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40代の働き盛りの男性に向けて、男性サイドの視点で仕事や生活に役立つ記事を書いています。
「一生懸命な人って、出世するの?出世しないの?」という質問に答えていきたいと思います。
私の経験上からは、真面目で一生懸命な人で出世する人もいますし、一方で不真面目なのに出世する人もいます。
反対に、適当でだらしなくて仕事ができず、周囲に迷惑をかけるような困った人でも、コミュニケーションが上手く立ち回りが上手できれば出世します。
たまたま現在のポジションで仕事をしていたので、そのまま昇格した「運」による出世もあります。
今日は一生懸命な人は果たして出世できるのか?ということをお話していきたいと思います。
目次
一生懸命な人はやり方次第で出世する
結論的には、一生懸命だけでは出世しません。
仕事にやり方があるように出世も方法論としての「型」があります。
以下は、私が長年サラリーマンを務めてきた出世への結論です。
☑ まず前提として出世は「組織」の属性や考え方によることが多い
☑ 嫉妬や内部闘争は、それなりに頭に置いておく
☑ 組織の方向性と自分の仕事の方向性が合致している
☑ 直属の上司との相性が良く、その上の上司とも相性が良い
☑ そつなくこなし、ある程度の結果を出せる
大体の組織は、以上のような形で昇進が決まっていきます。一生懸命な方は、ポイントを押さえておくことで、” 出世が近づく “はずです。
一生懸命でも出世できない人のタイプ
次に、一生懸命でも出世できない人の特徴を説明していきたいと思います。
出世したい人は、今後のサラリーマン人生の考え方を補正していきましょう。
組織の進めたい方向とズレている
一生懸命な人は、自分の仕事やチームに貢献できるよう懸命に働きます。
誰よりも働く姿は、周囲を感動させ、部下をリードするようなリーダーシップも発揮できると思います。
私の経験では、お客さんを出来る限り満足させようとして頑張っていても、組織的には「そこまでやる必要は無い」という考えであれば、ズレが生じることになります。
自分の正義を通そうとすれば、組織の正義やルールと反することになりますので、「面倒な人だな」となって、出世しないことにつながります。
自分の進めたい正義は、仕事に自信があるほど、ズレる可能性が高まります。
要領よく出世する人は、自分の思いがあり、自分の進めたい方向に進められなくても、自分の思いは脇に置いておき、組織の方向性に合わせることができます。
自分の思いに折り合いをつけて、仕事を進めていくことが大事です。
勝手に判断して動く
仕事に自信があると、100%成功すると考えて自分で判断して動いてしまう人がいます。
これも組織にとっては、出世させられないタイプです。
どんなに自信があっても、一呼吸置いて、上司に相談という形を取らないと、出世は遠ざかるものです。
課長など、自分で決められる範囲内であれば判断して動けるようになりますが、そうでない場合はどんな形であれ「相談」や「報告」が必要です。
私の経験では、上司がめちゃくちゃな判断をする人がいたので、最低限の相談だけを行い、後は自分で判断していたことがあります。
理想と現実は難しい部分もありますが、頭に置いておいていただければと思います。
結果が伴わない
真面目で一生懸命であり、コツコツ努力しているように見えても結果が伴わない人は出世できません。
仕事をしている以上、何かしらの結果を伴わないと出世の対象はなりません。
ただし、年功序列タイプの組織では、コツコツそつなく仕事をするタイプはある程度まで出世します。
年功序列で出世するためには、
☑ 目立った結果や成果は出さなくても良い
☑ 重大なミスや不祥事をおこさない
☑ 長く務める
以上のような働き方をすれば、年功序列型の組織では主任、係長、課長代理、運が良ければ課長までは出世していきます。
出世の基準が無い
一生懸命でも、組織に人を評価する基準が無いと出世しません。
つまり出世の基準は、人事権がある社長や代表者にあるので、社長や代表者がどういう人を出世させたいかで全て決まります。
古い組織の場合は年功序列が多いですが、”これもある主のルール “です。
年功序列の勝ちルールは、一生懸命働かなくても、そつなく長年勤めることです。
一方で、一生懸命働かなくても出世して給料が増えていくので、働かないオジサンを量産することになり、やる気のある人が離れていくデメリットもあります。
一生懸命働く人は、冷静に自分の組織に「昇格の基準」があるかどうか確認してみてください。
今の社会情勢からは、年功序列制度は無くなりつつあります。
人事評価制度を採用する企業も増えていますので、その場合は、一生懸命さが評価の対象になると思います。
コミュニケーションが苦手で、嫌いな上司を前に会話ができない
一生懸命でも、コミュニケーションが苦手な人はなかなか出世できません。
例えば、コミュニケーションが苦手で上司への報告や、周囲との会話ができないと、意思疎通ができなくなります。
組織は「人」であり、チームとして共同作業で成果を出していくものだからです。
一生懸命でコミュニケーションが苦手な人は、
☑ 嫌いな人でも、合わない人でも、顔に出さずに上手くコミュニケーションする
☑ 合わない上司は、あいさつだけでもしっかりする
☑ なるべくムスッとした顔をせず、話しかけやすい雰囲気を作る
☑ 仕事で「あれっ?」と思ったら、自己判断せず周囲や上司に確認をとる
以上は、習慣でも変えることが出来ますので、ぜひお試しください。
上司を上手く利用できない
一生懸命な人でも、上司を上手くコントロールできない人は出世できません。
これは、上司との相性にも関係してきますので、私も長年の会社員生活で、とても苦労しました。
上司と会話が成立する間であれば、相手のプライドを傷つけないように注意しながら、上手に利用していきましょう。
例えば、相手との交渉の引き合いに上司を出し、交渉を上手く進め成功すれば上司の手柄にもなります。
出世ができる人は上司を上手にコントロールしながら、うまく仕事に巻き込み、結果を出せる人です。
まとめ
最後に、一生懸命な人が出世するための方法をまとめていきましょう。
☑ 出世のコツをつかみ、組織のルール(型)を把握する
☑ 一生懸命はそのままに、出世できない人のタイプを知り、そのような行動をとらないこと
以上に気をつけながら、仕事をしていきましょう。
ただ、理想通りにはいかないことの方が多いこともあります。
もし、一生懸命な人で、上記の方法を実践しても組織に評価されない場合は、転職で環境を変えることも念頭に置いた方が良いと思います。
例えば、出世して年収を上げていきたいものの、色々行動しても出世できない場合は、転職した方が早い時もあります。
私も家族を持ち、子供の教育費がかかることもあって、転職活動をしてきました。
私の場合はとても苦戦し、ようやくつかんだ転職でした。
失敗も多くありましたが、出世せずとも “業界を変えることで年収アップの実現も可能” です。
以下の記事で詳しくまとめていますので、ぜひ新しい未来をつかみ取っていただければ幸いに思います。