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中間管理職の男性視点で、仕事に役立つ記事を書いています。
転職でいきなり管理職は、難しいでしょうか?
私の経験では、決して不可能では無いと思っています。
今回は、転職前後の働き方や覚えておきたいことを整理し、転職先でも管理職として働くための、キャリアを維持・継続するポイントを解説していきましょう。
目次
キャリア維持のためにやること、覚えておくこと
同職位、同額給料はリスクが低い
今までは管理職ではなく、転職先で「いきなり管理職になる」ことは、転職先の期待値が高い分リスクを伴うものです。
なぜなら、役職もアップすれば、給料もアップすることが多いからです。
転職先の本音としては、「給料や役職も上げてやっているんだから、しっかり成果を出して欲しい!」というプレッシャーがかかります。
ですので、転職の際は、いきなり管理職であっても良いですが、
- 転職前「課長」→ 転職後「課長」
- 転職前「部長」→ 転職後「部長」
以上のように、同職位で転職した方が大きなプレッシャーは抑えられ、リスクは低減できます。
とはいえ、同職位であっても、いきなり管理職で採用されることは機会としては多くありません。
ぜひ、多少のプレッシャーがあっても、大きく活躍してほしいと思います。
異業種、同職種は「強み」がスライド活用できる
経済市場の良し悪しは、業界で異なります。
どれだけ企業が頑張っても、市場が衰退し続けていれば、売上・収益は伸びません。
いきなり管理職として転職をするためには、自分自身がやってきたことを強みとして活用し、成長する業界に身を移すことで成功確率が高まります。
タイトルにもあるように、異業種(異なる業界)で、同職種(今まで長年やってきた仕事:例えば営業など)を目指していきましょう。
同じ業界の場合、他の企業に移るだけですので、スキルや知識はそのまま使えますが、業界の枠やルールで年収が決まってしまいます。
業界をスライドすることで、新しい業界の知識や経験を積めますので、将来的にそのスキルを転用して、さらに条件の良い転職につなげられる可能性が高まります。
「人生の可能性が拡大し続ける」とも言えます。
以下の記事では、異業種への転職について詳しく書いています。ぜひご覧いただければ幸いです。
前向きに仕事に取り組み、マネジメントスキルを磨いておく
いきなり管理職で転職するためには、現職で前向きに仕事に取組むことをオススメします。
前向きな仕事の姿勢は、必ずスキルが後からついてくるものです。
特にいきなり管理職で転職する場合は、マネジメントスキルは必須です。
以下、マネジメントスキルの大事なチェックポイントを項目として挙げておきましょう。
☑ 良好な人間関係を構築するための、コミュニケーションスキルを身につける
☑ 部下が話しやすい、相談しやすい、意見しやすいチームを作ることを意識しておく
☑ チームで協力し、業務を分担しながら目標に向かっていけるスキル
☑ 怒りのコントロール(アンガーマネジメント)を身につけておく
☑ マイクロマネジメントでは無く、部下を支援する意識を持つ
マネジメントは、ヒト、モノ、カネ、情報であり、最も大事なことは「ヒト」です。
現職では、しっかりとマネジメントスキルを身に付けておきましょう。
以下の記事では、管理職としてのコミュニケーション能力を身につける方法を詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。
現職の実績を整理し、文章で説明できるようにしておく
いきなり管理職で転職するためには、現職の実績を整理し、文章や口頭で説明できるようにしておくことが大事です。
文書化を実践し続けるためには、普段から仕事に対するメモをとる習慣が大事です。
メモは職務経歴書に反映し、定期的にバージョンアップすることが良い方法です。
ただし、嘘や大げさな表現は、転職後にいつかボロがでますので、数字を交えながら、事実を拾い上げて文章化していきましょう。
転職先の企業研究は念入りにしよう
私の経験では、転職活動10年で50社以上に書類送付と面談を実施してきましたが、転職すること自体に目標を立てていたために、企業研究が不足していたと思います。
企業研究が不足しているままに、いきなり管理職で上手く転職し、キャリアの維持ができたとしても、ギャップや現実に苦しむ場合があります。
以下、チェックポイントです。
☑ 年間休日日数は、100日前後ではないか
→ 休日が少ないため、ワークライフバランスが崩れます。現職で同等の休日であれば問題ありませんが、少なくなる場合は健康状態が悪化しますので注意です。
☑ 年収アップだけで判断しない
→ 残業が多い、拘束時間が長くないかを確認しましょう。労働時間が長くなる分、実質的に賃金が変わらない場合もあります。
☑ 口コミが無い会社は辞めた方が無難
→ 口コミがあれば会社の雰囲気を把握することができますが、何もない会社はリスクが高いと思った方が良いです。情報が少ない分、チャレンジングな転職になります。
☑ その他のチェックポイント
その他、できる限り情報を収集したいポイントです。
社員の離職率、平均年齢、平均勤続年数、評価制度の有無、有休のとりやすさ、労働組合の有無、教育制度(研修制度)の有無、社外活動はあるか(懇親の場やレクリエーション活動など)
出来る限りリスクを低減し、管理職としての転職が成功に近づけるように、企業研究をしていきましょう。
以下のサイトでは、企業研究シートがダウンロードできますので、ぜひ参考にしてみてください。
▼ 転職活動に役立つ!企業研究のやり方【シートダウンロード付き】
キャリアの維持は、自分自身を磨き続けることが大事
管理職としての転職を成功させ、キャリアを維持し続けるためには、「自分自身を磨き続ける」ことです。
転職市場では、「入社したいと思えるように企業が努力すること」と、「採用したいと思えるように、求職者が自分自身を磨き続ける」ことで、マッチング率が高まります。
分かりやすいところで言うと、資格や学位(大学、大学院)の取得があります。
ただし、時間の確保やお金の問題もありますので、別の方法で学ぶこともできます。
例えば、研修会、講習会、講演会、セミナー、勉強会など、日本全国で様々なオンライン研修が行われていますので、ぜひ活用していきましょう。
大事なことは、学習を通して自分を磨き続けることです。
当サイトの著書でも、「転職でいきなり管理職した方法」を詳しく解説していますので、時間がある際に見ておくと良いと思います。
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この記事を書いた人
「生き方」×「働き方」を学び未来を切り開くwebメディア「イキルメディア」の運営者。金融機関や企業の経営企画マネージャーを経て、起業。webメディア運営や出版などを通じてキャリアアドバイスをするなど、事業に邁進しています。
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