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中間管理職の男性視点で、仕事に役立つ記事を書いています。
「自分は課長に向いていない・・」と諦めていませんか?
私は課長を経験する中で、課長は「才能」で決まるものでは無く、「経験と継続して学習すること」で成長できると考えるようになりました。
一般的に、課長に向いている人は、
- コミュニケーション能力が高く、
- 話が上手で人を引き付ける能力があり、
- 上司にも部下にも愛される能力があり、
- 人格的に優れ、
- 頭脳明晰である
といった、生まれ持った才能や才覚が無ければ、課長として能力が発揮できないと思うような理想があると思います。しかも、抽象的な概念が多くて再現性が無いですよね。
そんな中で、世の中を見渡すと決して理想的な課長は多くありません。むしろ希少な存在です。
ということは、逆に言えば、課長のマネジメントスキルは「才能じゃなくて、後天的に身に付けることが可能では?」と考えるようになりました。
ですので、「課長は自分には無理だ」や「自分はリーダーシップがないから無理だ」など、やる前から諦めていたり、尻込みしなくても大丈夫です。経験を積み、課長に必要なスキルを学習していけば、マネジメントスキルは必ず身に付きます。
今回は、マネジメントスキルを経験と継続的な学習で伸ばす方法をまとめていきたいと思います。
ではいってみましょう!
目次
課長を演じる能力を身につけよう
リーダーシップが無い人間でもできるようになった
大前提として、私はグイグイと人を引っ張っていくようなタイプではありません。
学生時代でも、リーダーの役職なんてまっぴらごめんな人間です。PTAや部活動の保護者会長なども絶対やりたくない人です。
ところが、課長としての仕事はできていると思っています。
なぜ上手くやっているかと言うと、「周囲が求めるような課長を演じている」 からです。
(※ もちろん演じるだけではなく、責任にきちんと向き合うということも大事です)
とはいえ、リーダーシップについては、独自に学習しています。
以下の記事では、管理職としてのリーダーシップを身につける方法を詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
後天的に役割を演じる力を身に付けよう
そんな私は「よし、じゃあ皆これやるぞ!」というような発言は、プライベートでは絶対に言いませんし、できません。
ところが、職場に行けばできるように振る舞うようにしています。
口に出してみて、実際に行動を起こしてみることで、結果的にリーダーシップになります。
「役割を演じる」ことで、リーダーシップが無い人でも課長が出来るようになるのです。
ということは、後天的にマネジメントスキルを身に付けることができます。
リーダーシップを後天的に身に付けるために「判断力」を磨こう
リーダーシップは、「俺についてこい!」的な才能ではありません。
後天的に判断力を身に付けて、素早く判断すればリーダーシップがあると思われるようになります。
ちなみに、課長になったばかりの時は、自分の中にノウハウが蓄積されていませんので、優柔不断になってしまい、なかなか決断できないことが多いと思います。
改めてロジックを整理すると、
- 課長の経験という事例が、自分の中にノウハウとして積み重なる
- 判断材料が多くなり、判断の引き出しが増える
- 引き出しを使って、素早く判断できるようになる
- 判断が早くなれば、「優柔不断で決められない課長」から「リーダーシップがある課長」と認められる
リーダーシップは、後からでも十分身に付けられます。
ロジカルシンキングは「順序立てて整理することを繰り返す」
ロジカルシンキングという言葉は、何か難しそうに聞こえますよね。
「論理的に考える」というのは分かると思います。
別の言い方をすれば、頭の中で順序立てて整理し、ムダの無いようにゴールに向かっていくイメージです。
頭の中でできることに越したことはありませんが、私はできなかったので、文字として書き、何度も行動して繰り返すことで、最終的に体を動かさなくても頭の中でイメージ化できるようになります。
話しが上手で無くても、コミュニケーション力は高められる
私は「話す」よりも、「書いて伝えること」が得意な人間です。
説明は得意ですが、話すことが得意かというと決してそうでもありません。
一方で、コミュニケーション力は高いと思っています。
GLOBIS CAREER NOTE様によると、コミュニケーション能力を構成する要素は4点あると書かれています。
言語に関する能力は「正確に伝え、正確に受け取る」うえで重要であり、非言語に関する能力は「信頼関係を築いていく」ことが重要です。
苦手もしくは不足を感じるスキルから優先的に鍛えていき、結果的にすべてのスキルがバランスの良い状態になっていることが理想です。
(出展:GLOBIS CARRER NOTE – コミュニケーション能力とは?高い人の特徴と鍛えるべき4つのスキル)
相手のことを考えずに、ただひたすら自分のことを一方的に話すだけなら誰にでもできますし、コミュニケーション力が高いとは言えません。
相手の話しを聞き、自分の話もし、言語や非言語含めて、双方向でコミュニケーションが成立することが「コミュニケーション力」です。
以下の記事では、管理職としてのコミュニケーション能力を身につける方法を詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。
部下には愛されなくても良い
部下には好かれようとしない方が良い
課長のマネジメントスキルを伸ばすために、「部下に愛されるべきか」という最大のテーマがあります。
これは、私の経験とロジックで言うと、「部下には愛されなくても良い」です。
例えば、
☑ 部下に愛されようとして、愛想よく振る舞う
→ 課長をナメてきますので、仕事をしなくなったり、自分勝手に行動する部下が出てきます。
☑ 愛情は持って良い
→ 部下の力を最大限に引き出すために、仕事を教え、間違った行動には注意し、時には厳しく接することもありますが、愛情をもって育てるスタンスはOK
部下に愛される必要は無く、愛情をもって成長を見守りながら、育成していくということが大事です。
意図して嫌われる必要はありませんが、好かれようとしなくても良いと覚えておきましょう。
結局、人間の好き嫌いはどこにでもありますから。
課長の役割は、チームの力を使って計画を達成すること
課長は、部下に好かれることを目的にするのではなく、自分に与えられた計画(ミッション)を達成することが最大の目的です。
自分のミッションを達成する過程で、部下の強化・育成があり、コミュニケーションがあり、マネジメントがあります。
その結果、チームの成果が上がり、生産性が向上し、給料や賞与などの待遇に反映されていきます。
待遇が上がって、喜ばない人はいません。
課長の役割や目的に立ち返ることも大事です。
頭脳明晰で無くても課長はできる
私は頭脳明晰ではありませんし、学力もありません。
でも、課長ができますし、マネジメントスキルもあると思っています。
頭脳明晰に越したことはありませんが、知識が無ければその都度学べば良いのです。
学び方は、人に聞く(部下、同僚、上司、専門家)、本を読むことで学習ができます。
与えられた課題に対し、その都度学習していくことで、課長のスキルが向上していきます。
以上、「課長のマネジメントスキルは才能ではなく経験と学習で伸ばせる」でした。
ではまた^^
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