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中間管理職の男性視点で、仕事に役立つ記事を書いています。
人事異動の時期になると、課長のモチベーションが揺れ動く時期になります。
望まない異動や、配置転換、遠隔地への異動など、ライフスタイルが変わることにストレスを感じる人も多くいます。
そんな課長のモチベーションを自分自身で維持するためには、どんな方法があるか、実体験を踏まえて解説していきたいと思います。
目次
前提として、昇進すればモチベーションは上がる
そもそもの前提として、昇進すればどんな人でも一瞬モチベーションが上がります。
それは、「組織に認められた」という肯定的な受け止めができるからです。
とはいっても、昇進は自分で出来るものでは無く、第三者の評価によって決まるものです。
自分でコントロールはできないので、セルフモチベーション維持ができません。
昇進後のモチベーションは3年~5年で低下する
実体験として、昇進後のモチベーションは3~5年で低下していきます。
早ければ2年で低下し始めます。
マネジメントで結果を出し続けることができたり、成果が上がり続ければ、モチベーションは維持できます。一方で、漠然と昇進したまま働き続けると確実にモチベーションは下がります。
昇進だけをモチベーションにすると、いつか頭打ちになってしまいます。なぜなら、組織で昇格できる人間は限られているからです。
以上から、課長のセルフモチベーション維持のためには、別の方法が必要になってきます。
モチベーションを維持するための具体的な方法
自分に向いている仕事をするか、受け止め方を変える
自分に向いている仕事ができれば、モチベーションは上がりますが、向いていない仕事をするとモチベーションは下がります。
とはいっても、向いている仕事ができる課長の方が少ないと思います。
そこで、自分に向いていない仕事でモチベーションをするためには、自分で仕事に対する受け止め方を変える必要があります。
識学総研によると、
・「営業をしていると社会の縮図が見える。いつか小説家になったとき生かしたい」と語ってくれました。営業を、小説のネタ探しの場にしていたんですね。
・「どうせやるなら」と自分に投げかけ、どんな変化を生み出すか考えていけば、「自分ごと化」でき「やらされ感」から脱却できます。
自分にとっての「メリット」や、「将来に役立つ何かを得るため」という置き換えをすることで、向いていない仕事でもこなせるようになります。
(出展 :識学総研 – 「給料が上げれば仕事のモチベーションも上がる?」という考えの落とし穴とは? | 識学総研 (shikigaku.jp))
私も同じように、「今やっていることは、独立したときに絶対に役立つ」と思いながら、沢山の仕事にチャレンジしてきました。
そう考えながら仕事をすると、「自分は将来に向かって着実に進んでいる」という感覚がありますので、多少の異動があってもポジティブに受け止められるようになります。
チームの成果を出す
課長のモチベーションを高める方法の1つとして、「チームの成果を出す」ことがあります。
部下1人1人とコミュニケーションをとりながら、個々の力を引き出すマネジメントをしていきましょう。
課長のマネジメントが間違っていなければ、1年、2年と時間が経過するにつれて、チームの成果が上がっていきます。
結果的にチームの成果が上がれば、自分自身の評価にもつながってきますので、モチベーションが上がります。
ただ、1点注意することは、自分の成果にこだわりすぎて、部下の努力や頑張りを認めないことです。
上司から認められない(承認されない)部下は、
- 自分が努力をして成果を出した上に、上司が乗っかっているだけ。
- 上司は結局、何もしていない。
- 自分の実績を上司から奪われた。上司は評価されても、自分は評価されない。
- やるだけ無駄
という思考になってモチベーションが低下し、チーム内にも伝染していきます。
やがて、チームの成果は上がらなくなり、課長についていけない部下は離職していきます。
ぜひ、自分の成果にこだわりすぎて、部下を認めることを忘れないようにしましょう。
異動後は職場に慣れることに徹する
異動後は、職場の雰囲気やルールに慣れることに徹しましょう。
自分の仕事よりも、部下とのコミュニケーションを多めにとり、自分のキャラクターを知ってもらうように取り組みます。
自分の仕事ばかりを行っているとマネジメント不全となりますので、1年を通じて成果が上がらなくなってきます。
前項でお話したとおり、チームの成果は課長のモチベーションにもつながってきますので、異動後の身の振り方には注意しましょう。
以下の記事では、管理職としてのコミュニケーション能力を身につける方法を詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。
自分の「強みを活用」した副業をする
長年生きていると、自分の得意・不得意は大体分かってきます。
そこでオススメなのが、自分の強みを引き出したり、活用できる副業をすることです。
特に、自分の経験を活用することで本業のスキルアップにもなり、知識や経験の幅が広がっていく副業が良いです。
副業に取り組んでいくうちに、「自分の強み=収入を得ることができる」という自信につながっていきます。
副業で本業の年収以上に稼ぐことができたら、本業にキャリアチェンジすることもできます。
「自分に自信をつける」ことが、モチベーションを維持するために重要となってきます。
以下の副業マッチングサイトは、私の副業のきっかけになり、今も活用しています。参考にしてみてください。
また、以下の記事では「副業をしたいけど何から始めたら良いか分からない」、「どんなスキルが必要?」など、様々な疑問にお答えしています。ぜひ、ご覧ください。
多少のストレスは仕方ないと受け止め、ストレス解消法を実践する
異動後のストレスは仕方ないものと受け止めておき、ストレスを解消するための方法を身に付けておくことをオススメします。
具体的には、課長の年齢層は40代~50代まで幅広く、中高年ということを考えると「運動」がオススメです。
ストレッチから始めて、ウォーキング、ランニング、筋トレと徐々に負荷をかけていきましょう。
運動は、ストレスの解消だけでなく、健康や若さの維持にもつながるため、一石三鳥の方法です。
この記事を書いた人

「生き方」×「働き方」を学び未来を切り開くwebメディア「イキルメディア」の運営者。金融機関や企業の経営企画マネージャーを経て、起業。webメディア運営や出版などを通じてキャリアアドバイスをするなど、事業に邁進しています。
課長・管理職の役割や仕事術をまとめたコンテンツ集を作りました!
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