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中間管理職の男性視点で、仕事に役立つ記事を書いています。
私が実践してきた、男性管理職としての育児参加や子育てに参加するための仕事の進め方をまとめていきたいと思います。
私は育児や子育てはほぼ終わり、今は自分の時間を作れるようになってきました。
ただ、当時はとても大変だったことを思い出します。
今回は、私が実際に実践してきた方法を紹介していきたいと思います。
子育てや育児だけでなく、副業や活動の幅も広がりますので、参考いただければ幸いです。
それではいってみましょう!
目次
時間管理編
子育てや育児に参加するためには、「自宅にいる時間をいかに増やすか」が、カギを握ります。
そして、自宅にいる時間を増やすためには、いかに仕事を早く切り上げて「早く帰るか」が大変重要なポイントです。
早く帰るために大事な、時間管理を徹底する方法をまとめていきます。
定時退社を1日でも増やすように仕事を進める
管理職になると、定時で帰ることが難しくなります。
自分で相当意識しないと帰ることができないのです。
さらに、管理職はチームの長ですので、トラブルや新しい対応に追われる立場です。
まずは、「定時退社を1日でも増やす!」という目標を立てましょう。
目標を立てることで、1日の中で仕事の進め方が変わっていきます。
1時間残業しなければ、1時間家にいる時間が増えますので、子育てや育児に使える時間が増えることを意味します。
報告書類は即日で書き上げる
報告書類関係は、基本的に時間をかけないことが大事です。
管理職にとっての報告書類は、あくまでも次のステップを決めるための記録メモであったり、振り返るためのツールに過ぎません。
私が実践する方法として、web会議の場合、
- PCは必須で準備し、会議を聞きながらタイピングしていく
- 長い文書にせず、項目でまとめていく(※1)
- その日のうちに書き上げる
(※1)項目でまとめる方法は、それほど難しくする必要はなく簡単に考えましょう。例えば、
- 法令改正があるため、1か月後までに対応の必要あり。
- 軽微なシステム変更があり、来週までにシステム担当者へ説明し、打ち合わせを行う。
- 設備導入しなければ、今後の対応ができなくなるため、次年度300万円の設備投資が必要となる。
以上のように、文章を項目ごとに区切り、記載していくと分かりやすいです。
締め切りに限らず仕事は全て前倒し
ほとんどの仕事は締め切りが設定されていますが、締め切りを設定しなければ、忘れられてしまう長期スパンの仕事もあります。
どんな仕事であっても、仕事は全て前倒しで行います。締め切りがある場合は、2~3日前までには全て終了させると良いでしょう。
締め切り日の当日になって、慌てて仕事をしているようでは、早く帰ることはできません。
男性管理職から見ると、女性の働き方がとても参考になります。
なぜなら、小さい子供がいる女性社員は時間に厳しく、仕事の提出が早く、ものすごいスピードで仕事をしています。家でも同じようにマルチタスクで沢山のことをしているからと言えます。
朝を活用しよう
子育てや育児をする上では、夜早く寝て、朝早く起きる習慣を身に着けることをオススメします。
小さい子供は、夜早く寝て、朝早く起きます。子供の生活リズムと一緒にすることで、健康にもなれます。
よく、子供を寝かしつけてから、自分の時間として夜遅くまでテレビを見たり、趣味をする方も多くいますが、睡眠時間は4時間程度ではいつか体を壊します。
私のオススメとしては、朝4時で起床し、自分でやりたいことをやりつつ、料理を作ったり、ゴミ出しをしたり、家事をこなす時間としています。
参考になるオススメ記事・40代男性の衰えや老化を克服!いつまでも健康で過ごせる9のコツ
チームワーク編
子育てや育児に参加するためにはチームワークを向上させ、生産性を高める工夫が必要になります。
生産性が高くなれば、部署の仕事をスムーズに回転させることができるので、定時退社できるようになります。
仕事はチームで助け合わないと生産性は向上しない
まず、基本的で大事なことですが、仕事はチームで行う以上、「助け合う・ヘルプしあう」ことで生産性が向上します。
ただ、オフィスの仕事の場合、隣の人が何の仕事をしているか、どの状況にあるのかがわかりにくいようです。
ですので、自分が困っていることや、仕事が溢れていて追いついていない状況を口に出したり、ヘルプサインを出さないと周囲は気づきません。
男性管理職としては、チーム内の残業が増加しているにも関わらず、自分だけ定時退社するわけにはいきません。
ですので、困ったことがあったら周囲に話をしたり、情報共有させることで、助け合う風土を作っていきましょう。
チーム全体としてカバーや補完し、仕事を回していくことで、定時で仕事を終わらせることができるのです。
常にご機嫌でいると、チームの生産性は上がる
管理職にありがちな「不機嫌モード」ですが、チームの生産性には良い影響はありません。
人を寄せ付けない威厳的な雰囲気よりも、「ご機嫌モード」にシフトチェンジしていきましょう。
なぜなら、部下は上司のご機嫌を伺いながら仕事の相談をしてきます。上司の機嫌が悪ければ、部下は八つ当たりされたり、仕事が上手く進まなくなることを恐れるものです。
反対に、上司がいつもご機嫌であれば、話しやすく、相談しやすいので、部下の仕事の状況を把握しやすくなりますので、チーム全体の状況が把握しやすくなります。
ご機嫌モードは、意識して作っていくものです。
また、体調が悪く、口数が少ないだけで不機嫌モードに見えてしまうこともありますので、ご機嫌を維持することも、チームの生産性を高め、定時で上がるための技術と割り切りましょう。
株式会社コーチ・エィ コーチング研究所のアンケート調査によると、上司の67%が話しかけにくく、33%は話しかけにくいことが分かりました。
役職別に見ると、経営者、部長、課長であってもそれほどの大きい変化は無く、約70%は話かけやすいという統計が出ています。
以外に多いと思いましたが、それだけ気を付けている人が多いのかもしれませんね。
ぜひ、70%の層を目指していきましょう。
(出展: Hello, Coaching – 約6割の人は、自分を「話しかけやすい人」だと思っている)
部下に対して報告と共有を徹底し、部下にも同じことを求める
チームワークで大事なことは、必要な情報がきちんと共有されていることです。
よく部下には報告を求めるのに、自分からは情報を出さない管理職がいますが、チームワークを高める上ではNGです。
チームワークを高めて仕事を高速回転し、定時で上がるためには、上司からの報連相から始めましょう。自分からチームの部下に対し、コマメな連絡や情報共有、報告を行います。
上司がこのような仕事のスタイルをとると、やがて部下も見習うようになります。
上司と部下がお互いに報告し、情報を共有しあうようになると、情報の遅延が少なくなり、仕事がはかどるようになります。
改めて整理すると、
☑ 連絡を怠らない → 仕事のミスやクレームの減少
☑ 情報共有 → 上司が何を考えているか部下が把握できるため、部下が行動をとりやすい
以上となります。やってみると意外に簡単で成果が出ることですので、ぜひトライしていきましょう。
ランチ会や飲み会は特に無くても問題ない
管理職になると、コミュニケーションツールとしてランチ会や飲み会を意識するようになります。
職場のコミュニケーションが無いと、仕事の依頼や相談などもスムーズにできなくなり、やがて仕事が滞っていくからです。
ただ、本当にそうでしょうか。私はあまりそう思わなくなってきました。
日頃の報告や情報共有を徹底していると、あえてランチ会や飲み会を実施してコミュニケーションをとる必要が無いと思っています。
日常ですでにコミュニケーションが成立していれば、ランチ会も飲み会もいらなくなります。
もちろん、歓送迎会も含めて本当に何も無くなると寂しいですが、早く家に帰り、子育てや育児の時間を作られると思えば、仕方ないのかもしれないですね。
以下の記事では、管理職としてのコミュニケーション能力を身につける方法を詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。
自分の仕事編
自分の仕事も工夫をして、自宅でいかに長く過ごせるかを意識していきます。
具体的なポイントにまとめていきましょう。
残業が確定であれば、早朝から仕事を始めて定時に帰る
「今日は残業だ・・」という時がありますよね。でも、育児や子育てのために早く帰らなければならないときは、本当にツライです。
もし、あらかじめ残業であることが前日から確定している場合、早朝作業をオススメします。
ただし、会社のセキュリティ上、早朝出勤出来ない場合は無理です。
私の場合は、早朝出勤が可能でしたので、朝5時から出勤し集中して仕事を終わらせ、定時で帰るということをしていました。ちなみに、管理職で残業は出ませんので、いつ出勤しても特に問題になりません。
早起きが習慣化されていると、早朝に起床して家事を行い、出勤できるようになります。
朝の仕事は1日のうち一番仕事がはかどる時間ですので、会社サイドで許されるのであれば、早朝出勤して定時で上がることをオススメします。
健康でなければ良い仕事はできないことを覚えておく
仕事を順調に行い、スムーズに進めるためには健康状態の良し悪しで左右されます。
不健康であるほど仕事が上手く進まず、余計なことに時間を費やすようになったり、同僚と揉め事を起こしたり、仕事と関係ないことをするようになるものです。
健康を維持するためには、
☑ 適度な運動
☑ バランスの良い食事
☑ 睡眠時間の確保
です。当たり前のようなことですが、意識して行うだけで健康になれます。
時間に厳しくする
誰よりも時間に厳しくなりましょう。
会議や打ち合わせ、遅刻など時間にルーズな部下を甘やかしてはいけません。
チーム内で時間にルーズな部下を野放しにしておくと、やがてルーズな雰囲気が広がり、何をやっても許されることになってしまいます。
時間に厳しいこととは、ルーズな人間は許さないこととも言えます。もちんですが、自分も時間に厳しくなければ、誰も言うことは聞きません。
時間に厳しくなることで、5分、10分の時間の節約につながり、やがて定時で帰れるようになります。
ルーティン業務は体が勝手に動くまで習慣づける
定時退社し、育児や子育てに参加するためには、ルーティン業務は体が勝手に動くまで習慣づけすると良いでしょう。
ルーティンはできれば部下に任せたいところですが、部下が優秀であったり、難易度の高い仕事をそれぞれ行っている場合は、管理職自身がルーティンをした方が良い場面もあります。
ルーティングは、「毎日この時間やタイミングになったらやる」と決めておき、その時間になったら、必ず行動します。
これを繰り返すことで、習慣づけできます。習慣づけできたら、頭で何も考えなくても、体が勝手に動いて、気づいたら終わっているものです。
この間、頭では自分の仕事を考えたり、検討することで、仕事をマルチタスクで行うことができます。
課長・管理職の役割や仕事術をまとめたコンテンツ集を作りました!
以上、「男性管理職が子育てや育児に参加するための具体的な仕事の進め方」でした。
ではまた^^
▼時間を最大限に効率化し、子育てをしていきましょう!