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中間管理職の男性視点で、仕事に役立つ記事を書いています。
課長のアウトプットを最大化し、大きな成果を出すための方法を紹介します。
1人では1人分のアウトプットにしかなりませんが、2人や3人でもチームの力を上手にまとめることができれば3倍にも4倍にも成果を上げることができます。
課長は、チームの力を最大限に引き出すマネジメント力が求められます。
ぜひ、この記事でアウトプットを最大化する戦略を身に付けていきましょう!
目次
1人の力では何もできない、成果も出せないことを知ろう
課長のアウトプットを最大化するために、まず初めに覚えておいてほしいのが「1人の力では何もできない」とうことです。
どれだけ課長が優秀なビジネスマンでも、1人の力は1人の力でしかありません。
課長は、マネジメントでチームの力を最大限に引き出し、統率し、成果に結びつけなければなりません。
そのためには、自分の力を発揮するため「自分中心」に仕事をするのではなく、チーム1人1人の力が発揮できるような「チーム中心」の視点で仕事をしていきましょう。
何をやるにも、人的パワーを掛け算で考える思考に切り替えていくのが、課長の正攻法です。
掛け算の思考を取り入れることで、アウトプットは最大化されるでしょう。
チームが円滑に動くことだけを考えよう
アウトプットを最大化するためには、チームが円滑に仕事に集中できるように環境を整えていきましょう。
課長の最大の目的は「生産性を上げ、アウトプットを最大化し、大きな成果を出すこと」です。
チームが円滑に動けるようにするためにのコツとしては、
☑ 最新PCの配備や共有ネットワーク、メール設定、タブレット配備、web会議などの環境整備を進める
→ 今も通信はFAXのみで、PC・メールなしの企業は存在するため、機器類の設備投資で生産性を向上
☑ 壊れたイスやデスクが放置、紙書類をはじめとする物が散乱するなど、乱れた職場を整理整頓・清掃する
→ チームの雰囲気が明るくなり、コミュニケーション増加。さらに一度キレイになると、状態を維持したいという気持ちが働く
☑ 問題発生に対する初期対応の徹底
→ 放置や見て見ぬふりをせず対応する
☑ 社内ルールの徹底
→ ルールを無視する社員を指導することで、職場のモラルが守られ生産性が向上
☑ コミュニケーションの増加
→ 誰でも発言できる雰囲気で、不祥事の未然防止やアイディアが生まれる
☑ 相談しやすい雰囲気づくりで、風通しを良くする
→ 相談しにくい職場は、問題を隠し不祥事の温床につながる
何アウトプットを最大化させるためには、課長がチームの環境づくりに貢献することです。
以下の記事では、管理職としてのコミュニケーション能力を身につける方法を詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。
とにかく包み隠さず共有しよう
課長のアウトプットを最大化させるためには、情報を包み隠さず共有することです。
賢い部下は、上層部が自分たちに何も伝えず、何か隠しごとをしているのではないかと勘繰るものです。
例えば、「課長は仕事で外出していると思うが、自分達には何も伝えてくれないし、実際何をしているか分からないため、実は遊んでいるのではないか」と考える部下も出てきます。
たとえ課長が遊んでいなくとも、部下が疑念を抱けば職場のエンゲージメント(職場への信頼感や貢献度)が減少し、生産性が下がります。
これは簡単なことで、「課長が遊んでいるなら、自分たちだけ真面目に仕事をするのは馬鹿らしい」手を抜き始めるのです。
以上から、出来る限りの情報は部下に共有しましょう。
ただし、人事情報や経営に大打撃を与えるようなトップシークレット情報は共有できません。
部下に対しては、自分から情報を発信することで疑念を持たせないことです。
チーム全体のアウトプットに邪念が入ることを阻止し、最大化させましょう。
有給休暇を取得させよう
部下が有給休暇を取得したいと申し出たときは、どんな状態であっても快く受け入れましょう。
ただ、どうしても人不足で職場が回り切らない場合、日程を調整できないか話をします。
注意ポイントは、有給休暇は労働者の権利でもあり、取得を拒否したり、嫌がらせをするとパワーハラスメントで敗訴した事例もあります。
有給休暇は、子供の行事、通院、介護など平日にしかできないことをやるものですし、リフレッシュの意味もあるでしょう。
きちんと休めるときに休める職場は、士気が上がります。
課長が目立つ必要はない。課長は黒子に徹しよう
考え方に個人差がありますが、私は課長自身が目立つ必要はないと思います。
これは仕事ができる課長や目立つことが好きな課長にありがちですが、課長自身が目立っても、チーム全体がしらけていては何の意味もありません。
目指すところは、チームの能力を引き上げてアウトプットを最大化することが目的です。
課長は黒子役に徹して、チーム全体が目立つようにしてみてください。
それぞれの部下が成果を上げるようになれば、結果としてマネジメントする課長が目立つことになります。
ぜひ「黒子マネジメント」も検討してみましょう。
部下に仕事を教えることからマネジメントは始まる
部下に仕事を教えることは、課長のアウトプットを最大化させるための方法の基本であり、土台でもあります。
一部の部下を除き、部下は自分で考えることをしないか、自分の考えの中で誤った方法で仕事を進めていくものです。
自分の頭で考えない部下は課長の指示を待つだけですので、自分からは仕事を見つけたり引き受けることはしません。
仕事を教えれば忠実に仕事をしますが、絶えず指示をしなければなりません。
このような部下は「自分で考えて進めてください 」という仕事は絶対にできません。
なぜなら、自分の考えがないため「仕事をしない方向に持って行こうとする」からです。
この部下に対しては、具体的にかつ細かく指示し、進捗状況も細かく聞きましょう。
また、新しい仕事のやり方を教えることも必須です。
誤った方法で自分の考えで進める部下は、自主性はありますが、方法論や考え方が間違っている場合が多いです。
このような部下に対しても、仕事のやり方を教えます。
どんな部下であっても、仕事を教えることからマネジメントは始まります。
逆に言えば、課長自身も学び続けなければならないと言えるでしょう。
新しい知識を得たらすぐに研修しよう
課長のアウトプットを最大化さるためのポイントとして、新しい知識を得て自分自身が理解したら、すぐに研修や勉強会を実施しましょう。
講師は課長自身で良いです。
苦手な場合は得意な部下でも良いですが、課長自身の方が良く伝わる良いと思います。
1人の知識ではなく、複数の知識の力に増幅させるのです。
資料を読んで、目で追う「読み合わせる」という方法でも効果があります。
法律改正、制度改正、ノウハウ共有など、学習の機会は多ければ多いほど、人的な資産が形成されていきます。
設備投資よりも多額のお金を必要としませんので、人を育てることは経営にとって最高の投資です。
人間への投資をやればやるほど生産性が向上し、アウトプットは最大化されていくでしょう。
仕事が出来ない、使えないと言われた部下がチームに貢献できるようにしたマネジメントのコツ
部下の中には、「仕事ができない」、「トラブルが多い」、「コミュニケーションができない」、「ミスを隠す」、「報告しない」という理由で、管理職が嫌がる部下がいます。
ただ、アウトプットを最大化させるためには、そのような部下でも戦力にする必要があります。
私が実際に行ったことは、
☑ コミュニケーションをとり、性格や行動パターンを把握
☑ 話しやすい雰囲気を出す
☑ 何が得意で、何が出来ないかを理解し整理
☑ 得意な仕事だけに的を絞って仕事を与え、チームの仕事を全部割り振りし直す
☑ 苦手なことをさせない、克服させようとしない
☑ 得意なことを上手くやったらほめる
☑ 職場のルールを徹底的に順守させる
以上を実践し、部下を戦力に変えていきましょう。
アウトプットを最大化させるためには、平均的にソツなく仕事ができる部下よりも、仕事ができない部下に焦点を合わせた方が、全体の底上げにつながります。
「打ち合わせ」はチームのアウトプットを最大化するための道具である
「打ち合わせの機会」は、コミュニケーションと意思疎通を兼ねたツール(道具)として使用しましょう。
打ち合わせは、業務の方向性の確認や情報共有、他部署との連携としても使えます。
打ち合わせの時間は平均30分、長くても1時間を目安に何度も行った方が効果があります。
ダラダラ無駄話をせず、要点のみをおさえて進めましょう。
打ち合わせをすることで、たとえ話し手が一歩通行であっても、チームがバラバラに行動してしまうことは避けられます。
打ち合わせの機会を作り、アウトプットを最大化していきましょう
以上、「課長のアウトプットを最大化するための9つの戦略」でした。
ではまた^^
課長・管理職の役割や仕事術をまとめたページを作りました!
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(※この記事も掲載しております。)
▼アウトプットを最大化し、成果を上げられるチームを作りましょう!
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