管理職になることの34のメリット・デメリットを説明するよ

管理職 メリット デメリット

私が管理職を経験して分かった、メリットデメリットをまとめていきます。

これから管理職を目指す方や、管理職とはどんな生き物なのかを分かりやすくお伝えできればと思います。

ただし、一言で「管理職」と言っても、実際には企業文化や組織体制によって異なる部分が多くあります。

「管理職の良い面、悪い面のイメージ」という視点で見ていただければと思います。

では、まとめていきましょう。

目次

管理職のメリット

メリット 良い面 管理職

始めにメリットから説明していきます。

【1】経営層の考えや方針を学べる

管理職になると、経営層に自分が近づくことになります。

会議に出席すれば、その考え方や方針を直接学ぶことができます。

もちろんプレッシャーもありますが、その分、経営手法を勉強できます。

「経営を学びたいという欲求」を持っていると、情報が宝のように感じられます。

【2】何もせずとも情報が増える

管理職という立場は、そのポジションにいるだけで情報が増えます。

管理職になる前は、自分で情報を取りにいかないと手に入りません。

機密情報であれば、なおさらです。

管理職は、自分で積極的にコミュニケーションをとらなくても、「必要な情報や知識が集まってくる立場」ということが分かりました。

【3】数字に強くなる

管理職になると、数字や経理に強くなります。

部署の数字だけでなく、組織全体の業績や動向、月次残高試算表、決算書(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書、自己資本比率)などを目にする機会が、かなり多くなります。

私は頭の中で暗算したり、数字の記憶に非常に苦手意識を持っていましたが、管理職になって数字に強くなってきました。

【4】会議の答弁が上手になる

管理職になると、内部会議、外部会議、取締役会などで、説明の機会が多くなります。

説明すると次々と質問を浴びせられ、回答を求められますので答弁が上手になります。

「言葉の伝え方や、論理的で分かりやすい説明」も強化できるようになります。

【5】精神的に太く、強くなる

管理職になると、精神的に強くなります。

その理由として、

・パンク寸前でも、関係なく仕事が次々と増えること

・部下を統率しなければならないこと

・やっかみや妬みに対し、毅然して立ち向かわなければならないこと

・何が何でも、仕事を推し進めなければならないこと

ナヨッとした弱い感覚では、精神手的にも肉体的にも押しつぶされてしまうのです。

管理職になると、あらゆる面で強くなります。

【6】多少のことでは動じなくなる

私の経験では、幹部の上司から理不尽に怒られても動じなくなりましたし、部下を叱ったときに露骨に反抗的な態度を取られても動じません。

性格にもよると思いますが、細かいことをイチイチ気にしている暇はないのです。

叱っても叱られても、あっけらかんとしていると、相手も気にしなくなります。

トラブルや問題が起きても、多少のことで動じなくなるのは、度量がつくとも言えるでしょう。

【7】自分で方針を立てて前に進むことができる

方針を立てる 前に進む

管理職は自分で部署の方針を打ち立てて、前に進むことができます。

「自分の腕で食っていきたい」という人には、最高のごちそうです。

自分が部署の進むべき道を作り、そのレールの上をメンバーが走っていきます。

方針は細かくなくても良いので、「5つの方針」や「10の方針」など立て、部下に説明すると、部下が道に迷うことはなくなります。

組織を運営する上で、方針はとても大事なことです。

【8】自分で仕事の判断ができる

管理職は自分で仕事の判断ができます。

・自分がそう思うのなら進めば良いし、

・自分が違うと思うなら、立ち止まって辞めれば良い。

管理職は裁量を持っているので、社内の方針に沿っていれば決断しても良いのです。

「自分で決められる」というのが管理職の面白いところです。

【9】良い意味で上司から放置される

管理職になるまでは、自分で判断させてもらえず、あれこれ指示を受ける立場にありました。

ただ、今は良い意味で放置してもらえます。

それだけ「自分の責任の下判断しろよ。俺はしらないぞ。」ということとも言えます。

仕事が初めての場合は、とても苦労すると思いますが、慣れてきたら面白いと思います。

【10】抑圧のストレスはなくなる

管理職になると、上司から抑圧(ガマンをしいられたり、行動を管理される)のストレスからは解放されます。

もちろん部署の業績管理のストレスや、部下とのストレスは増加しますが、誰かから細かく行動を管理されたりということはなくなります。

【11】自分で仕事の仕組みを変えられる

仕事の仕組みを変えられることも、管理職のメリットの1つです。

管理職になる前までは上司に提案し、理解してもらった上で、ようやく動きだしていました。

でも、管理職になると自分ですぐに変えることができます。

もちろん部下の意見を聞くことも大事です。

管理職は、自分で事業の仕組みづくりや改善にすぐに着手できる醍醐味(だいごみ)があります。

管理職は非常に面白い立場です。

【12】自分の言葉や行動が「影響力」を持つようになる

管理職は、自分の放つ言葉や行動が、そのまま影響力を持つようになります。

ただ、これは一長一短です。

自分でネガティブな気持ちになると、すぐに伝染します。

ポジティブ発言をすれば、部下は安心し、組織は良い方向に向かいます。

できるだけ自分の思考をポジティブな状態にしておくと、職場の雰囲気も良くなります。

管理職になると「影響力を持つ」ことを学びました。

【13】仕事に「やりがい」を感じるようになる

管理職になると、仕事が「受け身の状態」から「自分のこととしてとらえられる」ようになります。

自分自身の環境の変化によって、モノの見方が変わり、考え方が変わるからです。

管理職になると、仕事へのやりがいを持つようになります。

【14】部下の成長に喜びを感じられるようになる

部下の成長 喜び

管理職になると、元気のなかった部下や、仕事に意欲のない部下が元気になり、仕事に前向きに取り組むようになる姿を見ると、喜びを感じるようになります。

部下が苦戦していた仕事をこなせるようになり、モチベーションや自信につながったときも同じで嬉しくなります。

部下の成長は、管理職の喜びにつながるでしょう。

【15】仕事に対してポジティブになる

管理職になると、仕事に対してポジティブになります。

管理職になる前までは、仕事が嫌で嫌で仕方なかったのですが、今は面白味を感じるようになりました。

仕事に対して、前向きになれるのもメリットです。

【16】マネジメントが勉強できる

マネジメントを、肌感覚で勉強できることもメリットの1つです。

人、モノ、お金などの資本や資産を最大限に使い、マネジメントを経験できることは最高に面白いことです。

【17】「管理職という経験そのもの」を体験し、学ぶことができる

管理職という経験は、実際に自分で体験しなければ、血肉となって経験値となりません。

何事もやってみなければ、分からないことも多いのです。

それは管理職でも同じです。

お金(給料)をもらいつつ、経験そのものを踏むことができると思えば、自分にとってのメリットそのものです。

【18】対外的な信頼度が高くなる

「課長です」と「係長です」という、肩書1つで対外的な信頼度はかなり違います。

ただ一方で、肩書に自分が負ける(飲まれる)と地位を失いたくないという恐怖心が生まれると思います。

自分の成長を止めたら、そこが恐怖心の始まりです。

恐怖心は、優秀な部下を蹴落とすことにもつながるでしょう。

ただ、あくまでも肩書は仕事の手段であり、組織の役割でしかありません。

会社の自分とプライベートの自分は、決してイコールではないことを肝に命じましょう。

そのためには、プライベートの自分も大事にし、総合的に楽しんでいくと良い人生が送れると思っています。

【19】質の良い人と関わり合いを持つことができる

管理職になると、関わり合いを持つ人が変化してきます。

別会社で同じ肩書の人や、経営者とも近い関係を作ることができます。

人を見る目も養われるでしょう。

反対に、相手も自分を見る目が変わります。

私はポジティブに受け止めて、色々な人と関わり合いや繋がりを持つと良いと思っています。

【20】転職案件が増える

転職 案件 増える

管理職になるとマネジメント経験が評価され、転職案件が増えます。

私はいくつかの転職サイトに登録していますが、DODAでは紹介案件が約3~4倍ほど増加しています。

もちろん職務経歴書の更新もしていますし、電話相談もしています。

ただし、経済や社会動向(人不足など)も増加の背景にありますし、働き盛りの年齢(30代)というニーズがあってこそです。

その背景を踏まえてですが、「マネジメント経験は転職には有利に働く」と感じます。

まずは、気軽にキャリア診断から始めてみましょう。

以下の記事でレビューしています。

参考  DODAでキャリア診断して自分の強み、弱み、適職を把握してみた!

以外に自分の強みが分かると思います。

管理職のデメリット

管理職 デメリット 悪い面

管理職は、良い面だけではありません。

辛いこと、大変なことももちろんあります。むしろ沢山あります。

デメリットをまとめていきます。

【21】時間のコントロールができなくなる

管理職になると、時間のコントロールが難しくなります。

仕事は常にフルタイムで精一杯の状態です。

私は常に毎日、全速力で仕事をしています。

電話やメール、打ち合わせ、会議、部下の相談や会話もあり、仕事に集中する時間がとれなくなります。

【22】確実に長時間労働になる

管理職は、確実に長時間労働になります。

世の中が長時間労働を撲滅する動きとなっているので、生産性を維持するには管理職が仕事をするしかありません。

部下を早く帰らせつつ、並行して仕事の効率化を考えなければならない難しい時代になりました。

私は管理職になってから、ほとんど休みらしい休みをとっていません。

休みがあっても、1日寝ています。

管理職は長時間労働になりやすいです。

【23】早く帰っても法律上は問題はないが、部下のモチベーションが下がる

課長は「管理監督者」です。

管理監督者の定義では、昼休みという概念がないので、出退勤の自由があります。

出退勤の自由とは、「いつ来ても、いつ帰っても良い」ということです。

ただ、それを課長がやってしまうと部下が不満を持ち、モチベーションが下がります。

部署に余裕がある場合は可能かもしれませんが、現実的には難しいと思います。

【24】部下から嫌われることの方が多くなる

「上に立つ」ことは、多かれ少なかれ嫌われるようになっています。

私もできるだけ人に嫌われず、ケンカをしないように生きてきましたが、管理職にもなると、嫌われることの方が多くなります。

嫌われないようにすれば、部下は働かなくなりますし、業績も下がります。

それは困りますよね。

嫌われることは、「管理職という立場がそうさせる」ので、あまり気にしないようにしましょう。

むしろ、意識的に気にしないようにしなければ、精神的にやっていけません。

【25】孤独になり、寂しさを感じる

昇進すればするほど、孤独になると言われていますが、私の実体験でも孤独や寂しさを感じるようになりました。

管理職とはいえ、1人の人間です。

家族や趣味やサークルなど、会社員の顔とは別にプライベートを充実していかないと、やっていけなくなります。

【26】仕事に前向きになるとすぐにパンクする

仕事 前向き パンク

管理職になると、仕事にポジティブになることは良い面です。

ただ、そのポジティブな気持ちとは裏腹となって仕事が集中し、すぐにパンクします。

それは、現在の事業の範囲のギリギリで人員配置しているために、余裕がないからです。

仕事は常に改善と効率化と生産性の面で目を光らせて、ムダな仕事を止め、時間を生み出す必要があると思っています。

【27】順調な時は良いが、トラブルや問題が起きるとすぐに対処に追われる

順調に仕事が回っているときは良いのですが、一度トラブルや問題が起きてしまうと、管理職が対応に迫られます。

部下に課長代理、課長補佐、係長がいればリスク分散できますが、もしいない場合はすべて自分でやらなければなりません。

いかに安定的に仕事が順調に回るかを考えて、仕事を進めることが重要です。

【28】常に走り続けていないと不安になる

管理職は走り続けていないと不安になります。

それは、部署の人員分の売上を確保しないとペイしないからです。

部下は管理職ではありません。ましてや組織の行く末など考えてもいません。

部下は自分の仕事をやっていれば良いですが、管理職はそうではありません。

部下を走らせ、自分も走り続けることで心の安定になり、給料の安定につながることが分かりました。

【29】ストレスと働き過ぎで体を壊す

管理職はストレスや長時間労働が引き金となり、体を壊すこともあるでしょう。

私も管理職になって、半年でバーンアウト(燃えつき症候群)しています。

以下の記事で詳しくまとめています。

参考  仕事を全力でしすぎてバーンアウトしたので、症状と回復までをまとめる

仕事のオンとオフはしっかりしましょう。

これは声を大きくして伝えたいことです。

また、以下の記事では中間管理職のストレスやイライラを解消するための記事をまとめています。

ストレスに悩んでいる方は、参考になると思います。

参考  中間管理職のストレスや仕事のイライラに対処する17のこと

【30】上層部とケンカすると一気に居場所を失う

管理職になると、組織の都合に合わせた仕事の進め方が求められるようになります。

そういう中で、意見が対立したり上層部に目をつけられると、一気に居場所を失うことが分かりました。

なるべくケンカはしないようにしましょう。

【31】給料は思ったほど増えず残業代も出ない

管理職は残念ながら、給料は思ったほど増えません。

私の場合は、管理職の勉強料を払っていると思っているので、それほど苦にはなりません。

ただし、年中働きながら、給料が増えない私を家族は許さないでしょう。

私も、「どんなに長時間働いても固定給なら、転職して収入アップした方が家族も納得するのでは?」と思うようになってきました。

これは、組織体制にもよりますので、参考までと思います。

【32】家庭や行事に参加できなくなる

長時間労働が引き金となり、家庭での仕事や行事に参加できなくなります。

家庭の中では、大きく不満を持つでしょう。

長時間労働を改善するためには、管理職(自ら)がカギを握ります。

【33】家庭内の全面的なバックアップがないとやっていけない

家族 ごはん

管理職になると、料理をする、皿を洗う、洗濯する、衣類をたたむ、ゴミを捨てる、部屋を掃除するといった家事ができなくなります。

これは、長時間労働によるものです。

家庭内の全面的なバックアップが無いと、管理職としてやっていけないように思います。

【34】管理職に向いていないとストレスを抱える

管理職には向き、不向きがあります。

組織学には「ピーターの法則」というものがあり、人間は能力の限界まで出世しますが、限界を超えると無能化します。

限界の一歩手前のポジションが、一番能力を発揮できるのです。

もし、管理職して機能していない人がいるとすれば、向いていないか、能力の限界を超えていることになります。

以下の記事では、管理職に向いている人、向かない人を一般的な視点と経験でまとめています。

ぜひ参考にしてみてください。

参考  管理職に向いていない人、向いている人を説明するよ

以上、「管理職になることの34のメリット・デメリットを説明するよ」でした。

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けぴお

けぴお

ブロガーイキルメディア・ラボ
新しい【生き方】×【働き方】を探求する「イキルメディア」の運営者。ブログメディアを運営しつつ、㈱KADOKAWA(角川出版)新ウェブメディア「スタディウォーカー」への寄稿や英国Adapt Worldwide社のプロジェクト参画、電子書籍出版など幅広く活動を展開中。ブロガー、ビジネスマン、アーティストで「人生アートに生きる」がモットー。 >>詳しいプロフィールはこちらです
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