中堅部下の中には、仕事はできるけど行動や言動に問題があり、他部署からのクレームが多い人がいます。
そういった人材の対処についてまとめていきます。
目次
問題行動を起こすのは、自信を持ち過ぎている部下
問題行動を起こすのは、上司よりも職場の仕事に慣れており、自信がある部下に多いです。
自信があるため、
・自分の意見を強く押し通そうとしたり、
・職場のルールを無視して行動したり、
・挨拶をしても無視したり、
・仕事ができない同僚に強く当たり散らしたり、
・他部署でトラブルや問題を起こしたり、
など、誰からも行動が抑制できない状態になっています。
職場に居心地が良すぎないか、今一度確認しよう
このような部下は上司の存在を甘くみているため、指示を聞こうとしません。
多くの管理職が手を焼くタイプです。
今回は、他部署のクレームを減らすことが目的ですので、一度職場の環境を確認してみましょう。
☑ 職場の居心地が良すぎてはいないか、
☑ 上司が甘すぎないか、(しかるべきときに叱れず、甘やかす)
☑ ほめ過ぎてはいないか、
☑ 周りがチヤホヤしすぎていないか、
甘やかしすぎて、自意識過剰になっている場合もあります。
一度、話しをしてみよう
このような部下は、何か心に問題を抱えていることも考えられます。
何を不満に思っているのか、一度面談して聞いてみましょう。
あなたが憎まれている場合は、その上の上司から面談をするのが良いと思います。
話をさせてみて、一体何を不満に思っているのか、家庭環境はどうなのかを出来る限り聞き役に徹してみましょう。
感情的にならずに叱る
感情的にならずに叱ることは、簡単なようですごく難しいです。
例を出すと、物に当たったり、物を投げつけたりしたときには、その行為に対して注意をしましょう。
感情のおもむくまま激しく怒ったり、上下関係という権力を楯にした理不尽な叱り方をすると、部下の心はやさぐれ、激しく復讐心に燃えるようになります。
感情的になってしまったり、我慢をしすぎて爆発しそうになったときは、一旦席を外しましょう。
もちろん、部下はきちんと注意しないと絶対に直りません。
職場の居心地が悪くなると、他部署と仲良くする
他部署からのクレームが多い部下は、自分の職場の居心地が良いからです。
そのため、職場の居心地が悪くなると、自分の身を守ろうと他の部署の人達と積極的に仲良くなろうとします。
結果的に職場環境は悪化しますが、他部署からのクレームは少なくなります。
上司としては大変ツライですが、耐え時です。
管理職は嫌われよう
管理職は嫌われてなんぼです。
係長・主任とは違い、兄貴的な存在でリーダーシップを発揮する仕事ではありません。
また、部下のほとんどは仕事をしないものだと思って良いです。(もちろん仕事をきちんとする部下もいます。)
・仕事をしない人には注意をし、
・人間関係で問題を起こす部下には面談をしたり、
人間関係を調整しながら、管理職は成果を出す立場にあります。
なので、別に嫌われても良いし、いい人にならなくても良いのです。
1人の人間としては悲しいですが、役割として割り切るしかないと思っています。
top image is People vector created by macrovector – www.freepik.com