会社員の傍ら、Webライター活動をしているひじき(執筆者情報/@hijiki306)です。
主に働く女性のためになる記事を執筆しています。
フルタイムで働く主婦は、仕事と家庭を両立しながら猛スピードでタスクをこなしているかと思います。毎日本当にお疲れ様です。
キャリアアップをしながら家事・育児を一緒におこなうのは体力・精神的にもキツいですよね。
本記事では、フルタイムで働くことがキツいと感じている主婦へ向けて、仕事と家事のストレスを吹き飛ばす対処法6つを紹介します。
最後まで読めば時間に追われる毎日から脱出できるポイントが見つかるので、ぜひ参考にしてください。
目次
主婦がフルタイムをしている割合は約60%
厚生労働省が発表している「令和2年版 厚生労働白書」によると、共働き世帯は全体の66.2%となっています。
【引用元:令和2年版厚生労働白書―令和時代の社会保障と働き方を考える-】
そのうち、妻がフルタイムで働く家庭は57.7%です。10人に約6人はフルタイムで仕事をしている計算になります。
では、約6割の主婦はなぜフルタイムを選んでいるのでしょうか。
主な働く理由は以下の通りです。
- 生活費や教育費などの家計を支えるため
- 将来のための貯蓄や投資をするため
- 自分のキャリアアップやスキルを磨くため
- 共働きが当然といった社会的な風潮があるため
主婦がフルタイムで働く理由はそれぞれですが、一番は経済的な理由が大きい傾向にあります。
共働き世帯の半分以上にあたる主婦はフルタイムで自分のキャリアを形成し、家庭と両立しながら全力を尽くしています。
主婦のフルタイムがキツいと感じる理由3選
こちらでは、フルタイムで働く主婦が「仕事がキツい」と感じる理由を3つ紹介します。
- 仕事で疲れきって家事が回らない
- 家事・育児負担が大きい
- シンプルに考えることが多い
キツイ・辛いと感じる理由がわかると対策がとれるので、ぜひ参考にしてください。
① 仕事で疲れて家事が回らない
家事、仕事、育児をすべて完璧にやろうと思うと、1日24時間じゃ足りませんよね。
8時間勤務を終え、猛スピードで帰宅して子どものお迎えや夕飯作りからのお風呂はドッと疲れます。
仕事・家事・育児で使う脳は別物です。とくに子育ては自分の思い通りにいかず、イレギュラーが多発するため余計ストレスを感じるでしょう。
仕事で疲れ果てて帰宅しても、家事が待っている。しかし疲れた状態で家事をこなすと効率が悪くスムーズにいかなくてイライラ。結果、そのイライラを引きずったまま家事をおこなうためキツく感じてしまうのです。
② 家事・育児負担が大きい
フルタイムで働いているのに家事・育児負担が大きいと「仕事も家のことも全部私ばかりでしんどい……」と感じます。
国立社会保障・人口問題研究所が2022年に調査したアンケートでは「夫婦の家事分担」は妻80.6%、夫19.4%といった結果になりました。
【引用元:国立社会保障・人口問題研究所|妻の家事時間と夫婦の家事分担度を元に、当サイトでグラフ作成】
お風呂掃除や夕飯を作るほかに、ゴミ袋をセットする、冷蔵庫の常備品を揃える、献立を考えるなどの「見えない家事」のほとんどを妻が担当しているため、常に気を配っている状態でフルタイムの仕事をするから疲れるのです。
家事分担すると決めていても、結局妻のほうに負担が偏りがちですよね。
仕事のストレスと家事量が重なると「フルタイムで働くのがキツい」と感じます。
③ 考えることが多い
主婦は家庭と仕事を両立するため、頭のなかは考え事で一杯です。ボーッとする暇なんてないし、ゆっくり休まる時間もないほどやることリストに追われます。
ざっくり挙げるだけでも、主婦は以下の悩みやタスクがあります。
- 学校行事の有休の調整
- 子どもの学校の持ち物
- 仕事の人間関係
- 家族の健康問題
- 残っている家事の把握
- 年末年始の帰省予定
家族が健康で快適に過ごすためには、妻が先立って行動し家庭を回さないといけませんよね。
時間に余裕がない状態で家事や育児に追われると、イライラして家の雰囲気が悪くなり「フルタイムはしんどい」と感じるでしょう。
主婦のフルタイムはキツい!を解決する方法5選
こちらでは、筆者がフルタイムをしながら家事・育児を両立するコツやポイントをお伝えします。
- 時短勤務を考える
- やらない家事を決める
- パートナーとの家事分担を徹底する
- 朝の15分で夕飯の作り置きをする
- 一人時間を大切にする
うまく取りいれたら仕事と家庭の両立がちょっとだけ楽になるはず!ぜひ実践してみてください。
① 時短勤務を考える
フルタイムが限界と感じているなら、思い切って時短勤務にシフトすることをおすすめします。
時短勤務は思っている以上に心の余裕ができ、余裕がなくなりイライラする頻度が減りますよ。
実際に筆者は第二子妊娠を機に、就業時間を変更しました。
(以前)8時30分~17時のフルタイム ↓ (現在)9時~16時の時短勤務 |
時短勤務にする前は「みんなはフルで頑張っているのに自分だけいいのかな……。申し訳ない。しかも給与が減るしどうしよう」といった気持ちが大きかったです。
しかし、いざ時短へ変更すると子どもの朝の支度に余裕ができて夕方の帰宅ラッシュに巻き込まれず、通勤時のストレスがなくなりました。
フルタイムの際は外食やテイクアウトが多く、食費がかさんでいました。時短勤務にすると体力と時間にゆとりができたので自炊が増えて外食が減り、栄養バランスを考えた献立を作ることに成功したのです。
時間が増えると心の余裕ができるので、フルタイムで毎日ヘトヘトな主婦の方は時短勤務を考えてみましょう。
以下の記事では、自分時間の作り方を解説しています。ぜひご覧ください。
② やらない家事を決める
完璧主義を捨ててやらない家事を決めます。
「掃除は毎日かけないと嫌だ」
「洗濯物はため込みたくない」
「トイレがちょっとでも汚れていたらストレス」
その気持ち、すごくよくわかります。
しかしフルタイムですでに頑張っているのに家事も完璧にしようとするとキャパオーバーになり潰れてしまいます。「私はこんなに頑張っているのに!」と夫へ八つ当たりし、家庭の雰囲気が悪くなるでしょう。
筆者も以前まで、ゴミは絶対その日に捨てないと許せないタイプでした。子どもが2人になってからはゴミ出しができないくらい時間に追われ、忘れてしまう回数が増えたのです。
ゴミ出しすらできない自分を責めて嫌になっていましたが「ゴミを捨てないだけで家族の健康を害したり、命を奪われたりすることはない」と割り切り、家事の完璧主義を辞めました。
やることを決めるよりやらないことを決めたほうが精神的に楽になるので、ぜひ試してみてください。
③ パートナーとの家事分担を徹底する
パートナーとの家事分担を徹底します。
毎日やらないといけない家事、週に1~2回ペースの家事を洗いだして分担していきます。
ここで注意してほしい点は4つです。
- やんわりと役割を決めない
- 得意分野を担当する
- 休日は必ずやる
- 感謝を伝える
パートナーがゴミ出し担当なら、絶対にそのタスクだけはやってもらうことです。やんわりと決めると自然とやらなくなってしまい「気づいたら私が全部やってない……?」といった事態に陥り喧嘩が勃発するでしょう。
それぞれの役割をはっきりさせて家事分担できると、フルタイムでもクタクタにならず慌ただしい日々を乗り切れます。
④ 朝の15分で夕飯の作り置きをする
出勤前の15分で夕飯の作り置きをすると、帰宅後がだいぶ楽になります。
朝で夕飯作りを3割終わらせて、夕方の自分へ余裕をプレゼントしてあげましょう。
作り置きまでいかなくても、野菜を切っておいたりお米を予約炊飯したりでOK。起きてすぐ冷蔵庫の中身を確認して献立を考えるのもいいですよ。
仕事から帰ってきて「献立どうしようかな」「野菜切るのは面倒だなぁ……。洗い物も増やしたくないし」と考えるだけでため息が出ますよね。
朝の5分、10分だけでも食事の下準備をしておくと帰ってきてから楽になるので、余裕があるときに取りいれてみてください。
⑤ 一人時間を大切にする
仕事・家事・育児を頑張っている主婦だからこそ、一人時間を大切にしましょう。毎日時間に追われる日々のなかで、自分を労りリフレッシュできる時間を確保してください。
とはいえ、帰ってきて夕飯や子ども達のお風呂を終えていざ一人時間!といっても、クタクタで体力と気力がなくなり「もういいや……」となってしまいますよね。
一人時間を確保するのは夕方以降ではなく、朝かお昼にとりましょう。体が疲れていない状態でまったり過ごすと充実感に満ちた時間を過ごせますよ。
以下の記事では、仕事と家庭を両立させるコツを解説しています。
主婦でフルタイムが限界と感じたら転職を考えてみよう
フルタイムがキツすぎるなら、転職も視野に入れましょう。通勤時間を減らせるリモートワークや時短勤務を導入している会社を選び、職場ストレスを解消します。
ママの機嫌が悪いと家庭の雰囲気も悪くなり、居心地の悪い家になってしまいます。そうならないために、今の環境を変えるのも一つの手です。
キツすぎる仕事を続けると心身の健康を害する可能性があり、時間に追われ家族とのコミュニケーションが不足してしまいます。
ワークライフバランスを実現したいなら、あなたに合った求人を検索してみるのもよいです。
しかし、主婦の転職はハードルが高いためエージェントなどの専門家に相談して二人三脚で活動するのがおすすめです。
まずは自分の適性を知り、スキルや経験、キャリアプランなどを整理しましょう。あなたに合った職種や仕事内容が見つかるはずです。
登録は無料なので利用してみる価値はありますよ!
以下の記事もお勧めします。ぜひ、ご覧ください。
まとめ
主婦のフルタイムは仕事・家事・育児を両立しないといけないため、時間に追われ余裕がなくなってしまいます。
どうしてもフルタイムがキツいなら時短勤務を検討したりやらない家事を決めたり、パートナーと家事分担について話し合って乗り越えていく必要があります。
それでも両立が厳しいならワークライフバランスがとれる企業へ転職を考えるのもよいです。
エージェントを活用すると、今まで知り得なかったあなたの適性ややりたい職種が見つかるはずです。まずは無料登録して、相談してみるのもよいでしょう。
お勧めは、リクナビNEXTです。
本記事を参考に、仕事と家庭を両立できるコツを見つけ“フルタイムがツライ”を脱出して充実した毎日を過ごせますように。
この記事を書いた人
沖縄生まれ沖縄育ち。会社員×webライター×二児ママ。本業では企業の経理・総務・食品加工の業務経験あり。在宅ワークに興味を持ち、第二子育休を機に副業でwebライターを開始。ワーママの視点から、働く女性のためになる情報を発信中。目標は副業が本業収入を上回ること!