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働き盛りの男性に向けて、男性サイドの視点で仕事や生活に役立つ記事を書いています。
サラリーマンをやっていると、いつも悩まされるのが「会社に行きたくない・・・」という、ふつふつと湧き上がるような感情です。
恥ずかしながら、これは20代の新入社員として働き始めた若手の頃だけでなく、30代、40代になっても同じように思っています。
この感情は、とくに月曜日に強くなりますよね。
今回は、「会社に行きたくない、職場に行きたくない!」という気持ちを何とかできないか、緩和する方法や根本的な解決方法はないものか、経験や体験してきたことを踏まえて、まとめて行きたいと思います。
では、行ってみましょう。
まず初めに現状把握すること。会社に行きたくない理由を考えてみる編
それでは初めに、会社に行きたくない原因を探っていきましょう。
【1】モチベーションが上がらないから
会社に行きたくないのは、モチベーションの低下が考えられます。
例えば、自分の居場所がない、上司から怒られてばかりいる、同僚やお局からイジメを受けている、仕事の内容に対する面白さがなくなることや、上司や同僚との関係が悪化している、仕事で評価されない、左遷されたなど、仕事に対する意欲がなくなっているんです。
私の場合は、人員削減の中で増え続ける新規事業を大量に持たされ、長時間労働を続ける中、ゴールデンウィーク明けに突然気力が落ち込み、燃え尽き症候群になっています。
この辺は、以下の記事でまとめています。
ただ、燃え尽き症候群になるまでは、「会社に行ったらあれしよう、これしよう」と仕事に意欲を持って働いていました。もちろん、「月曜日に会社に行きたくない・・」なんてことは微塵も思いませんでした。
出勤時の考え方に「変革」を起こそう編
次に、出勤時の考え方に変革(チェンジ)を起こしていきましょう。
【2】会社に行きたいと思っている人は、ごく一部の人しかいない
「会社に行きたい!明日は何をしよう!」と、イキイキと楽しく仕事をしている人は、サラリーマンのうちのごく一部の人しかいません。
それは、一体どういう人なのかというと、外部・内部ともに認められていて、超優秀であり、誰もが認める実績を持ち、将来性があることです。
低く見積もっても、将来が見えているので、がんばった分だけ返ってくると分かっている人は、モチベーションが高い傾向があります。
その一方で、会社に行きたくない人は私を含めて山ほどいます。あなたの上司も部下も、取引先の人も同じです。
そう考えると、多くの人は「みんな一緒」の状態になりますので、心のどこかで安心感を得られるハズ。
【3】月曜日~火曜日を乗り越えれば、1週間、1ヶ月、1年はあっという間に終わる
毎週のように訪れる、憂鬱な月曜日と気だるい火曜日を何とか乗り切れば、いつか休みになり、そのサイクルを繰り返していれば、GWや夏季休暇などの大型連休がきます。
その後、平日のサイクルを繰り返しているうちに正月休みがきて、大きい1年のサイクルが終了します。
そのサイクルの大元は、月曜日と火曜日です。
考え方として、この2日間を耐えたら、後はサイクルを繰り返すだけです。
【4】無心になる
無心の行動は、ストレスを感じません。
会社に行きたくない状態は、会社を意識しているからこそ、苦痛に感じるのです。
少し中級レベル以上の考え方になりますが、出勤する際や仕事をする際は、会社に行くことや仕事をすることに対し、意識せずに無心で行動をとることです。
無心=ストレスを感じない。になります。
【5】「しょうがないなあ。行ってやるか」とつぶやく
職場に行きたくないときは、「しょうがないなあ。行ってやるか。」とつぶやいてみましょう。
何に対してしょうがないのかは、人それぞれ。
・家族のため
・上司、同僚、部下のため
・自分のため
など理由は色々あると思います。
人がいるところで言ってしまうと後々面倒なので、玄関で1人つぶやくようにします。
「仕事行きたくないけど、まあ。しょがないなあ。行ってやるかー」と誰かのために働くということにしておくと、なんだか苦痛が和らぐような気がしますよ。
【6】出勤時は、ゲーム、ネット、音楽で意識を紛らわす
会社に行きたくないと駄々をこね続けても、やがてその時間は訪れるので、そのイヤな気持ちを気を紛らわすことをオススメします。
出勤時は、スマホのゲーム、ネット、音楽を聴いてみましょう。意識を紛らわすことができれば、こっちの物です。
頭は何かに夢中にさせておき、足は毎日の繰り返しなので、無意識に会社に向かいます。
「いつの間にか、会社についていた!」というのが、いいですね。
会社に着いたらあとは1日が勝手に流れ、やがて終わります。その繰り返し。
【7】他人と比較しない
優秀な人は、出世競争の中にいると「常に自分と人との比較」という視点にいってしまいがちです。
仕事ができる人で、会社から正当な評価を得ていない人もいます。それは、評価する人の問題もあれば、当人に問題があるかもしれません。単なる勘違いやタイミングの悪さもあります。
出世は、最終的に人間の感情とタイミングで決まることがほとんどです。ここも大事。
優秀で仕事が出来るベテラン社員が「会社に行きたくない」と思ったときは、他人と自分の比較という視点を外すことをオススメします。
他人との競争は、精神的に消耗するだけです。これは私の経験上もそう言い切れます。
では、どうすればいいかと言うと、他人との競争ではなく比較対象を自分にします。
でも、自分は1人ですよね。
そこで、過去の自分と今の自分を比較し、「どれだけ過去の自分よりも、今の自分が成長したかを」比較します。
この考え方を取り入れることで、最終的には職場に行きたくない気持ちを抑えることができます。
【8】職場や会社に行きたくない自分を「責めない」
マジメな人によくある話ですが、自分のだらしなさや不真面目さを責める傾向があります。
会社に行きたくない、職場に行きたくない・・という気持ちがあるのなら、それはごく普通の感情です。自分を責めずに、自分の気持ちに正直になりましょう。
会社に行きたくない感情は、素直に認めるのです。
自分を責め続けると、うつ病になります。ここ注意。
【9】自分はいつでも会社を辞められるし、選択肢もあると思いこむ
嫌でも会社を辞められない・・自分が我慢するしかない・・。
こんな状況は、ますます会社に行きたくない気持ちを増幅します。
私は転職先を探して数年経過しましたが、地方にはあまりにも転職先がなさ過ぎてあきらめています。
選択肢がない状況は、一番人間を精神的に縛り付け、ストレスの元凶となるのです。
そんなときは、
・通勤カバンに退職届けを持参し「自分はいつでも辞められるんだ」と思い込む。
・選択肢は一杯あると思い込む。
私の具体的なやり方としては、10以上の転職サイトに登録しました。
転職サイトへの登録の後は、履歴書や職務経歴書も定期的に見直しましょう。
【10】気分を変えて、通勤の道のりを変えてみる
通勤方法は、徒歩、電車、バス、自家用車など様々かと思いますが、例えば普段歩く道を少し変えてみたり、自家用車で普段と違う道を通ってみるのも良い方法です。
自分の視覚に入る情報をマンネリ化させないことで、新しい発見ができることもあります。
新しい発見をすることで、脳に刺激が与えられ、多少なりとも気分が良くなることもあるものです。
会社での行動編
会社での行動を変えることで、会社に行きたくない、仕事したくない気持ちに変化をおこしましょう。
【11】振替休日や代休があれば、月曜日は思い切って休んでみよう
職業上、土日は家族と予定があっても、なかなか休めない職業の方もいますよね。で、そのまま月曜日を迎えるという嫌なパターン。
そんなときは、振替休日なり代休があれば休みましょう。
月曜日を乗り越えれば、後は1週間を過ごすのが楽になるはずです。
【12】会社に1番で出社し、勝手に自己満足感を得る
会社に早く行くと、来客も電話もならないので仕事がはかどります。
それを月曜日にあえてやってみると、「俺、誰よりも仕事してんじゃない?」「がんばってる感あるんじゃね?」とポジティブな勘違いを起こします。
仕事がはかどる上、自己満足感を得られます。 「俺もやればできる!」と思いこみましょう。
会社に行きたくない・・と考える人の多くは、仕事に自信がない人とも言えます。
何でもいいので、自信が身に着くことをやってみましょう。ただし、会社に早くから出入りできればの話しですが。
私は、最速で朝5時に出社して仕事をしていたことがあります。(今は眠いのでちょっと無理・・)
【13】月曜日から、いきなりがんばらない
月曜日からがんばっちゃうのは、サラリーマンとしては長続きしません。
トップマネジメントや管理は、従業員は月曜日の朝からフル稼働して欲しいと思っています。
でも、サラリーマンは無理。自分で仕事のコントロールがきかない立場にあるからです。
1日8時間を越えて、10時間でも12時間でも働けるのは、組織的に認められた有能な幹部候補や、将来が約束された管理職だけです。
管理職は、自分で意志決定できる裁量や権限を持つので、精神的に束縛されない自由を持っています。
いきなり月曜日からがんばってしまうと、金曜日まで持ちません。フルスロットルではなく、少しづつアクセルを踏んで行くようにしましょう。
【14】月曜日は残業しない
月曜日は残業しないようにしましょう。
前項と同じで、サラリーマンはこれから1週間をどうやって乗り切るかが重要なので、月曜日からフルスロットルで仕事をすると金曜日まで持ちません。
特に1週間のうちで、一番憂鬱なのは月曜日なので、がんばらないことが大事。
月曜日は残業をしないで、定時で帰りましょう。
【15】仲の良い同僚とムダ話しをする
年が近い、話が合う、気が合う、というような仲が良い同僚がいれば、適当な時間を見つけてダベったりするのも気が晴れます。
仕事したくない、会社に行きたくないという気持ちは、複数の理由が交差している場合が多いです。
その1つとして、会社に居場所がないことも理由にあります。
そんなときは、くだらない冗談や会話を交えて少しの時間でも良いので、リラックスする時間を作りましょう。
憂鬱な気分が、スーッと晴れていきますよ。
【16】出社してしまえば、あとは時間が勝手に流れてくれるのを待つ
これも大事な考え方です。
どんなに職場に行きたくないと思っていても、出勤してしまえば後は勝手に時間が流れてくれます。
なので、気持ち的に嫌々だったとしても、時間は流れるものです。
年齢を重ねれば重ねるほど代謝が落ち、人生上の残された時間(割合)が減少するので、体感として時間が早く過ぎるようになります。
【17】簡単なルーティンだけやってみる
仕事だけに限らず、簡単なルーティンだけをやってみるのも効果があります。
何かの軽作業や、書類作成、書類整理、清掃、机の片づけなど簡単な作業をすることで、スタートアップをしてみましょう。
大事なのは仕事のリズムを作り、リズムに乗ることです。その初歩を作るのが、「簡単な仕事をとりあえずやってみる」ことです。
【18】元気で明るい人、パワーのある人に会う
私の経験からも、元気で明るく、パワーに溢れている人とコミュニケーションしているとこちらも元気になります。
本当不思議ですが、元気は持っている人からもらうことで、自分も元気になり、相手に元気を与えられるようになります。
月曜日はちょっとキツイので、水曜日以降にパワーの溢れる人に会いましょう。
私の場合、社外のサラリーマン以外で元気をもらえる人が多いです。
【19】家族の存在が理性になる
家族の存在は、ときに大事な支えになります。
私は月曜日になると、仕事をしている最中にプロジェクトも新規事業も難しい仕事も全部投げ出して、上司の言うことも全く耳にいれず、退職願いを出して、会社を辞めてしまいたい衝動に駆られます。
でも、まだ家族の存在という理性が働き、引き留めてくれています。
【20】仕事が終わった後に楽しみを用意しておく
どんなに会社に行きたくない!と思っていても、その後に楽しみを用意しておくと、イヤなことも乗り切れるもの。
仕事が終わった後に、欲しかった物を買いに行くとか、友人と食事をする、家族との食事を楽しむなど、自分なりに仕事が終わった後に楽しみを設定しておきましょう。
楽しみの考え方は、不思議と1日がスムーズに乗り切れる魔法のスパイスです。
【21】職場でもない、家庭でもない「第3の居場所」を持とう!
私はブログを第3の居場所にして書き続けています。
会社に行きたくなくてどうしようもないときは、家庭でもない、職場でもない自分の居場所をもう1つ作りましょう。
その居場所が1人でできることか、何かのサークルに入ってコミュニケーションをとって楽しむのかは、人それぞれです。
その時間を1週間に1時間でも作ることです。
私のように内向的な部分がある人は、日記やブログやDIYなど自分1人で黙々と楽しめるものが良いですね。
人との会話やコミュニケーションを楽しめる人は、何かのサークルや団体で活動するのも良いと思います。
生活上でのポイント編
最後に生活上でのポイントを説明していきましょう。
【22】身だしなみをよくすると、気分も良くなる
「会社に行きたくない・・」と思ったとき、普段の生活でもチェックポイントがあります。
なんだか憂鬱なときや気分が乗らないときに、おススメするのが身だしなみを整えるということ、具体的には
・髪を切る。
・オシャレをする。
・古びた衣類は捨てる。
・新しいワイシャツや衣類を身に着ける。
・ヨレヨレの下着は捨てる。定期的にまとめ買いする。
お手入れが行き届いていない、髪、顔、服装は自分を萎えさせるもの。なんだか、憂鬱でたまらないときは、身だしなみに気を使ってみましょう。
【23】憂鬱感や気持ちの沈みが2週間以上続くなら「うつ」を疑おう!
これは私の経験談を含めての話しですが、憂鬱感や気分がずっと沈んでいる状態が、2週間以上続く場合は、うつ病を疑いましょう。
私は早期でうつを発見、すぐにメンタルクリニックに行き、薬を処方してもらい回復しましたが、「何かおかしい」というのは自分で気付きにくいものです。
急に泣き始めてしまったり、ご飯が食べられなくなったり、不眠状態が続くようであれば、うつ病を疑いましょう。
私の場合は家族から「お父さん何かおかしいよ!」と言われて、初めて自分がうつになっていることを知りました。
早目の処置は身を救うのです。
【24】「脱社畜の働き方」を見る
「脱社畜」の言葉を生み出した、日野瑛太郎さんの著書です。
私もこの本を読んで、「本当に自分にとっての働き方って何だろう?」と考えさせられました。
【25】「未来の働き方を考えよう」の書籍レビュー・書評・内容など
ブロガーで有名な「ちきりん」さんの著書です。改めて「働き方」を考えさせられた書籍です。
まとめ
会社員である以上、20代~40代と年齢を重ねても同じように「会社に行きたくない」、「職場に行きたくない」と思う時があるものです。
今回お話ししたことは、
- 自分自身のマインドを変える方法として、出勤時の考え方を変える
- 会社での行動面を変えてみる
- 生活面での行動を変えてみる
以上についてまとめてきました。
それでも、”なかなか憂鬱さが消えない “、” 職場を変えたい” という人に向けて、以下の記事を書いています。
▼40代男性の転職は厳しい?その理由や転職を成功させるポイントを解説
私の、長年の転職活動から学び、失敗し続けた中で何とか転職を成功させたコツやポイントをまとめています。
ぜひ、” あなたの将来が輝ける” 、そんな記事をお届けできればと思います。
この記事を書いた人
「生き方」×「働き方」を学び未来を切り開くwebメディア「イキルメディア」の運営者。金融機関や企業の経営企画マネージャーを経て、起業。webメディア運営や出版などを通じてキャリアアドバイスをするなど、事業に邁進しています。