燃え尽き症候群(バーンアウト)はいかにして、未然に防ぐことができるのでしょうか。
私の経験から、考えること、伝えられることを整理していきたいと思います。
以下の記事は、前回の記事の続きです。
前回の記事 私の燃え尽き症候群はこう治した!克服・回復方法をまとめるよ
ではいってみましょう。
目次
働き方
始めに、燃え尽きない働き方について考えていきましょう。
仕事にマジメになりすぎない。肩の力を抜いて生きよう。
日本人の多くは勤勉でマジメであり、仕事に対して完璧主義です。
仕事の手を抜くことができず、これで良いと思えないのです。だからこそ、安全安心で衛生的と言われています。これは非常に良い面です。
その反面、長時間労働が助長され、過労死や自殺を招いています。働くことに対して「行き過ぎる」のです。
しかも、勤勉で真面目であることが美徳とされているので、真面目な人は、相手に対して真面目を強要することがあります。
なんだか窮屈ですよね。
いつも私が実践するのは、精神面は「チャランポランでテキトーで良し!」と勝手に設定して、肩の力を抜きます。
一方で、行動面はコツコツ継続します。これで精神と行動の帳尻が合うので、一定のメンタルが保たれます。リラックス状態とも言えます。
真面目な人は、リラックスしながら、仕事するくらいで丁度良いのです。
淡々と目の前の仕事をこなしていくだけで仕事の成果は出ますし、感情の浮き沈みも無いので、燃え尽き症候群にもなりにくいです。
どうも真面目になってしまう・・という方は、以下の記事も参考にしてみてください。
▼どうしても真面目になっちゃう人の「考えすぎない」ススメ
会社に期待しすぎない
仕事ができる方や、自分の能力やスキルに自信のある人は、会社に期待しすぎる傾向にあります。
例えば、年功序列が良い例ですね。
自分と相手を比べて、自分の方が優れていると思っていると、「年齢が上というだけでなぜ偉くなるんだ!!」となります。
日本に成果主義が浸透しないのは、日本の同質社会(みんな一緒)にあると考えています。
反面、スマートフォンの普及でSNSやweb検索のネット系記事は「自分との同調記事」が目につきます。
つまり、自信過剰で自意識過剰になりやすい傾向にあります。
もっと分かりやすく言うと、客観的に自分が見えなくなります。
以上が、現代社会の問題点です。
もう1つは、マジメント能力のある経営者はそれほどいないというのも事実です。
地方では特にそうです。
自分自信のがんばりが正当に評価される組織であれば、全然問題ありません。でもそうでないところが多いのも事実なのです。
つまり、「会社を見極めて過度に期待しない」のも大事なことになってきます。
逃げ道は用意しておこう
これも、私の失敗から学んだ教訓です。
最終的な逃げ道がないと、精神的に追いつめられてしまいます。
仕事だけでなく、プライベートでも同じです。几帳面でパーフェクトなものを目指そうとすると、息苦しくなります。
例えば、立派で完璧な父親・母親を目指そうとして毎日イライラするよりも、のんびり構えつつ、やるときはやるというスタイルで良いと思います。
仕事の場合、過密スケジュールで仕事を詰め込み、毎日走り続けていても、必ずどこかで爆発します。
スケジュールに少し余裕を持たせ、マイペースに淡々と行動し続けた方が長く持ちます。
自分を追い込みすぎず、どこかに逃げ道があると精神的に楽になれます。
責任を背負いこみすぎない
会社では、役職に就いたばかりや異動したばかりなど、肩の力が入っている場合が多いです。
真面目で責任感のある人は、責任を背負い込みすぎてがんばりすぎると、燃え尽き症候群になります。
言い換えれば、組織にいる以上は自分がすべてを抱え込む必要はありません。だからこそ、組織の一員であると言えます。
自分ができない仕事で、別の人が得意な仕事も案外多いのです。
せかせか仕事をしない
早く仕事を進めないと・・という焦りは、せかせかさせます。
焦って仕事をしても、間違いだらけということも多いはず。
部門や職業にもよりますが、今やるべきことに向きあい、じっくり淡々と仕事をした方が良い結果が出せます。
業務でパンクする前に助けをよぼう!
私はバーンアウトする前に、新規事業を4つ同時並行に進めつつ、大規模な交渉・調整を行い、日々苦情や問題に対峙していました。
それ以外にも、少ない人数で多くの仕事を抱えていましたので、定時で仕事は終わることはありませんでした。
部下も新入社員レベルで、全く育っていない状態だったので、難しい仕事は振れず、ほとんど自分で進めてきました。
結局、物理的な仕事の量がパンク寸前であると、仕事はことごとく失敗します。
結果的に体もボロボロ、精神も崩壊していきます。
業務崩壊してしまう前に、助けを請いましょう。
時々笑い、同僚と無駄話をしてみる
職場の風通しが悪いと、ストレスがたまります。
時々はムダ話をし、笑いがあった方が仕事はスムーズに進みます。
人は8時間以上ノンストップで働き続けることはできませんので、適度にガス抜きをしましょう。
笑うことで、ストレスは解消しますし、燃え尽き症候群の予防にもなります。
休日の過ごしかた
前提として休みはしっかり取る
休みなく働き続けることこそ、燃えつき症候群になりやすいです。
私の場合もほとんど休みを取らず、家でも仕事をしていました。
仕事のしすぎや、仕事に夢中になりすぎた後、息をついた瞬間に燃え尽きてしまうものです。
適度に仕事をし、適度に休み、適度に遊ぶことこそが一番です。
それでも会社をやめてやる!と思ったら
さて、ここまで読んできていかがでしたでしょうか。
私が燃え尽き症候群を発症した理由は、仕事のし過ぎと、報われなかったことに対する落ち込みから来ています。
どんなに燃え尽きても、とにかく会社を変えて自分を違う環境に置きたかったです。
具体的には、あらゆる転職サイトに登録したことです。入り口を増やすことで、人の目に触れる機会を多くするという考え方です。
ハローワークに通いながら、転職エージェントとの面接2回、送った職務経歴書も7社以上あります。
実際に会社との面談2回まで行ったものの、家族の反対で諦めたこともあります。
それでも、自分で納得するまで行動することが大事だと思っています。
参考までに、転職サイトを挙げておきます。
1つ目は、人気のワークポート。転職コンシェルジュと名乗っているだけあって、素早い対応という口コミが多いです。IT、web、ゲーム業界で働きたい方にオススメです。
ITエンジニアとしての自信がある方は、レバテックキャリアが良いと思います。
財務、経理が得意で会計畑で生きていきたい方は、【ジャスネットキャリア】です。会計、経理職のキャリア形成が難しい中で、このサイトはよいと思います。
また、DODAでは自分の適性年収を知ることもできます。自分の評価が客観的にどうなのか、把握しておくのも良いでしょう。
以下の記事でまとめていますので、参考にしてみてください。
▼あなたの価値はいくら?DODAで適正年収を査定してみた結果!
以上で、燃え尽き症候群まとめ記事を終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた^^
実は私は、この燃え尽き症候群の経験の後の3年後にも、働きすぎてバーンアウトしています。
その時の原因も「長期間がんばって働きすた」ことにあります。
すぐに医者に行ったので1週間くらいで完治しています。
その記録として、以下の記事を書いています。
参考になると思います。
参考 仕事を全力でしすぎてバーンアウトしたので、症状と回復までをまとめる
この記事は、以下のまとめページに掲載されています。
あなたの症状を回復できる記事に出会えると思います。参考にしてみてください。