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40代の働き盛りの男性に向けて、男性サイドの視点で仕事や生活に役立つ記事を書いています。
「40代で異業種には転職できるの？」、「40代でもキャリアチェンジできるのだろうか？」、「やはり厳しいのかな・・」という疑問がありますよね。
以上のような悩みは、以下のようなイメージにならないでしょうか？
- 「40代で異業種に転職できるんだろうか・・？」
- 「40代でキャリアチェンジはリスクにならないだろうか？」
- 「40代で転職した人の体験談を知りたい！」
- 「やっぱり40代は転職するのは厳しいのかな？」
以上のように、40代で異業種への転職を考えたときに、「異業種への転職は実際のところどうなのか？」、「キャリアチェンジは難しいでは？」というようなことが、思い浮かぶのではないでしょうか。
たしかに、40代の異業種転職を成功させるには、実際の体験談や考え方など実態が分からないと、新しいステップを踏み出せないですよね。
そこで今回は、40代の異業種転職を成功させるためのステップとして、現在の状況や体験談を交えながら解説していきたいと思います。
ぜひ、あなたの疑問が解消され、「自分も転職できるかもしれない！」という気持ちになりましたら、とても嬉しいです！
新しい未来に向かってステップを踏み出していきましょう。
目次
40代で異業種への転職をした実態
初めに、40代で異業種へ転職をした実態調査から、見ていきましょう！
全国的な流れをつかめば、きっと何かが見えてくるはずです。
この項目では、転職サービスdodaの「ミドル層の異業種・異職種転職実態レポート」を元に解説していきますね。
40歳以上の転職希望者は6年で1.5倍に拡大
初めにですが、40歳以上の転職希望者数は、増加傾向にあります。
以下は、dodaへの登録者数を示すグラフです。早速、見ていきましょう。
（出展：doda – ミドル層の異業種・異職種転職実態レポート ）
以上のグラフを見ると、20代～40代以上までの全ての年代で、登録者数が増加していますね。
それだけ、転職したい人がいることが分かります。一方で、企業にとっても、人材不足感で採用ニーズが増えているとも言えます。
40代は赤線のグラフですが、2018年は「1」となっていますが、2023年は「1.5」になっていますね！なので、1.5倍です。
ただ、単位は分からないです。1万人→1.5万人で1.5倍なのか、1000人単位なのかは、この資料からは読み取れません。
40代は、転職が厳しいと言われることが多い印象ですが、このグラフから言えることは、「40代でも転職は出来る！」と諦めずに希望をもって行動した人が増えてきたと言えます。
40歳以上の転職者のうち、約65%は異業種に転職
次にですが、40歳以上の約65%は異業種に転職しています。
以下のグラフを見ていきましょう！
（出展：doda – ミドル層の異業種・異職種転職実態レポート ）
こちらのグラフを見ますと、全体の年代とほぼ変わらず、65.2%が異業種に転職しています。
私の転職も、前職とは全く異なる業界で「異業種」でした。ここで分かることは、スキルや知識は、異業種でも活用・転用できていることが分かります。
また、コロナ禍による働き方が大きく変わっていったこともありますね。
地方の人でもリモートで関東圏域で仕事をしている人もいますし、都心部の人が関東圏域で仕事をしながら、地方へ移住することもあります。
企業でも、既存事業では立ち行かないということで、新規事業への取り組みの中で、経験値の高い40代への採用ニーズが高まったとも言えます。
40代の転職先で多い業界や職種
業界
40代の転職で多い業界は、「メーカー（機会、電気）」、「建設、プラント、不動産」、「IT・通信」です。
IT・通信業界は、AI開発やDX、web関係のニーズがあり、プログラミングが出来る人が、数多く転職しています。
以下の記事でも、紹介していますので、ぜひご覧いただければと思います！
▼40代の転職は手に職をつけた方が良い？スキルを磨いてキャリアチェンジするポイントs
職種
職種で多いのは、業種を問わず、人事、経理、経営企画、DX担当などの生産性向上が多いようです。
この辺からも、40代は今までの経験を活かして「即戦力」が期待されていると思っています。
私の転職も、まさに「総務・経理・人事・経営企画・DX・生産性向上」であり、中小企業にはかなり高いニーズがある印象です。企業内では育成できないような人材を外部に求めるというニーズがあるのだと思います。
半数以上は年収アップできるが、他の年代と比較すると下がる傾向に
40代の給料の水準は高い傾向にありますので、業界や役職などのポジションで年収が左右されます。
転職者の半数は、年収アップしていますが、他の年代と比較すると下がる傾向にあります。
ここでのポイントは、あまりにも冒険しすぎる（専門性や知識が活かせず、全くゼロからの職種）と、年収ダウンの可能性が高まります。
40代は子供が大きくなり、お金がかかる時期です。だからこそ、年収がアップする転職に目が向きます。実際に私もそうでした。ただ、年収アップするには、役職（ポジション）や自分のスキルや知識が活かすことを覚えておきましょう。
ただし、注意ポイントして、地域の相場よりもあまりにも高い年収は注意が必要です。
何らかのリスクを抱えているか、長時間労働で体を壊す可能性がありますので、条件を良く見て判断するようにしましょう。
異業種へ転職するための考え方
では、次にどのように転職活動をすれば、異業種へ転職できるのか考えていきましょう！
その前に、私の体験談としてお話しすると、なぜ「私は異業種を選んだのか？」です。
私が異業種を選択したのは、この業界や組織に居続けることで、数年先に家族もろとも生活できなくなる状態になることを恐れたからです。だからこそ、スキルを活かし、他の業界に移って生き延びることを選択しました。
異業種への転職は、人それぞれ理由があります。
私は、自分の私生活の将来を見据えて、異業種を選んでいます。
では、異業種へ転職するための考え方にいってみましょう！
40代への企業ニーズを理解する
改めてですが、40代に対する企業のニーズは、
- 即戦力であること
- 専門性があること
- マネジメント経験があること（なお良い）
というニーズがあります。
40代は、それなりに長い期間仕事をしてきていますので、専門知識やスキル、経験値が高いことが期待されています。
マネジメント経験もあると、チームをまとめるスキルがあると評価されますので、年収アップの転職が叶うと思います。
「では、上記3点が必ずなければ転職できないか？」と言われると、決してそうではないと思います。
ただ、どんなビジネスでも仕事でも「ニーズがあり」、「ニーズを満たすもの」にお金が発生します。
ここを押さえておきましょう。
一方で、少し視点をそらして考えると、企業のニーズと言っても色々ありますよね。なので、その企業が求めているスキルがあれば、転職もしやすくなる！という発想もできます。
スキルの棚卸をし、自分のスキルが活かせるか検討する
4０代で異業種への転職をするためには、自分のスキルが活かせるかどうかもポイントになってきます。
とはいっても、自分がどのようなスキルがあり、どう生かせるかを文章で整理し、まとめておかないと、自分のことはよく分からないと思います。
自分が他の人よりも出来ている部分は、「強み」になりますし、苦手とすることは「弱み」になります。
強みを理解し、自己認識をすることで転職先へのアピールもできます。
詳しくは、以下でまとめていますので、ぜひご覧くださいね！
マインドチェンジする
40代で異業種へ転職するには、マインドチェンジがポイントになります。
例えば、
- 自分自身の年齢に対するこだわりを捨てる（→年齢ではなく、経験やスキルをアピール）
- 未経験への恐れを克服する （→ 新しい環境に飛び込むことに恐れを感じるのではなく、新しい環境で学べることに対して前向きにとらえてみる）
- 柔軟性を持つ（→自分の希望に固執せず、様々な話を聞き、新たな可能性を受け入れる）
以上を意識し、マインドチェンジをすると転職活動に幅が広がっていきます。
スキルの棚卸や強みの理解とともに、キャリアアドバイザーに相談することをお勧めします。
人生・転職相談。自己分析/キャリアコーチングします（キャリアアコンサルタント 宮内利亮）
転職を諦めずに継続的に努力する
40代での異業種転職は、すぐに結果が出るものではありません。
より多くの求人に応募し、面接を行うことで場数を踏むことが大事です。
10社、20社の応募で決まれば運が良いと思いますが、40代の転職はそう簡単に決まるものでは無いことを覚えておきましょう。
継続的な努力をすることで、希望の転職を実現することができます。
私も10年で50社以上の転職活動の中で、ようやく転職が決まっています。ただ、私の場合は本気度や行動が不足していたので、長い期間ダラダラと転職活動を行っています。集中的に転職活動をすることで、短期間で終わらせることもできます。
40代異業種でも転職しやすくなるスキル
では、次は40代異業種でも転職しやすくなるスキルを解説していきましょう！
コミュニケーションスキル
40代の異業種への転職のポイントは、
- 相手に合わせたコミュニケーションを取ること
- チームワークを重視すること
- 積極的に意見を述べ、議論に参加すること
以上が転職先で求められます。
40代では部門横断的に、誰とでもコミュニケーションできるスキルがあると良いと思います。
また、仕事ではチームワークが求められますので、40代には柔軟なコミュニケーションが期待されます。
積極的に議論に参加して、新しい刺激を入れて欲しいという企業の気持ちもあります。
業界を飛び越えて異業種に転職することは、コミュニケーションスキルがポイントになります。
問題解決・マネジメントスキル
40代の異業種転職では、問題解決が求められます。
- 課題を分析し、解決策を導き出すこと
- 迅速かつ的確な判断を下すこと
- 最後までやり遂げること
どこの企業でも「課題」は存在します。課題の無い企業はありません。
なので、40代で異業種に転職を考えたときは、課題を見つけ、課題を解決できるような人材が求められます。
また、最後までやりきることも、とても大事なことです。
マネジメントスキルのポイントは３つです。
- チームをまとめ、目標達成に導くこと
- 人材育成を行うこと
- 状況に応じて柔軟に対応すること
以上を意識すると良いと思います。
私の転職した際に、気づいたことは「リスクに対する挑戦の姿勢」も評価されます。誰もやりたくないことや、できないことにテコを入れて、改善を進めるようなスキルがあると重宝されます。
以下の記事も参考になさってくださいね！
IT・語学スキル
異業種転職に必須とは言えませんが、ITスキルもあると良いです。
パソコン操作の基本スキル、データ分析スキル、プログラミングスキルなどです。
特に今は、IT人材が不足していますので、プログラミングのスキルがある人は重宝されます。
最近では、データサイエンスのスキルが注目されていますが、「数値のデータを見たときに、どのように考え、分析し、人に説明し、行動を促せるか」ということもポイントになってきます。
以上は、経営企画の分野になります。
また、語学では、英語、中国語などが代表的なところです。
ぜひ、グローバル社会では多言語スキルがますます求められてきますので、日本語以外も使えると、相当の強みになると思います。
専門スキルや専門知識
40代で異業種に転職しやすくなるためには、専門性の高いスキルや知識です。
例えばですが、「特定の業界の経理や人事」などを長くやってきた実績があれば、専門性があると言えます。
以上の専門性を強みに、実績があるとなお良いでしょう。
例えば、私の事例を出すとハローワーク求人の見直しを行い、自社の魅力となる部分を文章で表現し、丁寧に記載しています。地方ではハローワークの求人に手を抜いている企業が多いので、結果的に、2ヶ月で3人の中途採用ができています。コスト0で採用を実現できたことも実績になります。
以上は少し奇抜な発想かもしれませんが、毎日の仕事に常にアンテナを高くしておき、何か実績を出したらをメモしておくと良いでしょう。
40代で異業種への転職体験談
最後に、40代で異業種へ転職した際の体験談をお話ししていきたいと思います。
新しいスキルが身に付き、収入がアップ
異業種に転職した際の一番のメリットは、新しい業界知識を勉強できることです。
人によっては新しいスキルを身につけられることもメリットになりますが、私の場合は前職のスキルをそのまま使っていただけですので、大きく何か学べたというよりも、経験を活かして色々なことが出来たことが大きいと思っています。
業界を変えることによって、収入がアップしたことも良かったことの１つです。
環境になれるのが大変
異業種への転職は、新しい環境に慣れるのが大変だと思います。
業界特有の言葉やルールもそうですし、企業独特のルールも存在します。今までのやり方が通用しないと思っていた方がベターです。
企業のルールに合わせなければなりません。
私の場合は、掃除が好きな会社でしたので、ルールに習ってひらすら掃除をしていました。企業の習慣には合わせた方が良いと思います。
ただ、急に長時間労働が当たり前の業界に行くと、体がついていかないこともあります。
コミュニケーションの違いも、戸惑いを感じることもあります。
まずは時間をかけて環境に慣れることが大事だと思います。
業界や各企業でも「雰囲気が合う」、「雰囲気が合わない」がある
転職先の雰囲気が合う、合わないというのは、結構あります。
どちらかと言うと、雰囲気に合わせられる方が大事です。
ただ、どうしても受け入れられないこともあります。例えば、ハラスメントや言葉の暴力、いじめ、嫌がらせなどが露骨にある状態です。
このような異業種先は、口コミサイトなどで情報を入手しておくと良いですが、実際は入社しなければ実態は分からないものです。
雰囲気は、企業風土とも言えます。
企業風土に合うか、合わないかは、長く働く上でとても大事なポイントになります。
ぜひ、企業との面接時に、会社の雰囲気を感じとっておくと良いと思います。
一番難しいのは、人間関係
40代の異業種転職で一番難しいのは、人間関係です。
人間関係を円滑にするためには、コミュニケーションが何より大事です。
ぜひ、異業種転職を成功させるポイントとして押さえておいていただければと思います。
まとめ
「40代の異業種転職ができるの？」と疑問持ち、悩んでいる方に記事を解説してきました。
今回は、異業種への転職実態をデータを使って解説し、異業種転職へするための考え方もお伝えできましたね。
転職活動は、時間と労力がかかってしまいますし、心が折れそうなときもあります。
私もそうでした・・。
まずは、相談できる先を確保し、悩みを相談することでモチベーションを維持しながら、異業種への転職活動にチャレンジしていきましょう。
40代男性で転職に悩んでいる人は、以下の記事もお勧めしています。
ぜひ、明るい未来を切り開いていきましょう！
この記事を書いた人
「生き方」×「働き方」を学び未来を切り開くwebメディア「イキルメディア」の運営者。金融機関や企業の経営企画マネージャーを経て、起業。webメディア運営や出版などを通じてキャリアアドバイスをするなど、事業に邁進しています。
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ぜひ見てみてくださいね。
