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中間管理職の男性視点で、仕事に役立つ記事を書いています。
課長に昇進しても、仕事が順風満帆ということはありません。
仕事をすればするだけ壁が立ちはだかり、課題や難題が表れ、解決を迫られます。
その課題や難題を克服し、壁を乗り越えなければなりません。
知恵を絞り、実行に移し、乗り越える。
課長は、大変な日々と思います。
私もそうでしたが、心が折れそうな時も、辛くて苦しくて辞めてしまいそうになったことも、本当に沢山ありました。
そんな私の経験から学んだ「壁を乗り越える方法」をまとめていきたいと思います。
それではいってみましょう!
目次
どんなにつらくても2年は踏ん張ってみる
人は誰しも困難や課題が出てくると、尻込みし、逃げ出したくなります。
それは私も同じで、新任の課長の時、辛いことや嫌なことがあると逃げ出してしまいたい自分がいました。
ただ、どんなにつらくても2年は踏ん張ってみてください。
踏ん張った先には、ズタズタに引き裂かれるような失敗もあるかもしれません。
上手く成功するかもしれません。
どちらとしても、その経験はあなたの血肉となり、将来に渡り有効利用することができるのです。
ここで逃げたら、今後同じ壁にぶち当たり、また逃げることを繰り返すのです。
もし、2年踏ん張ってもダメな場合は、一旦立ち止まって考え、転職など別の方向性も視野に入れてみましょう。
健康が害されて、働けなくなってしまったら元も子もありませんから。
壁から一旦逃げて、いつか乗り越えることもできる
たとえ課長であっても、自分の能力や、組織全体のパワーを使っても乗り越えられない壁は必ず出てきます。
どうしてもダメなら、壁から一旦逃げてもOKです。
その壁は今は解決できなくても、時間の経過で解決することもありますし、自分の能力やタイミングで解決できることもあります。
その壁は、きちんと記録し覚えておくと良いでしょう。
逃げるのではなく、一旦のところ戦陣を引くという感覚です。
今は解決できなくても、未来に向かって種をまき、解決する方法もあるのです。
仕事は慣れるものであり、課長にも慣れる時がくる
新任の課長の頃は、いくつも現れる課題や困難と、仕事の山と格闘しなければなりません。
部下と上手くコミュニケーションをとれないことから、動かすこともできず、自らの仕事もたまっていくばかり。
残業をこなしてもこなしても仕事は減らず、積み上がっていく毎日ではないでしょうか。
私もそうだったように、新任の課長ってそんなものです。
そんな弱い自分を客観視するほど、
☑ 自分は課長に向いていない・・
☑ 自分はマネージャーとして失格だ・・
☑ ついに自分は課長になって無能化(ピーターの法則)してしまった・・
と自分をついつい責めてしまいがち。
でも、働き始めた頃を思い出してみてください。最初は誰だって仕事ってうまくいきませんよね。
ということは、課長になったからと言って、すぐにマネジメントできるわけではありません。
仕事がいつか慣れるように、課長にもいつかは慣れるのです。
自分を責めず、毎日やるべきことをコツコツ進めていきましょう。
そうすれば、壁を乗り越えられるくらいのスキルや能力はやがて身に付きますから。
以下の記事では、管理職としてのコミュニケーション能力を身につける方法を詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。
リーダーシップよりもマネジメントの方が実はカンタン
私は、リーダー職としての「係長」、リーダー職とマネジメント職の間の「課長代理」、マネジメント職の「課長」を経験してきて思うことがあります。
それは、リーダーシップを発揮するよりも、マネジメントの方がカンタンです。
リーダーシップは、公式的な役職がない場合は、人間的魅力で人を引き付け、人を動かさなければなりません。
一方で、課長は公式な権限がありますので、正式に人を動かすことが出来きます。
これは自分の人生の中でも、衝撃的だったことを覚えています。
マネジメントは、年度計画を立て、目標を設定し、月次で数値を把握・管理し、部下を強化育成し、動かすという「テクニカルな部分」が多いです。
だから、マネジメントは後から学習できます。
改めて自分の仕事人生を振り返ってみても、係長時代が最も苦労しています。
ですので、実は課長の壁の1つである「マネジメント」は、実際のところきちんと体形的に学習すればできるようになるということです。
以上から、課長の壁の1つであるマネジメントは、乗り越えられるものなのです。
以下の記事では、管理職としてのリーダーシップを身につける方法を詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。
自分一人では全て解決できない。周囲を上手に頼ろう
課長になると、1人の力では到底解決できない難題や課題にぶつかります。
自分でできないことは、部署内のメンバーに聞くと解決できるアイディアを持っているものです。
部署内で解決できない場合は、上司、役員などの経営者層に相談しましょう。
同時並行で私がオススメするのは、専門家に相談することです。
法律であれば弁護士、会計や財務であれば公認会計士、税務であれば税理士、労働関係であれば社会保険労務士などです。
専門家とのつながりを作っておくことで、外部との連携とマネジメントを上手く回し、解決できることが多くなるでしょう。
その過程の中で、自分自身の中にも知識や事例が積み重なっていきますので、次に同じような問題が発生した時は、素早く的確に解決することができます。
もう1つは、今自分の前に立ちはだかる困難は、他の誰かがすでに超えている壁だったりします。
過去の事例でもよくあります。
ぜひ、1つ1つコツコツやっていきましょう。
危機的状態を脱するために大事なこと
難題が今すぐに解決すべきことであり、組織としても危機的な状態にあるときには、今すぐにでも自分の仕事を投げ出して解決にあたりましょう。
例えば、訴訟がらみの問題などがありますよね。
訴訟問題は長引くほど、コストも労力もかかりますので、早期に解決すべき壁の1つです。
危機的状態を脱するためには、
☑ 仕事を全部投げ出し部下に任せ、問題解決に当たる
☑ 早期に解決するためには、全力で問題解決に当たる
☑ 社員の末端から上層部まで情報を全て共有し、相手につけこまれるスキを作らない
☑ 相手サイドに謝罪すべき点は、誠意を持って謝罪する
以上で、壁の1つである組織の危機的状態を早期に解決していきましょう。
以上、『課長の能力を引き上げる「壁の乗り越え方」6選』でした。
ではまた^^
課長・管理職の役割や仕事術をまとめたページを作りました!
部下や上司との人間関係、問題やトラブル、課題、新規事業、人材不足による長時間労働など、多岐にわたる問題にお役立ていただければ幸いです。
(※この記事も掲載しております。)
▼課長が壁を乗り越えるための手法が学べる書籍です!
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