニケーションの目的は、スバリ「信頼関係を築くこと」です。
リーダーシップの土台となるのは、普段からのコミュニケーションです。ぜひ、今からでも実践してみましょう!
決断を迅速に行う
管理職のリーダーシップを身につけるための習慣は、素早く正確に決断(判断)することです。
状況を判断し、迅速かつ的確な意思決定を行うことで、メンバーを安心させることにつながります。
早く正確な判断は、組織全体の安定と効率的な運営につながります。
もし、判断を先送りしがちであれば、すぐに判断することがリーダーシップにつながることを頭に入れておくと良いでしょう。
すぐに判断するためには、判断するための要素(知識・経験)が必要となります。
自分自身に判断するための要素が無い場合は、上司に聞いたり周囲に聞くことで判断するための材料を探していきます。
リーダーシップは「学び続ける」
リーダーシップは、常に学び続けることで向上させることができます。
書籍を読んだり、研修に参加したりすることで、自身の知識やスキルを高めていきましょう。
私は係長に昇進したときは、係長の書籍を買って勉強し、仕事で実践し、学んだことをブログで記録して反復練習していました。課長になってからは、仕事とブログにプラスしてセミナーや研修会に参加し、学習を続けています。
リーダーシップは、実践と勉強の繰り返しで学んでいくことがポイントになります。
結果的に、社内や転職での評価にもつながりますし、現在の経営にも生きています。
ぜひ、学び続けることを覚えておくと良いと思います!
まとめ
「管理職としてのリーダーシップを学びたい」、「リーダーシップを学んで転職に活かしたい!」と思っている方に、どうやったらスキルが身につくか、リーダーシップスキルのヒントを解説してきました。
また、「管理職がリーダーシップを身につけるメリット」や、「リーダーシップを身につけるための習慣や考え方」も紹介しています。
たしかに、「リーダーシップ」と一言で言っても、基本となるベースが無ければ、何をやったら良いかよく分からないですよね。
まずは、リーダーシップの知識やスキルを学び、実践しながら身につけていくことを意識してみてください。
ぜひ、あなたの明るい未来を切り開く材料になれば幸いです。
以下の記事は、40代管理職の転職でキャリアチェンジに失敗しない方法を解説しています。
ぜひご覧ください!
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この記事を書いた人
「生き方」×「働き方」を学び未来を切り開くwebメディア「イキルメディア」の運営者。金融機関や企業の経営企画マネージャーを経て、起業。webメディア運営や出版などを通じてキャリアアドバイスをするなど、事業に邁進しています。