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仕事に意欲を持つ係長や主任の、仕事に役立つ記事を執筆しています。
「主任の平均年齢はどれくらいなのか?」、「自分は大体どのポジションにいるか?」という疑問はキャリアを目標とする方であれば、当然気になるところですよね。
「主任であれば、大体は20代~30代かな?」と思い浮かべる方もいるでしょう。
具体的には、以下のイメージにならないでしょうか?
いかがでしょう?もう少し掘り下げていきましょう。
- 「自分は正しく評価されているのだろうか?」
- 「自分のキャリアプランは大丈夫なのか?出世できるのかな?」
- 「同期や同級生は出世しているけど、自分はこのままで大丈夫なのか?」
- 「今後のキャリアが不安・・」
以上のように、主任の平均年齢の疑問を通して、自分自身のキャリアや評価が、世の中の平均としてどうなのか、今後のキャリアプランをきちんと描いていけるのか、という悩みがあるのではないでしょうか。
たしかに、今後、自分自身がどうなっていくかを不安に思う気持ちは、とても良く分かります。
私も同じように日々キャリアに悩み、今後どうしたら良いかを常に考えてきました。
私は「係長」を10年やってきましたが、同僚や後輩がどんどん昇進する姿を見て、とても焦っていたことを思い出します。
そこで、今回は、主任の平均年齢は一体どれくらいなのか、分かりやすく、体験談を交えながら解説していきたいと思います。
ぜひ、あなたの疑問や悩みが解消され、「自分も前向きにキャリアを作っていく!」という気持ちになりましたら、とても嬉しいです!
今後のキャリアプランのために平均年齢を把握し、将来に活かしていただければと思います。
本記事の最後には、係長や課長など、今後のキャリアプランに役立つ記事を掲載していますので、最後まで読んでいただけると幸いに思います。
新しい未来に向かってステップを踏み出していきましょう!
目次
主任の平均年齢と月収
それでは始めに、主任の年齢や待遇面を解説していきましょう。
データで見る主任に昇進する年齢
各種データで見ると、主任に昇進する年齢はどのようになっているか、各データを見ていきましょう。
- リクナビNEXT 2023年 昇進・昇格に関する調査 36.8歳
- マイナビ転職 2023年 転職希望者調査 37.9歳
- 帝国データバンク 2023年 新卒採用・中途採用に関する調査 38.7歳
- 厚生労働省 令和3年 賃金構造基本統計調査 41.7歳~42.2歳
- 日本経済団体連合会 2022年 企業活力調査 40.5歳~43歳
以上がデータで見る主任の年齢です。
主任は、36歳~43歳の範囲で昇進していると言えそうです。
以下の記事では、30代主任の成功に必要な習慣とリーダーシップを解説しています。
「今後、主任として成功したい!」という方は、ぜひご覧ください。
私の経験で見る主任に昇進する年齢
私が経験してきた感覚値としては、主任は26~29歳くらいで昇進することが多いです。
仕事ができる優秀な方は、おおよそ26~27歳で主任になります。
さらに早い人では、20代前半で主任になりますが、感覚値ではそれほど多くないように思います。
組織に入り、仕事ぶりが認められる4年~7年の経過後に「主任」という肩書を得られるイメージがあります。
通常、係長・主任になる年齢は、個々の能力や仕事の実績で異なるものですが、能力問わず、一定の年齢になると横並びに昇進していくこともあります。
いわゆる「年功序列」という形です。
現代は、人事評価制度を採用する企業が増えてきていますので、主任に昇進しない方もいます。年功序列制度は少なくなっていると思われます。
また、係長や課長代理、課長補佐などの役職を置かず、主任から一気に管理職である課長や次長に昇進する組織もあります。
または、本部と支店を異動を繰り返していく中で、支店の主任が本部の課長代理や部長代理に昇格し、その後、支店の課長や次長に昇進していく場合もあります。
個人の能力と組織評価は比例しない
組織が大きければ主任になるのが遅く、組織が小さければ主任になるのが早いと思われがちですが、実際はそうとも言い切れません。
優秀な方は主任、係長とポジションを上げていく人もいますし、そうでない人もいます。
逆に、非常に優秀な方でも組織で評価されず、ポジションがなかなか上がらない人もいます。
本人の能力だけでなく、組織の評価基準や評価制度なども影響するため、組織の都合で昇進のタイミングは変わります。
まとめると、昇進は個人の能力の高さと、組織の評価は比例せず、組織の都合によることを覚えておきましょう。
日本では人口減少による人材不足が進んでいますので、今後は間違いなく実力主義になっていくでしょう。
人事評価基準がある組織は、正しい選択をとっていると思います。今後は評価基準が無いと、組織の業績が低迷していくと考えています。
そう考えた場合、自分が所属する組織で昇格が見込めない場合は転職してキャリアアップし、年収を上げていく方法も考えられます。
私が実際に転職活動をして分かったことは、これまでの実績やスキルの部分が大きいと思います。さらにポジションを上げていきたい、年収を上げていきたいと考えたときに、転職先でどのような価値を提供できるのかを考えると良いと思います。
係長・主任の平均月収
厚生労働省の平成 30 年賃金構造基本統計調査の概況によると、係長・主任の平均月収は、男性で40万、女性で35万円となっています。(統計では係長の表示となっていますが、係長・主任を同一ポジションと見ています。)
年収で表すと、ボーナス無しでも男性で480万円、女性で420万円になります。
企業規模100人以上となっていますので、ある程度の組織の大きさが無いと、給料を維持確保することが難しいことも覚えておきましょう。
地域にもよりますが、企業規模が100人に満たない場合は、平均月収10万円は低く、年収でも100万円以上低いと思われます。
統計から言えることは、「100人以上の企業や法人で主任を目指した方が、年収は上がっていく」と考えられます。
なぜ主任が必要なのか?
次に、なぜ組織には主任が必要なのか考えていきましょう。
業務の分担による組織の効率化のため
組織が大きくなるにつれて、業務量も複雑化しますので、チーム内に主任を置く必要性が出てきます。
主任は、上司と部下の間に位置し、業務の分担や指示、指導を行うことで、組織全体の効率化を図る目的があります。
特に、主任に求められる「リーダーシップ」は、組織からの期待がありますので覚えておきましょう。
人材育成のため
主任は、部下の指導や育成を担当します。
部下の仕事のスキルアップをサポートすることで、組織全体の生産性向上に貢献します。
人材育成のスキルは、係長、課長代理、課長とキャリアを上げていく中でも必要なスキルです。
課長などのマネジメント層になっても必要となりますので、今から意識して部下の指導・育成スキルを磨いておくと良いと思います。
モチベーション向上のため
主任は、部下の目標設定やキャリアなどのサポートを行います。
部下の成長を実感できる環境を作ることで、モチベーションの向上に貢献します。
以上の理由に加えて、主任は以下のような役割も果たします。
- チームの意思決定の迅速化で、組織全体のパフォーマンスを向上
- チームのコミュニケーションの円滑化で、連携を強化する
- 意見交換を活性化することによる、イノベーションの促進
- リスク管理を強化することで、組織の損失を防ぐことができる
- コンプライアンスの遵守によって、組織の信頼性を高めることができる
- 働き方改革を実施することで、従業員の満足度を向上することができる
主任は組織運営において様々な役割を果たしており、組織にとって必要不可欠な存在です。
チーフ、副主任、定年後の主任について
それでは最後に、チーフや副主任など、主任に関連する役職について解説していきましょう。
「チーフ(主任)」という正式な役職ではないものもある
主任を英語で言うと「チーフ(Chief) 」です。
チーフは、名刺に乗る正式役職の場合もあれば、名刺にはのせない「リーダー」としての扱いにする場合もあります。
飲食店.comの飲食店の役職にはどんなものがある? 適切な人員配置で営業効率アップを目指そう によると、
中規模の飲食店では、店長>副店長>チーフ>スタッフ
というように役職をチーフを配置しています。
役割としては、
一般的には、店長・副店長に次ぐ役職で、現場をまとめる役割を担います。ホールとキッチン、それぞれに配置するケースが多いでしょう。ホールのチーフであれば、接客が行き届いているかや料理やドリンクが届いているかなど現場がスムーズにまわっているかをみながら、自分も業務をこなす能力を求められます。
キッチンスタッフは、一定のクオリティとスピードで料理を提供できるように現場をまとめるのが仕事です。どちらのチーフも、現場の問題点を洗い出したり、改善方法を提案したりする姿勢が求められるでしょう。
また、私の経験では、金融機関の窓口職員の中でリーダー社員のことを「チーフ」と呼んでいました。
チーフの場合も主任と同様の年齢層が多く、20代後半から30才くらいまでのベテラン職員です。
主任であっても、チーフであっても「仕事の主熟度が高いリーダー的な役職」の共通点があるようです。
具体的には、
- チーフマネージャー
- チーフエンジニア
- チーフオフィサー
- チーフプロデューサー
- チーフディレクター
- チーフアドバイザー
- チーフインストラクター
- チーフコーディネーター
- チーフスペシャリスト
- チーフアナリスト
以上の場合、チーフ=主任ではなく、課長以上や財務や技術部門の責任者クラスまで幅広い使い方をされています。
定年後に「主任」や「副主任」という役職がつく場合もある
副主任は、保育士や看護師、介護施設などに多く採用されている役職です。
社会福祉法人 シルヴァーウイングのリーダーの育成の仕組みづくりによると、
副主任の役割の定義が、以下のとおり整理されています。
💡 副主任は所属する部門の中心的存在として、一般的業務の全てを遂行で
きる能力を持ち、担当する部門の中で日々の業務を滞りなく円滑に進め
る。
業務運営にあたり主任を補佐し、必要に応じて主任の業務を代行する。
副主任は、一般業務に習熟しており、全て実行できる能力を持ちながら、主任の補佐もできるという役職です。
また、行政関係では、課長、課長代理、課長補佐など、管理職としてバリバリ働いている人が定年を向かえ、再雇用されると「主任」や「副主任」という肩書がつく場合があります。
再雇用された方にとっては、何も役職が無いよりは、「主任」や「副主任」などの役職をつけた方が、専門職としてモチベーションを維持して働いてもらえるという意味もあるのです。
20代の若い年齢の社員を昇進させる「副主任」もあれば、再雇用での「副主任」もあるのです。
業界や組織の考え方で、考え方が異なることが分かります。
一方で、どちらにも共通するのは、主任という役職によってモチベーションを維持するということです。
主任の体験談
私は管理職の経験を通じ、職場や取引先で「主任」と付き合ってきました。
中でも一流の主任は、学生時代に学問を積み上げ、組織で一流の学習を通じ、仕事も付き合いも一流です。
主任とはいえ、経営者になれるほどの実力を持っています。組織の中では「主任」ですが、外から見れば実力者です。
次長や課長に昇進すれば、チームを動かしたり、意思決定や判断できることも多くなる(裁量が増えるとも言います)んだろうなと思って見ていました。
ビジネスで付き合う上では、主任という肩書を意識することはありません。あくまで個人としてどうなのか、という要素が大きいと思います。
一流の彼らから学ぶことは、非常に大きいと思います。
まとめ
では、最後に項目でまとめていきましょう。
- 主任の年齢は、データで見ると36歳~43歳の範囲となる
- 経験則で言うと、主任に昇格する年齢は、平均的には26歳~29歳であり、優秀な人は26歳~27歳、さらに優秀な人は20代前半で昇格する
- 個人の能力と組織評価は比例しないため、昇進タイミングは組織の都合で変わる
- 昇進の見込みが無ければ、転職でキャリアアップする方法もある(転職先でどんな価値提供ができるかをイメージする)
- 主任は、組織にとって必要であり、業務効率化や人材育成、モチベーションの向上の役割を持つ
- 主任を英語にするとチーフであるが、名刺に載せないリーダー職や、課長以上の責任者クラス、定年退職後の副主任という役職も存在するため、一概に主任=チーフとは言い切れない
以上でまとめさせていただきます。
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この記事を書いた人
「生き方」×「働き方」を学び未来を切り開くwebメディア「イキルメディア」の運営者。金融機関や企業の経営企画マネージャーを経て、起業。webメディア運営や出版などを通じてキャリアアドバイスをするなど、事業に邁進しています。
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